仏教ラウンジ bodhi ★ bodhi_1  001-100  101-200  201-300  301-400  401-500  501-600  600-end

00301 99/04/09 17:45 なむ野本           RE:00299 龍女の八相成道
 顕正居士さん、初めまして。どうぞよろしく。
                      なむ野本
>尼僧問題と龍女成道の2題は仏教系HPや掲示板で繰り返し出て来ます。でも発展
>しないので輪廻の連鎖を断つために小見を述べます。
  ひょっとして、この問題をここで論ずることはないというご意見でないことを
  祈ります。発展的話題にしましょう。(^o^)
>世界がめぐります。釈尊が婦人の出家希望問題で悩んだのが、イコール、婦人の
>能力(潜勢)が男子より劣ると見なしたことと云えません。何故なら可能性では
>女子は何等、男子に劣らないという見解を古い経典で釈尊は述べているからです。
 山川草木すらも、劣らないとするのはすでに相当古くからありますね。
>約束の経典ドラマでは、初住以上がわれわれにないので、龍女は、女、8歳、畜身
>のまま即身成仏なんです。これがいやなら龍女は他方の世界から来た権者と解釈し
>女は成仏出来ない主義を守るわけです。このテーマは「台宗二百題」にあります。
 龍女成佛は、『台宗二百題』より古い論義書に多く出る論題です。
 『台宗二百題』は江戸初期にできた、論義書のダイジェスト版です。
 どれも昔から、女性は駄目だという内容ではありませんね。
>「変成男子」が潜勢で可能であることで、女が男に劣らないことを表現したと
>解釈するのがよいように思います。
 変成男子は、たんなる表現法だと解釈して良いですか?
 私はそう思いますが。
                      なむ野本
00302 99/04/09 23:03 Eisai              RE:00296 4/1 よりの尼僧
YAMさん、なむ野本さん、こんにちは。
               
 >  喪主の方が尼僧を断られたのは、尼僧に葬儀をしてもらった経験
 >  がないことから、なんとなく身構えたからではないでしょうか。
 仰るとおりだと思います。ちょっと、私は短絡的でした・・・。
 ただ、多くの方にとってあまりに尼僧さんは未知数なのでしょうね。兄弟弟子
にも2人いますが・・・。師父は檀家参りはさせていません。未だ、本堂の法要
に出仕させて檀信徒を慣らせている段階なのでしょうか。
 >  女性が男性と同じ扱いでは、女性に不利や危険が多くなることも
 >  考えた方が良いと思います。
 やはり男女の違いを活かした性による役割分担があるでしょうね。スタンダー
ドはあるようでないのでしょう。
 >  法華經に限れば、変成男子の龍女成佛の提婆達多品の内容は、
 ここは勉強家のお坊さんでも意見が分かれますね。
 私はそれらを詭弁と判じることも少なくないのですが、畜生、子供、女・・・
そういう観点に纏わる野本さんの蘊蓄に感じること大の私ですW。
 >  変成男子は、紀元前インドの社会がそうだったから、変身して男
 >  性上位のように見せておく程度の仕掛けにすぎないように読めま
 >  す。
 私も、古代インドではギリギリの表現だと習ってきました。そのことを巧く表
現する言い方ですね。(._.) φ メモメモ
 仏教における女性問題への言及でしたが、私に取りましては頭にもやもやして
いた取り留めのないピンぼけ考えが、急に焦点があって目から鱗がでる思いでし
た。
 > >(2)教団における女性僧侶待遇
 > >私が属する真宗大谷派教団なんかはもっとも後進的なんじゃないかと思う
 > >のですが,女性住職が認められたのはごく最近のこと,それも男子継承者
 > >が欠ける場合には,という条件付きの,いわば臨時措置みたいな扱いです.
 > >得度も男子9才からにたいして,女子は18才からとか.
 真宗は中世以来の伝統で世襲してきたということもあるのでしょうか? また、
農村にも広く分布する宗門でしょうから、保守的な土壌もあるのでしょうね。
 少子化の時代、寺の嫡男は継ぎたくないことも多い時代です。必要に迫られれ
ば改革が進むようにおもいますが・・・。
 日蓮宗は、あまり不平等な宗制というのはないと思います。むしろ、尼僧さん
の未信徒教化の力を評価しているようです。布教研修所という6ヶ月の教師教育
機関も一昨年に女性の修了者を輩出しました。ただ、問題提起したように偏見や
準備不足のようなものはあるかも知れませんが・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00303 99/04/12 12:49 なむ野本           RE:00302 4/1 よりの尼僧
  Eisai さん、こんにちわ
                     なむ野本です
 男女の問題は、経典や教義によるのではなく、時代的に対応するしか
 方法がないことも、何となく感じてます。
> 真宗は中世以来の伝統で世襲してきたということもあるのでしょうか? また、
>農村にも広く分布する宗門でしょうから、保守的な土壌もあるのでしょうね。
> 少子化の時代、寺の嫡男は継ぎたくないことも多い時代です。必要に迫られれ
>ば改革が進むようにおもいますが・・・。
 どこでも、
 男性僧主流の歴史がありますから、これからはそれに対応した工夫が
 教団にも必要だと思います。女性が駄目だといわれる根底には、感情的に
 なんでも場当たり的に発言し行動するという意見があります。
 個人差もあると思いますが、責任を持たされればまた違うとも思います。
 男性僧でも、不真面目な僧より、まじめな尼僧さんが実際には良いわけで、
 教団も、教団のためにも仏教のためにも、ドロップアウトした不真面目な
 男性よりも真面目な尼僧養成を研究し実施する必要があると思います。
> 日蓮宗は、あまり不平等な宗制というのはないと思います。むしろ、尼僧さん
>の未信徒教化の力を評価しているようです。布教研修所という6ヶ月の教師教育
>機関も一昨年に女性の修了者を輩出しました。ただ、問題提起したように偏見や
>準備不足のようなものはあるかも知れませんが・・・。
 私の方は、布教研修所なんてないのです。機構はあるんですが、実働してない。
 必要なのは、男性僧・尼僧両方の育て方の研究ではなく、責任者がこの認識を
 しっかり持つことだと思います。
 私の方は多分、教団へではなく、師匠個々に責任を持たせるような伝統があるため
 だろうと思いますが、組織的な研究も必要な時代だと思います。
 もう準備不足以前の話ですね、これ。(^_^;)
                              なむ野本
00304 99/04/13 21:06 Eisai              サーバー一時停止
 秀ネットサーバの定期的メンテナンスがあるそうです。よって下記の期間「仏
教ラウンジ」へのアクセスはできません。予め御了承下さいませ。
 >   1999年4月20日(火)午前8:30〜午後04:00(7.5時間)の間サーバマシン
の
 >  メンテナンス作業の為、秀ネットサーバが停止します。
    ※ <<秀ネットフォーラム>>    hidenet  00819 より
Eisai
00305 99/04/15 20:41 to'chan            RE:00294 4/1 よりの尼僧
尼僧がどうのこうの、と言うより、日本には本当の出家集団たる
サンガがあるのでしょうか。私はいつも疑問に思ってます。日本
では、本当に戒律というものが無いですね。
最近、ひろさちやさんの本を読んだのですが、やっぱり同じこ
とを言ってました。住職というのは、仏教の中でどんな位置を占
めているのか分かりません。
00306 99/04/16 13:49 Eisai              RE:00305 4/1 よりの尼僧
to'chan さん、こんにちは。
 > 日本には本当の出家集団たるサンガがあるのでしょうか。
 本当の意味での出家集団はほとんどないでしょうね。僧侶が妻帯しないのは日
蓮宗不受不施派と日本山くらいしか私は知りません。明治以後、僧侶の肉食妻帯
勝手だよ〜ということで本当の意味での出家は希になってしまいました。肉食、
妻帯など戒律については別のチェーンを作ろうと思います。
 ただ、日本仏教や僧侶のあり方が問われるということは、戒律云々といったこ
ともありますが「僧侶の自覚と能力」が問われているのだと思います。せめて自
覚があれば既成仏教は巨大なだけの張りぼてにならなかったでしょうし、葬式法
事専修仏教に陥らなかったでしょう。
 他人のことを言える私ではありませんが。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00307 99/04/17 07:15 Eisai              RE:00304 サーバー一時停止
 自己レスです。
 4月20日(火)に予定されていたサーバー停止ですが下記のように変更されま
した。
> 1999年4月21日(水)午前8:30〜午後04:00(7.5時間)の間サーバマシンの
>メンテナンス作業の為、秀ネットサーバが停止します。
 詳細は、
  <<秀ネットフォーラム>>    hidenet
  会議室1  秀ネット情報交換 00821
にあります。
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 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00308 99/05/17 21:54 Eisai              戦乱と仏教 仏図澄編
 昨今、NATO によるユーゴ空爆のニュースが喧しいですし、常に世界の何処か
で戦闘行為があります。これらに対して仏教はどう考えたら良いのでしょう。
 アメリカには鷹派が横行しているように思えますし、ユーゴのように国民や国
内の他民族に対して極度の抑圧をしたり、感情に訴えて国粋的思想を扇動する国
もあるようです。遠くの国ばかりとは限りません。また、将来石油やウラニウム
の枯渇する事態になれば平和は維持できるのでしょうか。
 ガイドライン関連法案が云々されている時代、仏教と戦争ということも考えな
くてはなりません。もちろん殺生は御法度なんでしょうけど、今のような平和の
続かなかった昔に仏教は戦争をどう捉えていたのでしょうか。
 中国の道安の師匠である仏図澄(ぶっとちょう 232 - 348)はモンゴル系の暴
虐非道の帝王たる石勒と石虎の帰依を受けたとか・・・。その仏図澄が戦争での
殺生をどう考えるかということについて説示がなされていると聴いたのですが、
詳しいことを知っておられる方はおられませんでしょうか?

