出発前
案の定、出発前日まで忙しかった。一ヶ月以上公休日が無かった上に一日13-14時間勤務。週にしたら90〜100時間。荷造りする暇がないと思っていたが思いがけず、出発三日前に半ドンの日ができた。そのおかげで荷造りをすることができ、出発前の徹夜はなくなった。
前回のポーランド旅行は財布を忘れて家内に関空まで財布を届けてもらう失敗をしたので、今回は財布だけは慎重だった。(笑)
平成23年8月23日(火)
【往路】
関空へ
朝4時起床、朝風呂に入って朝5:45に家を出発。6:10の関空リムジンバスに乗った。朝一番のリムジンバスであるが、補助席を使うほど混んでいた。こんなのは初めて。
フライト遅延
7:10には関空に到着した。空港の掲示板を見ると私たちのフライトは「遅延」と書いてある。9:40のフライトが11:05になっていた。心配したのは、フランクフルトからの接続便である。こういうことはしばしばあるので、一便遅い接続便を選んでいたが、それでも間に合わないかもと思ってルフトハンザにきいたが、1時間の乗り換え時間だから大丈夫とのこと。
1時間? 広い空港を歩いて、しかも途中EUへの入国審査がある。まあ、もたもたしなければ大丈夫だろう。しかし、預けた荷物の積みかえが間に合うかどうか心配だ。そのこともスタッフにきいたら、間に合わなければミュンヘンで一便後の便で届くとのこと。その際、現地のスタッフと掛け合わなくてはならないが、ミュンヘンに日本語スタッフはいるか?ときいたら、多分いないとのことだった。
待ち時間が長いので、ラウンジに入ろうとしたが、ゴールドカードのラウンジは混んでいた。しかも会員でない娘と息子は千円ずつの入場料がかかる。そこでラウンジは諦めた。
待合所で無線LANをしようとしたがワイヤレスゲートでは繋がらなかった。ワイヤレスゲートから接続できる、ホットスポット、BBモバイルポイント、livedoor
Wirelessともに駄目。娘は何故か無線LANに接続できた。関空系の無線LANか?
仕方なく、携帯電話からBluetooth経由の接続でインターネットにアクセスして最後のメールチェックをした。
ルフトハンザ
ルフトハンザは11年ぶりである、機材はA340-600。席はエコノミークラス。不満は3点ある。
まず、前席のシート下のポケットが小さい。ペットボトルを入れることができないほど。パソコン、ペットボトル、ヘッドフォンを入れられない。前席のモニター画面の左にフックがあるので、そこにレジ袋でも掛けて対応しなくてはならない。
次に、ヘッドフォンの端子の窪みが深すぎて、私のボーズのノイズキャンセル・ヘッドフォンのジャックを差し込めなかった。
最後に、電源がないこと。パソコンの稼働時間は約6時間。これでは飛行時間中にバッテリー切れを起こす。ヘッドフォン・ジャックが繋がらないのでパソコンで音楽を聴いていた。
トリプルの迷惑で眠られなかった機内
時差ボケ対策の基本はシベリア上空でグッスリ眠ることである。しかし、隣の席のおばちゃん達がズッと話し続けていたので、眠られなかった。
そのためノイズキャンセル・ヘッドフォンは不可欠だった。しかし、ボーズのこの手のヘッドフォンは安全のため人の声はあまりキャンセルしない設定。音楽なしでの装着だと、おばちゃん方の声をかき消すことができない。飛行中のエンジン音や風切り音などのノイズが大きいので、おばちゃん達の声も大きい。話をするのは構わないが、ズッと話し続けるのは如何なものか。
結局、このオバチャンたちは食後1時間ほど寝ただけで、延々とフランクフルトまで喋り続けていた。これでは眠れない。悪いことに、斜め前の席の女性がブラインドを数センチ開けていた。これが眩しくて眠れない。娘によると、何度もスチュワーデスに注意されても開けたそうだ。
更にある。右前の中学生くらいの女の子がズッと立っていた。落ち着かないのも確かだが、その女の子が立っているので、トイレに行く乗客が彼女を避けて通路を通る。そして、私の肩にぶつかる。三重のことが重なりいよいよ眠られなかった。
時差ボケの対策はフライト中に眠ること。しかし、眠れなかった私は時差ボケに少し苦しめられることになる。
トイレが地下に
昼食が終わってトイレ待ちの人がいないのでトイレに立った。えっ〜トイレがない。思わず飛行機の最後尾までいってしまった。途中、階段があったが、実はこの階段を降りたところにトイレがあったのだ。運悪く、機内サービスのワゴンで席に帰られなくなった。その間、エコノミークラス症候群にならないように運動をしていた。スチュワーデスさんに席に帰るように注意されたが、果たしてトイレの場所の音声案内はあったか? 無かったとしたら注意されるのは不本意である。
