インド四大仏跡を巡る旅

〜 ラージギルからブッダガヤへの道中 〜


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ラージギル近くの採掘場 子供がたくさんいた
ハンマーでバラスを作る地味な作業 採掘場の女の子
村の若者 採掘場近くの村にて
キノコ型に採掘した石(仕事量を誇示する目的?) 村にて
のどかな風景 道中に象がいた
陰馬蔵は陰馬象かと思った(大きく、また収納できる) 日本人に取り囲まれて興奮気味のインド象か
どこでも子供達はニコニコ手を振ってくれた 学校
採掘の山の麓には豊かな田園 数kmから十数kmごとに街があり商店がある
カラフルなカーテン屋さん 草原でトイレ休憩中 (笑)
牛と乾期の川

(C)2005 Eisai Ishibushi ALL RIGHTS RESERVED
DATA: Nikon D70 ,  AF-S DX Zoom Nikkor ED 12〜24mm F4G(IF),
AF-S DX Zoom Nikkor ED 18〜70mmF3.5-4.5G(IF) , Ai AF Zoom Nikkor ED 80〜200mm F2.8D
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【旅行記】

●2/18(金) つづき

大きな迂回を余儀なくされる

 霊鷲山にあるラジギールからブッダガヤまでは直線距離で60〜70kmだろうか。良い道(比較的)があるそうだが、一ヶ所だけ、バスが橋を通れないところがあり迂回することとなる。橋が落ちそうだという説と、大型車が通れないだけだという説の二説があったが真相はわからない。

 迂回路は地道だった。デコボコも多く、それぞれ深い。市街地?では道も狭く、クネクネしている。平均時速は10kmだったかも知れない。

田舎の採石場の風景

 お陰でインドの田舎風景を満喫できた。霊鷲山からすぐの山間に面した村々ではバラスを生産していた。なんと、機械ではなく手作業である。延々と続くはげ山があり、そこには今にも崩れそうな大石が無数にある。そういった石を、手作業で割って砕いてバラスにする。ここの石は硬くてなかなか割れないそうである。タイヤを燃やして石に亀裂を作って、その亀裂を利用して割っていくそうである。

 荒涼とした赤茶けた斜面と麗に、彼らの作ったバラスが見えた。それは薄紫色に輝き、まるで玉でも生産しているのかと思ったほどだった。子供から年配者まで、炎天下の極めて地道な作業の結晶である。写真にはないが、小学生低学年くらいの男の子が身の丈ほどの大きなハンマーを担いでいる姿は脳裏に焼き付いてはなれない。
 学校に行けず可哀想にと思う反面、表情は生き生きしていたように思う。

 途中、キノコ型に削られた石があるが、それはこれだけ掘り進んだという証明のためにおいてあるそうである。賃金の算定基準となるとか。

 霊鷲山の近くにバラス採掘加工場がある。日本の身延山の近く七面山の麗を流れる早川渓谷にもバラス採掘加工場がある。これは偶然の一致か・・・。

 バラスの採掘地帯が長く続いたが、その後は田園地帯を走った。やはり未舗装路が多い。米、麦、油菜などが栽培されていた。こんな田舎でも食べるには困らないだろう。

 狭くクネクネした田舎道をひた走った後、干上がった大きな川に沿った道に出た。鉄道を越えてしばらく走って、やっと本来の国道に出た。

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