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 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00309 99/05/18 01:32 e-bozu             メールの着信通知機能
メールを送ったはいいけど、先方がメールの着信を確認したいヒトがいますね。
PCを起動させたとき。自動でメールの着信をしらせるメールソフトありませんか?
(広島の田野岡師からの相談です。・・・どうなたかお教えください!
00310 99/05/24 23:39 SAITOU             誰か教えてください
私は、お寺に生まれて今仏教系の学校に通っている女子学生です
パーリ語のできる方どなたか教えてください
 
00311 99/05/25 12:36 YAM                RE:00310 誰か教えてください
こんにちは,saitouさん.
>私は、お寺に生まれて今仏教系の学校に通っている女子学生です
>パーリ語のできる方どなたか教えてください
> 
私は寺の生まれですが,仏教系の学校には行かなかったので,
サンスクリットもパーリ語も教えてもらいませんでした.
パーリ語の辞書や参考書は少ないですね.容易に入手できる
のは,
水野弘元『パーリ語辞典』(春秋社)
同   『パーリ語文法』(山喜房仏書林)
同   『パーリ語仏教読本』(山喜房仏書林)
です.Pali Text Societyからパ英辞典が出てるはずですが,
私は持ってません.
独習でやってると,分からないことがあっても質問できる相手が
ありません.しかし,Saitouさんの学校には授業としてはパーリ語
はないかもしれませんが,教えてくれる先生はきっといるのではな
いでしょうか?
00312 99/05/26 10:01 Eisai              RE:00311 誰か教えてください
 SAITOU さん、はじめまして。
 パーリー語のことにつきましては、「インド学仏教学メーリングリスト」に入
られて訊かれれば如何でしょう。
 鈴木隆泰さん(東京大学東洋文化研究所)が学問的興味に基づき私的に管理運
営しているメーリングリストです。URLは
  http://www.info.ioc.u-tokyo.ac.jp/suzuki/inbutsu-ml/
です。
 今後とも仏教ラウンジを宜しくお願い致します。
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 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00313 99/05/26 22:11 秋田の鰰           ご案内
Eisaiさんからご承諾を頂きましたので紹介をさせていただきます。
私が事務局を預かっている日蓮宗秋田県教化センターのURLが変更しましたので
ご案内いたします。
今般日蓮宗秋田県教化センターのURLが変更になりました。
若干手直しをしましたが。追々手入れをしますが、リンクを
張っていただいてる方々変更をお願いします。
新しいURL http://www.ne.jp/asahi/akc-98/ogr/
尚、このURLが間違っているのではないかとEisaiさんより
ご指摘を受けましたが旧URLよりリンクを張ってありますので
間違いはないと思います。
よろしくお願いいたします。
                          秋田の鰰

00314 99/05/26 22:41 Eisai              (発言者削除)
00315 99/05/27 08:22 Eisai              RE:00313 ご案内
秋田の鰰さん、こんにちは。
 > 今般日蓮宗秋田県教化センターのURLが変更になりました。
 法華経ラウンジの話題でにしたいですね。
 > 新しいURL http://www.ne.jp/asahi/akc-98/ogr/
 えっ・・・と思うような www.ne.jp の部分ですが、これで繋がるのですね。
 それはともかく、トップの画像が一ヶ所表示されませんでした。御確認を。
 東北といえば、今月の自坊の年に一度の団参は東北でした。
 私は留守番でしたが、参加した檀信徒は花巻の宮沢賢治の童話村などをとても
気に入ったようです。花巻の宮沢賢治の記念館群を観るのに一日必要だ、あるい
は一日居たいという話がありました。本当なのでしょうか?
 それでは・・・と、夏(盆過)の年に一度の家族旅行は花巻→八甲田の旅行に
しようかなとも考えております。ただ、同じ旅費で東南アジアにも行けたりする
ので迷うのですが。
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 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00316 99/05/30 21:06 Eisai              メールアドレスの変更はありませんか?
 みなさん、こんばんは。
 メールアドレスが ***.or.jp から ***.ne.jp に変わった方も少なくないと思
います。当秀ネットのシステムの詳細は知りませんが、登録されているメールア
ドレスが変更されているかたがありましたら、修正登録して頂ければと思います。
      詳細は <<秀ネットフォーラム>>    hidenet
     −−会議室1  秀ネット情報交換 −−
     00837 登録メールアドレス確認について
を御覧下さい。
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 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00317 99/06/09 00:01 ise                妙見菩薩
三重県伊勢市には、日蓮大聖人立教開宗三大誓願伝説の霊地の岡崎宮妙見堂跡があり
ます。
この地は、本化別頭高祖伝に1250年、日蓮大聖人は伊勢天照皇太神宮に詣り、真
言宗間の山常明寺にとど
まって、一百日のあいだ沐浴し天照大神に誓願をしました。そして結願し、この時に
妙見菩薩が日蓮大聖人の
前に姿をあらわして加護をあたえました。
 その妙見堂は今は伊勢になく、今、妙見堂の再建にとりかかっています。
詳しくはURL http://www.d1.dion.ne.jp/〜jani
sを御覧いただければ幸い
です。
                           janis@d1.di
on.ne.jp
                           森山 健司
00318 99/06/11 13:16 Eisai              RE:00317 妙見菩薩
 森山健司さん、こんにちは。
 顕彰活動の進捗状況は如何でしょうか?
 > 三重県伊勢市には、日蓮大聖人立教開宗三大誓願伝説の霊地の岡崎宮妙見
 > 堂跡があります。
 そのお話は聞いたことがありますが、史実としての信頼性はどうなのか存じ上
げません。
 日蓮聖人御自身による北辰妙見大菩薩信仰が詳らかに検証されれば、妙見さん
をまつる自坊にとっても嬉しいことですが・・・。ちなみに、日蓮聖人の御遺文
には「妙見」の文字は一度も出てまいりません。
 > この地は、本化別頭高祖伝に1250年、日蓮大聖人は伊勢天照皇太神宮
 > に詣り、真言宗間の山常明寺にとどまって、一百日のあいだ沐浴し天照大
 > 神に誓願をしました。そして結願し、この時に妙見菩薩が日蓮大聖人の前
 > に姿をあらわして加護をあたえました。
 『本化別頭高祖伝』に関しましては、かなり後代で享保5年(1720)のものだそ
うです。日蓮聖人野路大から400〜500年経っています。もちろん、身延山
三十二世日省上人によるものですから、当時の身延に伝えられていた伝承をまと
めたものなのでしょうけど学術的資料価値はどうなのでしょう。
 もちろん、信仰の世界で歴史的事実と伝承伝説との葛藤はよくあることです。
ただ、伝承や伝説もその解釈や受け止め方によっては私たちの信仰に有用でもあ
り、あるいは遺憾なことにもなります。
 伊勢の妙見さんに関する記述が日蓮宗現代宗教研究所刊行の書物あたりにもあ
ったと思うのですが、何故かみつかりません。探しておきます。
 >  その妙見堂は今は伊勢になく、今、妙見堂の再建にとりかかっています。
 > 詳しくはURL http://www.d1.dion.ne.jp/〜
jani
 > sを御覧いただければ幸いです。
 http://www.d1.dion.ne.jp/~janis/
を見せて頂きました。少々画像ファイルが大きくてISDN(64kbps)でも表示に
数分がかかりました。もう少し画像サイズを小さくし圧縮率を上げるなどす方が、
見に来られた方も見やすいと思います。
 今日は、時間がありません。法華の話ですので mes 5 法華経ラウンジで話を
続けませんか?
