〜 ベナレス 〜
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DATA: Nikon D70 , AF-S DX Zoom Nikkor ED 12〜24mm F4G(IF),
AF-S DX Zoom Nikkor ED 18〜70mmF3.5-4.5G(IF) , Ai AF Zoom Nikkor ED 80〜200mm F2.8D
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カーシー産の織物
お釈迦様は王子だった頃、カーシー産の衣しか着なかったそうだ。 カーシーすなわち現在のベナレス(ヴァーラーナシー)である。
阿含経増支部 Anguttara Nikaya V 38. Vol.T 中村元訳
私はカーシー(ベナレス)産の栴檀香(白檀)以外は決して用いなかった。私の被服(着物)はカーシー産のものであった。下着もカーシー産のものであった。内衣(ゆかた)もカーシー産のものであった。
●2/19(土) つづき
大理石のインド立体地図を本尊とするバーラト・マーター寺院に参詣。外から見ると、寺院には見えない。
ここの売店でインドの道路地図が売っていた。次回のインド訪問に備えて買っておくべきだと後悔した。インド地図を本尊とするからそんなものが売っていたのだろうか。
外には野鳥やリスが居た。大都市にあってこの光景である。他のお寺では猿がいる。このような光景を目にするのはインド人が生類を大切にするからだろうか。夜はベナレス特産の織物の店に案内された。手動の機織り実演もされていた。サリーを着て写真を撮らせてもらうサービスもある。サリー、ショール、ワンピース、カッターシャツはもちろんお坊さんの作務衣まで作ってくれる。
参加したお坊さん全員でお揃いのシルクの作務衣を作った。5着作るので値段交渉をしたら、1着7000円で交渉成立。3時間で仕上がるという。
お釈迦様も出家前に着しておられたカーシー産の織物を着られるのは少し嬉しい。
その後、絹の綿密な図柄を織る機織りの実演を見てこの日は終わり。
●2/20(日)
早朝: ガンジス河沐浴風景
午前: クシナガルへ
夕刻: 釈尊涅槃の聖地
【泊】ニッコー・ホテル
イスラム教の祭りで道路封鎖
朝5時半に起床して、ガンジス川の沐浴とプージャーを観に行った。まだ暗いベナレスをバスが行くが、こんな早朝から(夜通し?)イスラム教徒の祭りがあって道路が封鎖されている。待たされたり迂回させられたりしながら、ガンジス川近くの道路でバスを降車した。道幅は広いがここからは歩いて行かなくてはならない。早朝なのに露店がたくさんあった。10〜20分歩くとガンジス河畔に出た。
雄大なガンジス川
ガンジス河畔に出た頃には空がうっすらとではあるが明るくなりかけていた。乾季にも関わらずガンガーは雄大であった。日頃見ている大阪の新淀川の比ではない。しかし、ここよりもパトナあたりの方が幅が広かったかも知れない。ボートをチャーターして沖に出る。途中、灯籠流しをした。日の出は見られたが、雲が邪魔をした。
胃腸の調子が・・・
昼頃から、お腹の調子がおかしい。極々軽い腹痛がありガスがたまる。今回、歯磨きやうがいをミネラルウォーターでするくらい衛生には気遣っている。
恐らく原因は、食べ過ぎと、香辛料の刺激、あとはお酒の相乗効果であろう。食べ過ぎについては気を遣ったようで、徹底し切れていないことがあった。切り分けられたナンを3枚食べたりする分量のカレーを食べた。唯でさえ食べ過ぎのところへ強烈なマサラの香辛料の刺激がある。そこへお酒が入る。とくに昨日はスコッチのストレートをガブガブ3杯飲んだ。この3つがお腹を痛めつけたようだ。
下痢はしていないが、これ以上胃腸を弱めるとろくなことはない。夕食はまわりの半分の料で押さえて、お酒もグラスワイン一杯におさえた。
そろそろルピーが・・・
昼に夜にビールを飲んでいるとルピーが心細くなってきた。650cc一本 150〜200ルピーである。パックツアーでもビールを何本も飲む旅行者は1週間あたり2万円くらいを両替しておいたほうが良いかも知れない。
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