蓮華
植えかえ時期
蓮華は毎年植えかえなくてはならない。
植えかえなしでも咲くことはあるが、花の数が少なくなる。時期的には、3月中旬ころからソメイヨシノの桜が満開になる頃までに植えかえるのが理想である。
植えかえ作業の手順
(1)金魚の救出
(2)水を捨てる
(3)ビニールシートに鉢の土をぶちまける
(4)植え付ける蓮根を切り取り、水に浸けて保存。(日陰が理想)
(5)大きな根を取り除き土を天日に干して乾燥させて消毒する
(6)土をふるいにかけて根を取り除く
(7)土をトロ舟に入れて、有機石灰、肥料を混ぜて鉢に入れる(鉢の6分目くらいまで)
(8)蓮根を置いて、その上から肥料を混入しない赤玉土を15リットルかぶせる
(9)土や肥料を巻き上げない程度の水圧でゆっくり水を満たす
土
荒木田土など粘土質の田土が理想であるそうだ。しかし、入手不可能なので赤玉土(小粒)を70-80%、腐葉土を20-30%混ぜて使っている。腐葉土をたくさん入れるとヘドロ化して悪臭を放つので注意が必要。
今まで土の再利用(連作)によって障害は起こっていないが、近所の農家のアドバイスで次のことをしている。
・しっかり乾燥するまで天日に干して消毒する
・たっぷりと石灰をまいて消毒する
肥料
元肥
連作させる昨年の土100リットルに対して、有機石灰カップ2杯、油粕(魚粉、骨粉、米糠入り)を大粒7〜10個と粉末をカップ
2杯、硫酸カリをひと握り。それらを元肥とする。
連作による微量要素不足に関しては、有機石灰(牡蛎の殻)や油粕(魚粉、骨粉、米糠入り)にも入っていると思うので神経質にはなっていない。
追肥
直径7mmほどの10-10-10-1の化成肥料を5〜7粒、大粒の油粕(魚粉、骨粉、米糠入り)を1個。6/1、7/1、8/1 に追肥。
上記肥料を水底の土の植えに沈めるだけ。この程度でも金魚は死なない。
水に浮く油粕は水質を悪化させるので用いない。
その他
ボウフラ駆除のため金魚かメダカを入れるが、メダカは翌年の植えかえの時に目立たないので救出できにくい。よって、筆者は赤い和金(ヒブナ)を放す。金魚は植え込みをしてから1ヶ月くらいしてから放さないと死んでしまう。
植え込み後の水の入れ換えであるが、神経質になる必要はない。水が腐らない程度に水を入れればよいと思う。活動期は週に1度くらい。秋冬は月に1〜2度くらいで問題はない。量も減った分を足して、少しあふれさせる程度。
睡蓮