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00319 99/06/12 16:34 Eisai              ノストラダムス大予言
 私は予言とか霊媒とか占いとか、あまり信じませんし好きではありません。血
液型に関しては性格と関連性があるのではと思うことはあうるしろ・・・。ちな
みに私はAB型です。
 それはさておき、1970年頃にノストラダムス大予言の人類滅亡の話を小学
校の先生から聞かされて驚愕しました。幼い頃の私は(今も幼い?)非常に何か
やるせない気分になった思いがしました。僕も37歳までしか生きられないの
か・・・。一生懸命努力しても無駄ではないか。そんなネガティブな印象は、無
意識の領域に少なからず影響を与えたかもしれません。私の享楽的な性向はそこ
にも遠因があるのか・・・。
 ともかく、1999年7月も目前です。ノストラダムスの予言が食わせ物なの
かどうか・・・明らかになって面白いと思います。食わせ物でないと困るのです
が・・・。
 宗教と預言とは、切り離せないものがあるかも知れません。しかし、場合によ
っては迷惑なものもあるでしょうし。真実性はなくとも人類にとって有用な啓示
となることもあるでしょう。
 仏教の予言はどうなのでしょう。弥勒仏の五六億七千万年後の誕生、日蓮聖人
の元寇予言、正法・像法・末法の予言・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00320 99/06/13 17:58 Eisai              子供の夏休み道場
 各宗派で、お寺や各派管区などで夏休みの子供対象の道場をしたりしていると
思います。私の宗旨の管区でも、青年会主催で「蓮の実道場」という道場を開催
します。
 そこで、私は学習の時間を担当することになりました。さて、何の学習をすべ
きか? ヒントはないでしょうか?
 パソコンとプロジェクタそしてレーザーポインターを使って、一昨年は「祖師
伝」昨年は「釈尊伝」をしました。さて、今年は何をするべきか・・・。順番か
ら言えば、お経の話になるのでしょうけど・・・。30人ほどの小中学生相手に
何を話すと良いものやら。
 皆さんは、仏教やキリスト教のサマーキャンプなどに参加されたり開催された
ことはないでしょうか。もうすぐ夏休み、もし素晴らしい経験談や共通の悩みが
あれば教えて下さい。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00321 99/06/14 22:48 cmi haku           お経の話
Eisaiさん。
子供さん相手に、大変ですね。祖師伝、釈尊伝、
つぎには順序からお経の話……。
お経の話、大いに結構ではないでしょうか。
もちろん教義云々ではないですよ。
法華経に限らず、経典は小説でもあります。
序品という、場面設定、登場人物、奇瑞などと、
上幕前の演出、素晴らしいと思いませんか。
ごぞんじでしょうけれども。
序品の釈尊の説法が始まる前の設定などは、
これから始まる、上演を前にしたわくわくした
状況など素晴らしい、表現があると思いませんか。
「目、しばらくも捨てず」。この言葉なんぞしびれます。
一心不乱に、説法に聞き入っている、脇見もしない、
そういう状況がくっきりと目に浮かぶ法華経ではないですか。
そして方便品、入って行って法華七喩はじめ
いろんな話があるではないですか。
確かに信仰、教義は必要で重要でしょうけれども
もっと視点を変えて素直な目で法華経を読めば、
ずいぶんと面白い経典だという事に気づきます。
普段のなかなか読む事も少ない十四、十五、十七、十八、十九
何ぞも面白いですよ。
読経として読むだけではなく、現代語訳などで、じっくり小説仕立ての
法華経を読むと、もっともっとおもしろい経典だという事にきずきます。
いや、余計な事でしたか……。
hakuでした。
00322 99/06/15 09:25 Eisai              RE:00321 お経の話
 haku さん、こんにちは。
 最近あちらこちらの掲示板でお名前をお見かけ致します。CGを本業とされて
いるのですか?  私は素人ながら、数千部印刷するようなものを含めDTPに
は何件か関わっています。お世話になることがあるかも知れませんね。
 > 子供さん相手に、大変ですね。祖師伝、釈尊伝、
 > つぎには順序からお経の話……。
 そうなんです。
 小学生相手に・・・それも海千山千化?して変にさめています。今の子供は
ぁ・・・・とくに小学校高学年以上の女の子はそんな傾向があるかな。
 「関係ないじゃん!」「面白くないやん!」
 うまく運ばないとそんな雰囲気を感じてしまいそうです。
 > お経の話、大いに結構ではないでしょうか。
 > もちろん教義云々ではないですよ。
 たしかに、教義そのものを教えようなんて難しいでしょうね。
 ただ、私は子供達に仏子の種を植えたい気持ちです。種は堅くて小さくて味わ
いもありませんが、20年30年してから発芽して何らかの糧と成ってくれるよ
うなものが理想です。
 > 序品という、場面設定、登場人物、奇瑞などと、
 > 上幕前の演出、素晴らしいと思いませんか。
 確かに、此土六瑞・・・妙光・求名の話・・・ドラマチックだと思いますが、
『妙法蓮華経序品第一』だけをもって法華経を意義深く教えるのは難しそうです。
普回向
  願以此功徳 普及於一切 我等與衆生 皆共成佛道。
の話を『妙法蓮華経常不軽菩薩品第二十』も交えながら話をしようと思いました
が、実際講義原稿を書こうとすると中学高校生むきの原稿に成ってしまい頓挫し
ています。
 > そして方便品、入って行って法華七喩はじめ
 > いろんな話があるではないですか。
 法華七喩・・・そうですね。
  「お釈迦さまはもう一人のお父さん」
  「お宝ゲットだぜぇ」
という話になるのかなぁ。一時間くらいの持ち時間で何ができるか、テーマを絞
りながら第一候補として原稿を考えてみます。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00323 99/06/16 20:37 なむ野本           天台山 修禅寺復興?
 又聞きなのですが、     なむ野本
 日蓮宗で、予算が3000万円確保されて、
 天台山仏隴の修禅寺を復興するような話を聞きました。
 非常に目出度いことです。嬉しいことです。
 万歳です。
 天台山仏学院が建築中だそうですから、天台山に法華の伝道に
 行けるようになりますです。
 でも、ホントの話ですか? 日本天台はあかんなぁ〜(^^;)
 確かな情報をご存じの方、教えて下さい。
■浙江省臨海市は、昔の台州府。 ここの龍興寺で伝教大師最澄は、
 805年3月、道邃(七六六〜八〇五〜)より受戒し、天台学を
 伝授されて帰国しました。
  先月の帰国報告では、仰天するような寺院が建立されました。
■また、峰山道場(浙江省上虞市)で、同じ年に、伝教大師は、
 順暁阿闍梨より密教灌頂を受けました。
 ここも、ずいぶん環境整備が出来、天台座主の碑亭もできたよう
 です。
 これから良くなりますね。
                     なむ野本
 
00324 99/06/17 13:21 Eisai              RE:00323 天台山 修禅寺復興?
なむ野本さん、こんにちは。
 >  日蓮宗で、予算が3000万円確保されて、
 >  天台山仏隴の修禅寺を復興するような話を聞きました。
 へぇ〜。広報など見ておきます。
 >  天台山仏学院が建築中だそうですから、天台山に法華の伝道に
 >  行けるようになりますです。
 今の天台山の教義は天台大師のものを引き継ぎ法華経を重視されているのでし
ょうか?
 中国仏教は禅と浄土に集約されたという話も聞きますので気になります。
 >  ここも、ずいぶん環境整備が出来、天台座主の碑亭もできたよう
 碑亭って何ですか?
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00325 99/06/21 22:37 Eisai              (発言者削除)
00326 99/06/22 09:01 Eisai              妙見堂の落慶法要
 昨日(6/20)、阪神大震災で全壊したうちの妙見堂の落成慶讃法要がありました。
 お陰様で境内に入りきれないほどの檀信徒に参集下さり、稚児行列も41人、
稚児の父兄がその数倍!、町内の方々・・・・盛況なうちに厳修できました。
 地元のUHF局のサンテレビだけでなく、NHKも取材に来て下さり嬉しかっ
たです。NHKは昨日のお昼のニュースの地方のニュースで放映されたそうで、
サンテレビは昨日午後6時に二番目のニュースで1〜2分放映されました。さら
には、各新聞の地方版に写真入りで大きく掲載されて、うちの妙見様も満足され
ているかも知れません。
 雅楽も声明も達者な僧侶方を式衆に招き荘厳な法要を修行できたと思います。
 雅楽を先導に稚児行列をしたあと、雅楽・声明・修法を交えた落慶法要、その
後は境内で立食パーティーというプログラムでしたが、梅雨の最中に晴天に恵ま
れたのは幸いでした。
 ただ、私の企画ミスで裏方僧侶が私と沙弥の尼僧さんだけ・・・。大惚けを何
回もしました。(/_;) 私一人で会行事(法要プロデューサー)、司会、音響ミ
キサー、懇親会を含めた全体プログラムの進行係・・・ちょっと無茶だったよう
です。
 妙見堂完成時の写真は以前にもお知らせしましたが、
  http://www.venus.dti.ne.jp/~eisai/myoken/myoken.htm
です。
 そのうち落慶法要式典の様子をHPで報告します・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00327 99/06/22 17:11 なむ野本           RE:00326 妙見堂の落慶法要
     Eisai さん、おめでとうございます。
                     なむ野本です
> お陰様で境内に入りきれないほどの檀信徒に参集下さり、稚児行列も41人、
>稚児の父兄がその数倍!、町内の方々・・・・盛況なうちに厳修できました。
>
> 地元のUHF局のサンテレビだけでなく、NHKも取材に来て下さり嬉しかっ
>たです。NHKは昨日のお昼のニュースの地方のニュースで放映されたそうで、
>サンテレビは昨日午後6時に二番目のニュースで1〜2分放映されました。さら
>には、各新聞の地方版に写真入りで大きく掲載されて、うちの妙見様も満足され
>ているかも知れません。
  それは、それは、なによりです。私の田舎のテレビ局は、宗教関係だと
  取材放映しないようです。
   国粋主義者がいるようで、反仏教らしい。(^^;)
> ただ、私の企画ミスで裏方僧侶が私と沙弥の尼僧さんだけ・・・。大惚けを何
>回もしました。(/_;) 私一人で会行事(法要プロデューサー)、司会、音響ミ
>キサー、懇親会を含めた全体プログラムの進行係・・・ちょっと無茶だったよう
>です。
   そりゃ大変。たしかに承仕が何人かいて分担してないと、
    後悔しきれないことが沢山起こりマスですね。
> そのうち落慶法要式典の様子をHPで報告します・・・。
 期待してます。NHK Eisai支局発表ですね。(^o^)
                         なむ野本
00328 99/06/22 17:33 なむ野本           RE:00324 天台山 修禅寺復興?