フランクフルト到着
フランクフルトへの直行便は1時間以上遅延した。幸いこういうこともあろうかと1便だけ遅い乗り継ぎ便を予約していた。乗り継ぎのボーディングタイムまで1時間あったので何とかなった。途中の売店で売っていたハム・サンドイッチがとても美味しそうだったが、ゆっくりほおばる時間はなかったと娘と息子が残念がっていた。
平成23年8月30日(火)
【帰路】
ストラスブール出発
ストラスブールのホテルを出たのは朝8時過ぎだっただろうか。14:05にフランクフルト空港からの便に乗るのでもたもたできない。ストラスブールからフランクフルト空港は約220
kmもある。
レンタカーのカーナビに従って走ろうとすると、ストラスブールの中心部を突っ切るように指示する。朝のラッシュ時の大渋滞。それはないだろう。ということで、Uターンして遠回りして高速道路を走ることにした。カーナビは恐らく
朝の渋滞のストラスブール市内を東方に縦断 → E52 → E35(Autobahn 5号線)
と指示していたと思う。しかし、私は
A350 → A4 → A35 → 田舎の一般道 → E35(Autobahn 5号線)
というルートを選んだ。E52
に向かう渋滞は、14:05のフライトを控えている私には心配で耐えられなかった。フライトの3時間前にフランクフルト空港のレンタカー・オフィスに車を返却したかったから11:00にはフランクフルト空港に着きたかった。
フランクフルト空港到着
ともかく、高速道路に入ってからは渋滞もなく快調だった。Autobahn
5号線は片側三車線でほぼ直線ばかり。160km/hで巡航した。一度だけだが 200km/h も出してみた。Audi A6
はディーゼルエンジンながら難なく余裕をもって 200km/h に達した。
ガソリンは満タンで返却する約束だったので、アウトバーンで最後の給油をした。フランクフルト空港までに二つガソリンスタンドがあったが、最後の一つが定休日(あり得ないかもしれないが念のため)だったり、見落として通過するかもしれないので、手前のガソリンスタンドで給油した。燃料計が満タンのまま返せるか不安だったが大丈夫だった。
Autobahn
5号線はフランクフルト空港に隣接している。ターミナル番号を間違えないように空港にアクセスして、レンタカーの表示板に従って駐車場に入り、SIXT
の返却場に到着。担当員が車をチェックして伝票をもらうだけだった。到着は11時頃で予定通り。
空港でのチェックイン
関空のように荷物を預けるとろこでチェックインしようとしたら、機械でチェックインしろと言われた。機械も難なくチェックインできた。予約に使ったクレジットカード番号のカードを入れるとスムーズだった。
Frankfurt (FRA) → Osaka (KIX):
Frankfurt 14:05 Osaka, Kansai International 08:10+1 LH740
11時間05分
翌日、8月31日(水) 帰宅8:10頃 定刻にて関空着
ワイン9本非課税
関空リムジンバスにて帰宅
旅行雑感
娘と息子と父
昨夏は娘とルーマニア一周旅行、今春は息子とポーランド旅行。そして、今般は娘と息子と私で旅行をした。
友達にも言われるが、よく娘と息子がついてくるなと。私自身に引き当てても、中学校になったら父や母と旅行したいとは思わなかった。いくら海外といっても、娘と息子に自分たちで行くか、パックツアーに参加したらと
進言した。私の学生時代だったら二つ返事で親をともなわない旅にでただろう。
ただ、一度でも気ままで自由な個人旅行でヨーロッパに行ったら、パックツアーに参加しようとは思わないと思う。また、私自身が海外旅行が好きだから、その楽しさが娘と息子に伝播しているのかも知れない。
まあ、今回がこういう親子旅行の最後だろう。私自身もこの1年で3回もヨーロッパ旅行できて満足だ。今度は何時になるか解らないが妻と旅行がしたい。留守にできない仕事だから何時になるかわからないが。
必須の田舎、そして山か海
次回、ヨーロッパを旅するとなるとどうだろう。モンサンミッシェル(フランス)、モナコ、リヴィエラ(イタリア)、ハンガリー、ミコノス島(ギリシャ)…結構みんな離れている。
それよりも、3回連続でヨーロッパに来たので次はアジアを巡りたい。ヒマラヤかカラコルム山脈のトレッキング、インド、スリランカ、タイ、ミャンマー、チベットに行きたい。
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