南京旅行

明孝陵 (みんのこうりょう)


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延々と続くゆるい上り坂

中国の殿堂でよくみる瓦
参道の脇にあった門も荘厳 木陰が有り難い
長い参道は明朝の威容を語るものか 亀の上に「治隆唐宋」の文字
亀の尻尾 孝陵博物館陳列室
彫刻された欄干が崩れている のんびり歩くのが目的なら、それなりに楽しめる

やたらとトンネル?いや門が多い 堀の水は淀んでいた
いよいよ最終地点 最後のトンネル
最上部へはトンネルの階段と左右の階段から登る
登ってしまうと、なんてこともない 往時の威容はすごかったと思う
北斗七星の形に配置 なんと巨大な「前方後円墳」だった

隋の時代と同じものは何か

 私が南京を訪れた理由は、魏晋南北朝末期から隋の時代に南京で活躍された天台大師を慕ってのことである。この明孝陵のある紫金山の山並み、そして長江(揚子江)の雄大な黄土色の流れは・・・天台大師の往時と同じものはそれだけかも知れない。南京博物院の展示物を除いては、この都市にある遺跡は明朝以後のものである。この明孝陵も明朝のものである。

明の開祖たる洪武帝の陵墓

 紫金山には孫文の墓たる中山陵もあるが、私が興味があるのは中国近代史ではい。元・明・清以前である。よって、紫金山の中でも明孝陵を訪問した。西安で兵馬俑を観て感動し、秦の始皇帝の廟を車窓から観た感動があって、中国の皇帝の廟には期待するものがあった。

何でもない観光地ではあるが・・・

 明朝の開祖たる洪武帝の廟である。それ以外に観光的感動はないかもしれない。明朝の権威を象徴する長すぎる緩やかな登り坂の直線はともかく、どこまでが明朝そのままの遺跡で、どこまでが近代の修復や復興なのかわからない。北斗七星の形の配置、超巨大な前方後円墳という形、石像神道の動物の石像は面白い。


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