  Eisaiさん、こんにちわ
                  なむ野本です
> >  日蓮宗で、予算が3000万円確保されて、
> >  天台山仏隴の修禅寺を復興するような話を聞きました。
>
> へぇ〜。広報など見ておきます。
 よろしくお願いします。宗会議員さんなどは、すでにご存じかと思いますが。
> 今の天台山の教義は天台大師のものを引き継ぎ法華経を重視されているのでし
>ょうか?
> 中国仏教は禅と浄土に集約されたという話も聞きますので気になります。
 これからは、変わるかも知れないと言うことです。どこの寺院でも法華経を
 読誦してましたから、法華経の認識は高いと思います。
 天台学については、およその基礎は学習しているようです。仏学院では、
 老師が小僧教育してますし、大蔵経も使えるようですから、程度のほどは
 判りませんが、やがて日本佛教の教学研究を超越する人物が誕生するでしょう。
  天台県のお役人も、学術研究は重要だと、非常に強調してました。
  日本に留学していた「月眞」君が、責任者で天台山仏学院を管理するのだ
  そうです。良い話です。
> >  ここも、ずいぶん環境整備が出来、天台座主の碑亭もできたよう
>
> 碑亭って何ですか?
  記念に建てる石碑はご存じですね。大きなやつを想像して下さい。
  これに屋根を架けるのです。木製ではなく、石で柱・梁・瓦を葺くのです。
  壁がない雨よけのサヤ堂を碑亭と言うようですが。もち、記念碑が中に
  あります。(^o^) 日本風の屋根と日本風の形態を工夫して造作してあり
  ます。これは、中国の方が工夫して、自らの費用で建築したものです。
   ただ心配。日本の誰も寄付していない。(+_+)
  中国では、碑亭がない石碑は、「大したことはない石碑」を意味するよう
  ですから、日本の認識より優れていますね。石碑に人格を認めているよう
  な感じです。
                         なむ野本

>
> ▼
> |\(*^^)v  Eisai
>  ̄
00329 99/06/23 22:31 Eisai              RE:00327 妙見堂の落慶法要
なむ野本さん、こんにちは。
 > それは、それは、なによりです。私の田舎のテレビ局は、宗教関係だと
 > 取材放映しないようです。
 > 国粋主義者がいるようで、反仏教らしい。(^^;)
 神道ですか? 明治維新みたいですね。
 どの地方であれ、仏教全般に言えることとして身から出た錆という面があるか
も知れませんね。それがあらゆるところに表面化しつつあります。先祖供養して、
祈祷して、安寧としていると・・・・気が付いたときには大変なことになってい
るでしょう。
 マスコミ関連では中外日報さんからも今朝取材がありました。
 当日は記者が来られていたようで、住職が謝辞で・・・と言ってましたが、と
いう質問もありました。しかし、新聞各紙の地方版担当記者が取材をして下さい
ましたが、記者が来られたのはY紙とS紙だけです。あとは電話取材です。私た
ちが毎朝読んでいる紙面て、部分的にはそんなに簡単に作られているのですね。
 >    そりゃ大変。たしかに承仕が何人かいて分担してないと、
 >     後悔しきれないことが沢山起こりマスですね。
 そうなんです。
 せめて司会、会行事(法要監督)、進行係を分離すべきでした。おまけにホス
トでしたから・・・。
 声明師になって10年目ですし、特別な法要式をしたわけでなかったので、大
丈夫だろうと高を括っていたのが間違いでした。定期的な法要を除いて、裏方は
経験豊富な僧侶3名が必要ですね。

 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00330 99/06/25 13:18 なむ野本           RE:00329 妙見堂の落慶法要
  Eisaiさん、こんにちわ
              なむ野本です
> > 国粋主義者がいるようで、反仏教らしい。(^^;)
>
> 神道ですか? 明治維新みたいですね。
  橋の渡り初めなんかは、習俗で、僧侶の行為は宗教で、憲法違反に
  なるのかな。色々宗教の信者がうるさいので、宗教関係は避ける
  ようです。
> どの地方であれ、仏教全般に言えることとして身から出た錆という面があるか
>も知れませんね。それがあらゆるところに表面化しつつあります。先祖供養して、
>祈祷して、安寧としていると・・・・気が付いたときには大変なことになってい
>るでしょう。
 むしろ、迫害を受けるくらいな方が、正しい仏教徒であるぞ!なんて
 云いませんけど、一般受けする面と反対の面とがいつも共存。
>ましたが、記者が来られたのはY紙とS紙だけです。あとは電話取材です。私た
>ちが毎朝読んでいる紙面て、部分的にはそんなに簡単に作られているのですね。
 新聞に、業界新聞でも、大概簡単なことは電話です。記者会見すると
 取材に来ますけど。まあ、新聞沙汰は少ない方が有り難いです。
> >    そりゃ大変。たしかに承仕が何人かいて分担してないと、
> >     後悔しきれないことが沢山起こりマスですね。
>
> そうなんです。
> せめて司会、会行事(法要監督)、進行係を分離すべきでした。おまけにホス
>トでしたから・・・。
> 声明師になって10年目ですし、特別な法要式をしたわけでなかったので、大
>丈夫だろうと高を括っていたのが間違いでした。定期的な法要を除いて、裏方は
>経験豊富な僧侶3名が必要ですね。
 私も、今から覚悟しておきましょう。
 で、聲明師って資格が別にあるのでしょうか? うちには無いです。
 上手か下手かくらい。全員が出来なければならないからです。
 日蓮宗の聲明を聞くには、テープか何かあるのでしょうか?
 天台宗のは沢山ありますが、関係したのは「マンダラのきらめき」春秋社
 日蓮宗のを聞いてみたいですね。
                           なむ野本
00331 99/06/28 17:03 Eisai              RE:00330 妙見堂の落慶法要
 なむ野本さん、こんにちは。
 インターネット接続用TAをルータに変更したり、パソコン2台の再設定やらなん
やら機械に使われている今日この頃です。
 >   橋の渡り初めなんかは、習俗で、僧侶の行為は宗教で、憲法違反に
 >   なるのかな。色々宗教の信者がうるさいので、宗教関係は避ける
 >   ようです。
 習俗かぁ。真言宗に至っては日曜日の毎朝6時半からNHKでお遍路さんの特集を
シリーズでやっておりますが、そういえば習俗ですね。習俗化した行事、作家の僧侶
や名説教師あるいは仏教学者・・・それらも大きく取り上げて下さるようですね。
 >  むしろ、迫害を受けるくらいな方が、正しい仏教徒であるぞ!なんて
 >  云いませんけど、一般受けする面と反対の面とがいつも共存。
 一般受けする面、楽しい面もないとダメでしょうね。
 >  新聞に、業界新聞でも、大概簡単なことは電話です。記者会見すると
 >  取材に来ますけど。
 しかし、クルマで30分もかからないのに電話で取材をすますなんて・・・それで
写真入りの紙面になるのですから・・・。そうそう、数年前ですが取材にこられても
カメラを貸して下さいなんていう記者もいました。
 > まあ、新聞沙汰は少ない方が有り難いです。
 恐らく、芳しくないことの取材だと熱の入れ方が違うでしょうね。
 まあ、有り難い取材でも。各紙から同じ事を何度も聞かれて時間の無いときだと大
変ですね。ちゃんと説明しておかないと、いい加減なことを書かれたりしますし。
 そういえば、式当日は中外の記者も来られていました。そちらにも載るかも。私は
取っていませんが。
 >  で、聲明師って資格が別にあるのでしょうか? うちには無いです。
 >  上手か下手かくらい。全員が出来なければならないからです。
 仰るとおりです。
 わたしどもの宗旨では、誰でも出来るシンプルな宗定声明があります。天台宗の多
紀道忍師のもとにできました。それを宗内僧侶に広めるのが日蓮宗声明師の役目です。
 >  日蓮宗の聲明を聞くには、テープか何かあるのでしょうか?
