ルーマニア写真紀行 3 ドラキュラ城 ブラン城(Castelui Bran)

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シビウからブラン城への道中の風景 交通取締中のパトカー
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良い意味で田舎の哀愁を感じる列車 金色のモスク  
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  土産物屋さんも見えてぼちぼち…
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ブラン城! 駐車場がなくレストランに駐車 変な臭いのする赤ワイン 残した
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酸味のあるルーマニア風ロールキャベツ 駐車レストランからブラン城へ向かう公園
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入口前の土産物屋群 ブラン城の入口
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ブラン城への登り坂 入口
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ドラキュラ城という異名をもつが内部は洒落た普通のお城
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書棚の真ん中に秘密通路(順路) 窓からの風景は何でもないヨーロッパの田舎の風景
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バルコニー バルコニーから見下ろす中庭 尖塔
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バルコニーから見える城は美しい 街道の南方(トルコ方面)からの侵入を監視
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中庭に降りてきた
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土産物屋さんで買いたいものはなかった ビールを飲んで時間つぶし 街道の南側から見上げるブラン城

 

平成22年8月26日(木)

ドラキュラ城へ

 さて、情けないことに長距離をまたブラショフ方面に戻ることになる。なんという無駄。亡母が逝去してから1年8ヶ月はとんでもない忙しさで、ゆっくり緻密に旅行情報を収集して旅程を立てることができなかった。よってこんなミスをおかしてしまった。

果敢な走りの運転手

 それにしても、このガイド兼運転手をして下さるPさんは果敢な運転をする。田舎の見通しの良い道路の100km以上の巡航速度は別段なんの問題もない。特に果敢なのは追い越しである。わずかな直線や見通しの良い左カーブがあると追い抜く。そのような道で時速60km/hの車を抜くのでも大変なのに、時速80km/hで走る車を抜いていくのである。しかも非力な1900ccのターボディーゼルの車で。

 追い越しをかけるタイミングや、追い越しの可否の判断基準は30年前の私と同じなので、安全ではないが大丈夫だろうと思って注意はしなかった。ただ、シートベルトをしていなかった娘には必ずシートベルトをするように注意した。

 そうそう、やんちゃ時代の私ですらしなかった果敢な走りがあった。山岳道路で対向車線まで使ってコーナリングをすることである。あるいは片側二車線道路なら二車線をいっぱいつかってコーナリングする。想定外の高速走行をする対向車が来たり、信じられない速度で後ろから追い上げてくるスポーツカーやスポーツバイクをミラーで確認しそこねていたら危険である。

 年齢は私と同じ50歳前くらいか。ずっとこんな運転を続けてきたのだろうか。そこそこ車好きみたいで、話をしたが自動車の技術用語が通じなくて話ははずまなかった。

ドラキュラ城界隈の駐車場は満車

 ブラショフの山の稜線上のアンテナ塔のようなものが見えてきたころに右折して南下をした。そこからしばらく走り続けてドラキュラ城へ辿り着いた。

 ドラキュラ城はすごい人出で駐車場がない。自分で運転していたら困り果てていただろうけれど、さすが地元運転手。公園の裏のレストラン駐車場へ。ところがここも満車。なんと芝生の上に駐車した。ここの従業員と知り合いでなければできない荒技。

昼食

 ともかく、ここのレストランで昼食をした。私の注文したのはロールキャベツ。日本のロールキャベツと違うところは、塩漬けにしたキャベツで挽肉をくるんでいること。初めは違和感があったが、慣れてくるとそこそこ美味しかった。

 ここの昼食も食中りの原因かもしれないが、娘と私は別の物を食べた。あるいは共通の付け合わせなどがあればそれが原因だったかも知れない。娘はこの夜から、私は翌朝から体調を崩し、下痢、胃痛、発熱、関節痛、頭痛で翌日は終日うごけなかった。娘は嘔吐までした。

ドラキュラ城

 どうしてこんなに人気なのかわからないくらいヨーロッパの田舎の普通の城である。ドラキュラのモデルとなったヴラド・ツェペシュ公の人気とドラキュラ城という異名が奏功しているのだろう。

 ただ、石造りと木造のコラボレーションが面白いし、中庭に面した回廊の雰囲気がとても良い。往時の居城としてデザインの素晴らしさとユニークさは他のヨーロッパの城にはない。フランスやドイツなどの完璧すぎる城に比べれば方向性が違う。

 南方からのオスマントルコなどの侵攻に備え、通行人から3%の通行税を聴取した城、それがドラキュラ城ことブラン城である。

 土産物屋がたくさんあったが、どれも同じようなものを売っていてたいしたことはない。Tシャツもドラキュラではおどろおどろしいし、 ヴラド・ツェペシュ公では土産を受け取った人は何のことかわからない。ドラキュラの鉛筆とかボールペンを探したがそんなものはなかった。結局、友人に出す絵はがきのみ購入した。
 

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