 宗定声明はCDもテープも販売していますが・・・・。シンプルで曲数も少ないで
す。
 私の声明をデジタルレコーディングしてホームページで流そうとも思っているので
すが、叱られるといけませんので現在は読経の音声のみにしています。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00332 99/06/29 18:17 なむ野本           RE:00331 妙見堂の落慶法要
  Eisaiさん、こんにちわ   なむ野本です
> 習俗かぁ。真言宗に至っては日曜日の毎朝6時半からNHKでお遍路さんの特集を
>シリーズでやっておりますが、そういえば習俗ですね。習俗化した行事、作家の僧侶
>や名説教師あるいは仏教学者・・・それらも大きく取り上げて下さるようですね。
 それって、宗教の時間ですね。天台宗のことを天台宗の僧侶が出てきて
 やってるのは、ほとんど知りません。
 あまり、注目する方が居ないためでしょう。学者も少ないですね。
 私は、早朝のテレビをほとんど見てませんから、あんまし偉そうなことは
 言えませんけど(^^;)
  「比叡のひかり」という佐川急便宣伝の番組が全国放送であります。
   これが、天台宗というか、比叡山の宣伝になっていますね。
> >  むしろ、迫害を受けるくらいな方が、正しい仏教徒であるぞ!なんて
> >  云いませんけど、一般受けする面と反対の面とがいつも共存。
>
> 一般受けする面、楽しい面もないとダメでしょうね。
  オウムのように引きつけるのは、宗教でなく、何か欠けているものが
  そのような団体や組織にあるからでしょう。宗教家が怠けているばかり
  ではなく、社会現象なのかも知れません。
  何が求められているか、に応えようとするのは、宗教家の責任・役割と
  いうなら、確かに現在の仏教教団はパワー不足な感じがします。
  これは、個人的な宗教才能から見いだされるものかも知れません。
  法華の行者としては、私にも責任があると思います。
> >  新聞に、業界新聞でも、大概簡単なことは電話です。記者会見すると
> >  取材に来ますけど。
>
> しかし、クルマで30分もかからないのに電話で取材をすますなんて・・・それで
>写真入りの紙面になるのですから・・・。そうそう、数年前ですが取材にこられても
>カメラを貸して下さいなんていう記者もいました。
  これはこれは、立派な寺は信頼されて居るんですよ。
> 恐らく、芳しくないことの取材だと熱の入れ方が違うでしょうね。
> まあ、有り難い取材でも。各紙から同じ事を何度も聞かれて時間の無いときだと大
>変ですね。ちゃんと説明しておかないと、いい加減なことを書かれたりしますし。
 芳しくない情報の方が、新聞が売れるのだそうです。良い情報は、関心度が
 薄いから、適当で良いって記者も思うのでしょう。
> そういえば、式当日は中外の記者も来られていました。そちらにも載るかも。私は
>取っていませんが。
 先週あたりから、取り始めました。勤務先に個人的に。
 他の職員が見てたりします。
> >  で、聲明師って資格が別にあるのでしょうか? うちには無いです。
> >  上手か下手かくらい。全員が出来なければならないからです。
>
> 仰るとおりです。
> わたしどもの宗旨では、誰でも出来るシンプルな宗定声明があります。天台宗の多
>紀道忍師のもとにできました。それを宗内僧侶に広めるのが日蓮宗声明師の役目です。
 ほう〜。そうなんですか。ぜひ拝聴したいものです。
 金剛界声明は、ちょっと派手で良いです。「マンダラのきらめき」(春秋社)
 も良いですよ。雅楽付き「庭義曼荼羅供」の声明です。
> >  日蓮宗の聲明を聞くには、テープか何かあるのでしょうか?
>
> 宗定声明はCDもテープも販売していますが・・・・。
>  シンプルで曲数も少ないです。
 どこで入手できますか? スネイル社ですか?
> 私の声明をデジタルレコーディングしてホームページで流そうとも思っているので
>すが、叱られるといけませんので現在は読経の音声のみにしています。
  ぜひ、拝聴したいものです。

00333 99/07/02 16:47 Eisai              RE:00332 妙見堂の落慶法要
なむ野本さん、こんにちは。
 > それって、宗教の時間ですね。天台宗のことを天台宗の僧侶が出てきて
 > やってるのは、ほとんど知りません。
 瀬戸内さん、遷化された今東光さんもTVやラジオで天台宗のことを話している訳
ではないのですね。
 > 「比叡のひかり」という佐川急便宣伝の番組が全国放送であります。
 > これが、天台宗というか、比叡山の宣伝になっていますね。
 ローカルのUHFでやっていたような・・・。いつ放送しています。
 それにしても佐川急便さんは比叡山に力を入れておられますね。確か、梵鐘にも
「佐川急便グループ」という名前がありましたよね。梵鐘本体に「グループ」という
カタカナの英語があって「へぇ〜」っと思いましたが、これも時代ですね。
 >   オウムのように引きつけるのは、宗教でなく、何か欠けているものが
 >   そのような団体や組織にあるからでしょう。宗教家が怠けているばかり
 >   ではなく、社会現象なのかも知れません。
 自分を遙かに越えた何か凄いもの、自分を素晴らしい方向に変えてくれるもの、自
分の潜在能力を発掘できるもの、本能を満足させてくれるもの、楽しいもの、欲求不
満やストレスを癒してくれるもの・・・。現代人は何を求めているのでしょう。
 どっかの新興宗教では、合宿や巡礼に参加すると異性と出会えるチャンスがあそう
で、それが若い信徒が集う大きな理由になっているのではとも思えます。
 >   これは、個人的な宗教才能から見いだされるものかも知れません。
 私は宗教的才能がなく者です。しかし、法華経一部経を毎日少しずつ読誦している
と鼓舞され続けられています。誰にでも自分に気付かない力がある。とにかく頑張れ
と・・・。
 >  先週あたりから、取り始めました。勤務先に個人的に。
 >  他の職員が見てたりします。
 昨日、掲載された紙面が中外さんから郵送されてきました。
 >  ほう〜。そうなんですか。ぜひ拝聴したいものです。
 >  金剛界声明は、ちょっと派手で良いです。「マンダラのきらめき」(春秋社)
 >  も良いですよ。雅楽付き「庭義曼荼羅供」の声明です。
 雅楽と声明とのアンサンブルは一度拝聴したいですね。
 雅楽が演奏される法要は少なくないのですが、アンサンブルがないのは逆に変だな
と思っていました。
 10年前にフェスティバルホール(大阪)でオーケストラと声明、阪神大震災慰霊
法要では寿量品長行読誦と雅楽ということはありました。
 >  どこで入手できますか? スネイル社ですか?
 古い声明テープ「日蓮宗宗定 聲明」(CHS-10973)は日蓮宗新聞社
   http://www.t3.rim.or.jp/~nichiren/
ですが、新しい「日蓮宗 聲明」のテープ(DM-0459)とCDはどこなのでしょう。録音
はポニーキャニオンです。恐らく前述の日蓮宗新聞社で売っていると思うのですが。
 CDは品薄になりつつあるとの話です。絶版になる前に買っておこうかな。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00334 99/07/06 21:30 なむ野本           RE:00333 妙見堂の落慶法要
  Eisaiさん、こんにちわ
              なむ野本です
 そちらの地方で、中世に活躍した鎮増という僧侶について、国文学者が
 書いた本が出てます。私の知っている著者です。
 『室町お坊さんの物語』 田中貴子 660円 講談社現代新書
 良かったら感想を聞かせて下さい。
> 瀬戸内さん、遷化された今東光さんもTVやラジオで天台宗のことを話している訳
>ではないのですね。
 今東光さんは、大分昔ですね。週刊誌にも出てましたね。徳のある方でした。
 ラジオなんかでは、いろいろ有るようですがほとんど聞きません。
 瀬戸内さんは、タレントというか、尼僧ではあるけど、僧侶じゃないような
 感じです。ほとんど教学のことを知らずに、分かったように間違ったことを
 相当書いてますね。皆さんはあれで満足するのだろうか?不思議です。
> > 「比叡のひかり」という佐川急便宣伝の番組が全国放送であります。
> > これが、天台宗というか、比叡山の宣伝になっていますね。
>
> ローカルのUHFでやっていたような・・・。いつ放送しています。
 ローカルも京都放送と提携しているようで、早朝の6時くらいでしょうか、
 地方で拝見することがあります。毎朝ではないようです。
> それにしても佐川急便さんは比叡山に力を入れておられますね。確か、梵鐘にも
>「佐川急便グループ」という名前がありましたよね。梵鐘本体に「グループ」という
>カタカナの英語があって「へぇ〜」っと思いましたが、これも時代ですね。
 そうですね。比叡山は外護者なら誰でも歓迎するようなところがあります。
 戒名料に驚くような方は、ちょっと無理かも知れません。桁違い。
 サントリーも、なぜか護持者の一人ですね。
> 自分を遙かに越えた何か凄いもの、自分を素晴らしい方向に変えてくれるもの、自
>分の潜在能力を発掘できるもの、本能を満足させてくれるもの、楽しいもの、欲求不
>満やストレスを癒してくれるもの・・・。現代人は何を求めているのでしょう。
>
> どっかの新興宗教では、合宿や巡礼に参加すると異性と出会えるチャンスがあそう
>で、それが若い信徒が集う大きな理由になっているのではとも思えます。
 まあ、宗教というより、グルーピングを楽しむ方が主力かも知れません。
 オウムがだめで、ヤマギシ会が増えていると新聞にありましたね。
 既成の社会の枠組みなんかから、外れてみたい欲求もあるでしょうね。
 ワテは、どこにいるんかと思うこともあります。決して通常一般の社会人では
 おれない場面や立場を感じますから、所詮アウトローかも知れませんね。
  その方が、檀信徒さんは安心することもあるようですから、誰でもそんな
 要求があるのかも知れません。全くアウトローは嫌われるでしょうけど。
> 昨日、掲載された紙面が中外さんから郵送されてきました。
 おお!、希望通りでしたか? 私は気が付かない。何日号ですか? 
> >  ほう〜。そうなんですか。ぜひ拝聴したいものです。
> >  金剛界声明は、ちょっと派手で良いです。「マンダラのきらめき」(春秋社)
> >  も良いですよ。雅楽付き「庭義曼荼羅供」の声明です。
>
> 雅楽と声明とのアンサンブルは一度拝聴したいですね。
> 雅楽が演奏される法要は少なくないのですが、アンサンブルがないのは逆に変だな
>と思っていました。
 実演には、費用がかかる難点が(^^;) 。「マンダラのきらめき」(春秋社)
 の部分が、JR東海の宣伝に流れているそうです。TVコマーシャル。
  CD で1枚2800円 電話注文です。電話 03-3255-9611  
> >  どこで入手できますか? スネイル社ですか?
>
> 古い声明テープ「日蓮宗宗定 聲明」(CHS-10973)は日蓮宗新聞社
>
>   http://www.t3.rim.or.jp/~nichiren/
>
>ですが、新しい「日蓮宗 聲明」のテープ(DM-0459)とCDはどこなのでしょう。録音
>はポニーキャニオンです。恐らく前述の日蓮宗新聞社で売っていると思うのですが。
   では、尋ねてみます。ありがとうございます。
                        なむ野本
00335 99/07/07 15:12 to'chan            瀬戸内寂静さん
>(瀬戸内さんは)
>ほとんど教学のことを知らずに、分かったように間違ったことを
>相当書いてますね。皆さんはあれで満足するのだろうか?不思議です。
私は満足しています。と言うより一般のお坊さんよりどれほどお釈迦様に近いか
知れない。
瀬戸内さんのことを言うより、既成の仏教集団のいいかげんさを指摘した方がい
いと思います。彼女のいいとこは、作家で収入が有るから割合自分の言いたい
ことを言ってるとこにあるのではないかと思います。
私のように仏教徒を自任してる人間にとって、日本の仏教界は困ったものだと
考えてます。
00336 99/07/07 21:06 Eisai              RE:00334 妙見堂の落慶法要
 なむ野本さん、こんにちは。
 >  そちらの地方で、中世に活躍した鎮増という僧侶について、国文学者が
 >  書いた本が出てます。
 [新潮日本人名辞典]には載っていなかったですね。どんな僧侶なのでしょう。
 >  瀬戸内さんは、タレントというか、尼僧ではあるけど、僧侶じゃないような
 >  感じです。ほとんど教学のことを知らずに、分かったように間違ったことを
 >  相当書いてますね。皆さんはあれで満足するのだろうか?不思議です。
 既に、何らかの才能が認知されている全国的な有名人が得度したとき、その方を教
化するのは難しそうですね。しかし、彼らは自らの意志で新発意したので、それはそ
れで大切にしなくてはと思います。家業継承程度が出家の動機である僧侶の子息より
出発点はランクは上です。有名人としての影響力を考えても優秀な訓育者によって注
意深く育てるべきでしょう。ことに師僧の責任は重大ですね。いいかげんな言動をし
たり、増上慢に走ったりしたときにはブレーキが必要です。
 また、どこの宗派であれ、僧侶になるまえに6ヶ月以上の然るべき訓育部による僧
堂教育が必要だと思います。また、数年に一度は・・・或いは僧階昇叙の度に論文や
試験を実施し、布教実績を調査するべきだと思います。また、度の過ぎた問題行動の
僧侶には師僧だけでなく長老や教学者そして仏教学者がカウンセリングをするべきだ
と思います。心当たりがあるもので・・・。
 >  そうですね。比叡山は外護者なら誰でも歓迎するようなところがあります。
 うちの本山にも法華系新興宗教による収入が少なくないとか・・・。人件費だけを
考えても大寺院の運営には莫大な費用がかかりますよね。
 >  まあ、宗教というより、グルーピングを楽しむ方が主力かも知れません。
 お寺というのは、素晴らしい出逢いの場所にしたいですね。
 反面、仏法を方便につまらん俗信などして金儲けしていれば、お寺の客層?は悪く
なります。彼らこそ救済の対象なのでしょうけど。
 >  既成の社会の枠組みなんかから、外れてみたい欲求もあるでしょうね。
 独自の宇宙観や世界観に神秘な魅力を感じているのでしょうか。そこへの逃避行動
なのでしょうか。
 >  おお!、希望通りでしたか? 私は気が付かない。何日号ですか? 
 師父がもっておりますので調べておきます。
 >  実演には、費用がかかる難点が(^^;) 。
 天台宗にはお坊さんの雅楽会はあるのですか?
 「マンダラのきらめき」(春秋社)
 入手したいですねぇ。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00337 99/07/07 21:06 Eisai              野辺の送りの梵鐘
 あるお寺の歴代住職の葬儀に出仕させて頂きまして、葬儀修了後に霊柩車が出棺す
るまで梵鐘を突くように指示されました。
 そのような梵鐘は突いたことはないので、いろいろお伺いしたのですが地方によっ
ていろいろなようです。でもって、葬送の梵鐘に決まりのないお寺では、どのように
打てばよいのでしょう。
 ◎梵鐘の本来の意味からして葬送の時に打ってよいものなのか。
 ◎葬送で打つ回数は、18回、7回、1回・・・奇数回を適宜など教えられ
  たが、どれがどういうわけで適当なのか。
 ◎上記が終わって、更に捨て打ち3回した方がよいのか
 ◎打つ強さはどうなのか。
    梵鐘の一番良い音が鳴る強めの音
    雰囲気に合わせて場合によっては小さい音が良い
    大きな音から徐々に小さな音にする
 以上の◎が私のわからない点です。
 どのような意見でも経験談でも結構です。教えて下さい。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
追伸 除夜の鐘から半年間打っていない梵鐘だったので、一打目ゴ〜〜ンッと打った
瞬間埃の雨に見舞われました。

00338 99/07/08 01:18 T.C                はじめまして
はじめまして。
仏教関係のフォーラムに興味を持って投稿しました。
仏教と言えば、私は弥勒経関係を読んだりするのですが、
どなたか、弥勒下生信仰に興味を持っておられる方は、
いらっしゃいませんか?
00339 99/07/08 21:25 Eisai              RE:00338 はじめまして
T.C さん、仏教ラウンジへようこそ。
 > 仏教と言えば、私は弥勒経関係を読んだりするのですが、
 > どなたか、弥勒下生信仰に興味を持っておられる方は、
 > いらっしゃいませんか?
 お釈迦様の入滅後五六億七千万年後に、仏としてお生まれになる菩薩ですね。
 先日、御参りした京都の泉涌寺には本堂に三仏が勧請されており、そのお一人が弥
勒仏で仏として勧請してありました。
 昔、卒業研究で天体物理をかじったことがあります。アップデートされていない知
識ですが、太陽の寿命は約100億年ですでに半分の約50億年が経過していると
か・・・。五六億七千万年後は地球最後の日かも知れませんね。太陽が最後の新星爆
発を起こして地球は吹き飛ばされるか、その前に膨張した太陽に地球が飲み込まれる
か・・・。
 比較的近い数光年!?の場所にある恒星の惑星に移住していたとしても、太陽の新
星爆発の衝撃波や放射能をしのげるのでしょうか。弥勒下生の話をきくとそんなこと
を何時も連想します。
 人類はそのころ存在しているのでしょうか。たとえ滅亡していなくとも、十数億年
で単細胞の生命体から人間へと進化するのですから、その頃の知的生命体は、たとえ
私たちの遺伝子を引き継ぐとも似てもにつかない生命体でしょうね。
 仏教もお釈迦様入滅後わずか二千数百年で、これだけ分派し変遷してきたのですか
ら何万年先すら予想できません。ましてその数十万倍の五六億七千万年後など・・・。
 五六億七千万という数字は「途轍もなく大きな数」を意味する概数にしては、有効
数字三桁ですしどう捉えましょう。やっぱり、地球が消滅してしまうという無常に対
して教え導いて下さる慈悲深い仏様なのでしょうか。
 すみません・・・弥勒菩薩に関する天体物理学考察?になってしまいました。
 弥勒仏までの無仏の時代に言及すれば、それを補う地蔵菩薩、他土往生の阿弥陀如
来、久遠実成釈迦牟尼仏の法華経にまで話が膨らみそうですね。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00340 99/07/09 01:23 T.C                RE:00339 はじめまして
早速のお返事有り難うございます。
ネット上でこの様な話が出来るとは大変嬉しいことですね。
>
> 先日、御参りした京都の泉涌寺には本堂に三仏が勧請されており、そのお一人が弥
>勒仏で仏として勧請してありました。
弥勒菩薩像には素晴らしいものが多いですね。
私は、この前、醍醐寺の弥勒菩薩像に参拝いたしましたが、
たいへんなものでした。
>
> 昔、卒業研究で天体物理をかじったことがあります。アップデートされていない知
>識ですが、太陽の寿命は約100億年ですでに半分の約50億年が経過していると
>か・・・。五六億七千万年後は地球最後の日かも知れませんね。太陽が最後の新星爆
>発を起こして地球は吹き飛ばされるか、その前に膨張した太陽に地球が飲み込まれる
>か・・・。
56億7千万年の事ですが、どうも最初は6億5千7百万年だったそうです。
それが、5と6がひっくり返り、桁数も増えたそうです。
どちらにしても、その頃まで人間が生きているとも思えませんが・・・
>
> 比較的近い数光年!?の場所にある恒星の惑星に移住していたとしても、太陽の新
>星爆発の衝撃波や放射能をしのげるのでしょうか。弥勒下生の話をきくとそんなこと
>を何時も連想します。
>
> 人類はそのころ存在しているのでしょうか。たとえ滅亡していなくとも、十数億年
>で単細胞の生命体から人間へと進化するのですから、その頃の知的生命体は、たとえ
>私たちの遺伝子を引き継ぐとも似てもにつかない生命体でしょうね。
>
> 仏教もお釈迦様入滅後わずか二千数百年で、これだけ分派し変遷してきたのですか
>ら何万年先すら予想できません。ましてその数十万倍の五六億七千万年後など・・・。
>
> 五六億七千万という数字は「途轍もなく大きな数」を意味する概数にしては、有効
>数字三桁ですしどう捉えましょう。やっぱり、地球が消滅してしまうという無常に対
>して教え導いて下さる慈悲深い仏様なのでしょうか。
現在、弥勒下生はあたかもキリスト教の最後の審判のようにとらえられています。
中国でも、例えば、白蓮教の乱などでは、恐怖の神としてとらえられました。
しかしながら、本来、弥勒菩薩は慈悲を意味する言葉から来ており、
Eisaiさんの文は、まさに正鵠を射ています。
弥勒下生信仰は、本来、転輪聖王のもとで平和に治まった世界に、
弥勒菩薩が釈迦牟尼仏をついで仏となる、というものです。
そして、「竜華三会」と呼ばれる説法で釈迦牟尼仏の時代にまだ、
救われていない衆生を悟りに導くと言います。
(羅什訳の『弥勒下生成仏経』によっています)
>
> すみません・・・弥勒菩薩に関する天体物理学考察?になってしまいました。
> 弥勒仏までの無仏の時代に言及すれば、それを補う地蔵菩薩、他土往生の阿弥陀如
>来、久遠実成釈迦牟尼仏の法華経にまで話が膨らみそうですね。
>
楽しみですね。
でも、『法華経』を読もう、読もうと思いつつ、まだ、読んでいません。
従姉妹の家が日蓮宗の檀家なので、『法華経』くらいは目を通そうと思っているので
すが、
現在のところ、『弥勒経』と『維摩経』くらいしか読んでいません。
どうか、色々と教えてください。
00341 99/07/11 09:15 川蝉               RE:00340 はじめまして
 T・C さん、 Eisaiさん今日は。
>  弥勒仏までの無仏の時代に言及すれば、それを補う地蔵菩薩、他土往生の阿弥
陀如
>来、久遠実成釈迦牟尼仏の法華経にまで話が膨らみそうですね。
                   (#339  Eisaiさん)
○ 弥勒仏思想は仏教の大きな流れの一つのようですので、話がふくらみそうですね。
> 56億7千万年の事ですが、どうも最初は6億5千7百万年だったそうです。 そ
れ
>が、5と6がひっくり返り、桁数も増えたそうです。
                   (T・C さん#00340) 
○そうでしたか。
弥勒下生経(竺法護訳)と弥勒大成仏経(羅什訳)をサット目を通してみました。
五十六億七千万年後と云う年数は無かったです。この年数が出てくる経はもっと後に
成立した経典にあるようですね。
> 現在、弥勒下生はあたかもキリスト教の最後の審判のようにとらえられています。
 中>国でも、例えば、白蓮教の乱などでは、恐怖の神としてとらえられました。
                           (T・C さん#34
0) 
○法滅尽経には、大災害の後の全く仏の教えがなくなって、数千万歳後に弥勒仏が出
現するとありますね。法滅尽経のような趣旨の経が他にもあるのでしょうか。
>しかしながら、本来、弥勒菩薩は慈悲を意味する言葉から来ており、 Eisaiさんの
文
>は、まさに正鵠を射ています。
> 弥勒下生信仰は、本来、転輪聖王のもとで平和に治まった世界に、 弥勒菩薩が釈
迦牟>尼仏をついで仏となる、というものです。
> そして、「竜華三会」と呼ばれる説法で釈迦牟尼仏の時代にまだ、 救われていな
い衆>生を悟りに導くと言います。
○弥勒下生経も弥勒大成仏経にも、弥勒が成仏する国は平和で栄えている国土ですね。
弥勒下生経には「将来久遠に此の国界に於いて、当に城郭あるべし」と有るし、 弥
勒大成仏経にも、鶏足山で禅定に入っている迦葉尊者の所に行くと言う事があるし、
釈尊に教化を受けた人達が弥勒仏の教化を受けるし、弥勒仏の国土は、この娑婆世界
と場所的には同一のようですね。
弥勒下生経と弥勒大成仏経とだけを読むと、弥勒出現の前に、法滅尽経にあるような
悲惨な状況が前提としてあるようには、感じられないですね。
00342 99/07/11 20:16 Eisai              RE:00340 はじめまして
T.C さん、こんにちは。
 > 現在、弥勒下生はあたかもキリスト教の最後の審判のようにとらえられています。
 主語は? だれがそのように捉えておられるのですか?
 経典にそのようなことがあるのですか?
 イエスが再臨して全人類が裁かれて善人は永遠の祝福に、悪人は永久の刑罰に定め
られるというのが最後の審判。慈悲の菩薩弥勒が、そのように捉えられるのは意外で
すね。
 > 中国でも、例えば、白蓮教の乱などでは、恐怖の神としてとらえられました。
 祈祷中心の祈祷秘密結社が反乱を起こし、そこで崇拝されていたがために恐怖の神
とは変な感じですね。白蓮という名からして、法華経を読んでおられたのでしょうか。
 
 > しかしながら、本来、弥勒菩薩は慈悲を意味する言葉から来ており、
 弥勒 = Maitreya = 慈氏・慈尊(慈しみの教師)なのだそうですね。
 > 弥勒菩薩が釈迦牟尼仏をついで仏となる、というものです。
 『弥勒下生成仏経』にはどう説かれているのでしょう?
 それまで娑婆世界は無仏なのか、久遠実成や地蔵菩薩によるフォローがあるのでし
ょうか。もし、御存知なら教えて下さい。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00343 99/07/12 00:12 T.C                RE:00342 はじめまして
>  > 現在、弥勒下生はあたかもキリスト教の最後の審判のようにとらえられています。
> 
>  主語は? だれがそのように捉えておられるのですか?
>  経典にそのようなことがあるのですか?
> 
>  イエスが再臨して全人類が裁かれて善人は永遠の祝福に、悪人は永久の刑罰に定め
> られるというのが最後の審判。慈悲の菩薩弥勒が、そのように捉えられるのは意外で
> すね。
これは、よく、弥勒経典の解説書などを読むと、仏教のメシアニズムなどと書か
れることが多いので、混同されること。
そして、日本でもそうですが、末法思想が、弥勒菩薩と結びつけられること。
これが、誤解を生み、一神教の方の最後の審判とごっちゃにしてしまう、と言う
ことを、四捨五入して大変大雑把に書きました。
では、主語は誰かと言いますと、恥ずかしながら私のことです(笑)。
私は、幼稚園、中学、高校とキリスト教系だったので、どうしてもそっちと混ぜ
て最初は考えてしまったのですね。
それで、それを一般化して書いてしまったと言うのは、まあ、恥を晒すみたいで
嫌だったから、というつまらない理由です。
>  祈祷中心の祈祷秘密結社が反乱を起こし、そこで崇拝されていたがために恐怖の神
> とは変な感じですね。白蓮という名からして、法華経を読んでおられたのでしょう
>か。
鋭いですね。
元々、白蓮教は南宋の慈照子元が起こしたものです。
念仏が中心だったようですが、中国仏教ですから、諸宗の融合が為されています。
例えば、白蓮教の弥陀本願、禅宗の正法眼蔵、孔子の天理、易経の太極などの同
一が主張されていたようです。
が、このあたりはあまり詳しくありません。
どうか、ご勘弁を。
ところが、14世紀の大災害の為に、劉福通という怪しげな人物が反乱の旗印と
して白蓮教、もしくは弥勒下生信仰を利用します。
彼らは、結局、元朝に鎮圧されますが、破れかぶれになり、各地で略奪や殺戮を
繰り返します。
このあたりの情報は、『元史』の順帝本紀、至正11年頃からの記述をご覧下さ
い。
以後、中国では白蓮教は禁教となり、秘密結社の様相を呈します。
そして、明、清代にも度々反乱の温床となる忌まわしい歴史を持つわけです。
が、この様な経緯を踏まえて、破壊の神弥勒というものがあったようです。
はっきり言って、やりきれない話ではあります。
>  『弥勒下生成仏経』にはどう説かれているのでしょう?
>  それまで娑婆世界は無仏なのか、久遠実成や地蔵菩薩によるフォローがあるのでし
> ょうか。もし、御存知なら教えて下さい。
久遠実成や地蔵菩薩については、全く現れません。
ただ、大迦葉の衣鉢を弥勒が継ぐ、と言う表現は弥勒経には度々あります。
そこから、釈迦→大迦葉→弥勒という系図が意図されているのだという意見もあ
ります。
雲井昭善氏か渡辺照宏氏かだったと思いますが、あやふやですいません。
どうも、きちんと答えられたか解りませんが、
これで、回答になりましたでしょうか?
00344 99/07/12 00:52 T.C                RE:00341 はじめまして
川蝉さん、はじめまして。
> ○そうでしたか。
> 弥勒下生経(竺法護訳)と弥勒大成仏経(羅什訳)をサット目を通してみました。
> 五十六億七千万年後と云う年数は無かったです。この年数が出てくる経はもっと後に
> 成立した経典にあるようですね。
川蝉さん、もの凄く漢文に強いですね!。
私など、羅什訳の『弥勒下生成仏経』だけでえらく時間がかかりました。
弥勒経典群の成立過程は、渡辺照宏氏の『愛と平和の象徴・弥勒経』という本に
詳しいです。
でも、この本のタイトルは少々ひねってみても良かったと思うのですが・・・
それはさておき、弥勒経の原点のような経典が中阿含経にあります。
『説本経』(大正1.五〇八下.−五一−下)です。
場所は曖昧なのですが、多分、一巻の上記あたりのはずです。
漢文がお得意でしたら、一読されてはいかがでしょう?
> ○法滅尽経には、大災害の後の全く仏の教えがなくなって、数千万歳後に弥勒仏が出
> 現するとありますね。法滅尽経のような趣旨の経が他にもあるのでしょうか。
大変申し訳有りませんが、そちらの方は不勉強でまだ、わかりません。
もっと勉強しないと駄目ですね。
> ○弥勒下生経も弥勒大成仏経にも、弥勒が成仏する国は平和で栄えている国土です
>ね。
> 弥勒下生経には「将来久遠に此の国界に於いて、当に城郭あるべし」と有るし、 弥
> 勒大成仏経にも、鶏足山で禅定に入っている迦葉尊者の所に行くと言う事があるし、
> 釈尊に教化を受けた人達が弥勒仏の教化を受けるし、弥勒仏の国土は、この娑婆世界
> と場所的には同一のようですね。
> 
> 弥勒下生経と弥勒大成仏経とだけを読むと、弥勒出現の前に、法滅尽経にあるような
> 悲惨な状況が前提としてあるようには、感じられないですね。
> 
私もそう思います。
日本各地の弥勒菩薩像などは、まさに経典の弥勒如来を表現しているとも思えま
す。
ところが、中国では布袋さんと習合して、随分雰囲気が違いますが。
現在の中国の弥勒菩薩は「天恩弥勒佛院」のホームページで見られます。
アドレスは下記の通り。
http://www.pro-maitreya.org.tw/
00345 99/07/12 20:45 川蝉               RE:00344 はじめまして
 Eisaiさん。T.C さん。今晩は。               
T.C さんにはご挨拶もせずに発言し失礼しました。
>川蝉さん、もの凄く漢文に強いですね!。
○善い誤解でも、あわてます。
私は、返り点が付いてなければ、読めません。
手元にある昭和新纂国訳一切経で、読んだのです。
法滅尽経には、「水災でほとんどの者は溺れ死んでしまう。月光菩薩が世に出て、五
十二年間仏法を興す。首楞厳経や般舟三昧が先に滅し、続いて十二部経が滅する。そ
の後、数千万歳の後、弥勒が世間に下り作仏する」
とあり、中間に月光菩薩の化導あることが説かれています。
地蔵菩薩本願経(経本が有ったはずですが、見つかりません)では地蔵菩薩が中間の
化導を受け持つ事を説いてあるのですね。
法滅尽経の所説は、基督教の最後の審判やハルマゲドンに結びつけられやすいかも知
れませんね。
釈尊の常住不滅と間断無き化導救済ある事の教説(法華経の久遠本仏)と法華経神力
品の未来益物の教説(天台大師・日蓮聖人の領解による)がなければ、弥勒仏の出現
が語られているとしても、仏教はきわめて悲観的未来観ですね。
釈尊の正体が常住此説法の不滅の久遠本仏であると云うことになれば、弥勒仏出現を
期待しなくても良いことなるようにおもわれます。
>弥勒経の原点のような経典が中阿含経にあります。
>『説本経』(大正1.五〇八下.−五一−下)です。
○国訳一切経で、初めて一読してみました。
「尊者弥勒、彼の衆中にありき」とあり、釈尊の弟子の一人なのですね。注記にあっ
たので、長阿含巻第六の転輪聖王経第二の注記を見ましたら、「南天竺バラモンに生
まれ、仏に先立ちて入滅し、トソツ天に生じ、・・」とありました。
この尊者弥勒がトソツ天の弥勒菩薩に成るようですね。
両経とも、大災害は説いてないようですし、出現までの間を受け持つ菩薩の事も説か
れていないようですね。
00346 99/07/12 20:50 川蝉               RE:00344 はじめまして
 Eisaiさん。T.C さん。今晩は。               
T.C さんにはご挨拶もせずに発言し失礼しました。
>川蝉さん、もの凄く漢文に強いですね!。
○善い誤解でも、あわてます。
私は、返り点が付いてなければ、読めません。
手元にある昭和新纂国訳一切経で、読んだのです。
法滅尽経には、「水災でほとんどの者は溺れ死んでしまう。月光菩薩が世に出て、五
十二年間仏法を興す。首楞厳経や般舟三昧が先に滅し、続いて十二部経が滅する。そ
の後、数千万歳の後、弥勒が世間に下り作仏する」
とあり、中間に月光菩薩の化導あることが説かれています。
地蔵菩薩本願経(経本が有ったはずですが、見つかりません)では地蔵菩薩が中間の
化導を受け持つ事を説いてあるのですね。
法滅尽経の所説は、基督教の最後の審判やハルマゲドンに結びつけられやすいかも知
れませんね。
釈尊の常住不滅と間断無き化導救済ある事の教説(法華経の久遠本仏)と法華経神力
品の未来益物の教説(天台大師・日蓮聖人の領解による)がなければ、弥勒仏の出現
が語られているとしても、仏教はきわめて悲観的未来観ですね。
釈尊の正体が常住此説法の不滅の久遠本仏であると云うことになれば、弥勒仏出現を
期待しなくても良いことなるようにおもわれます。
>弥勒経の原点のような経典が中阿含経にあります。
>『説本経』(大正1.五〇八下.−五一−下)です。
○国訳一切経で、初めて一読してみました。
「尊者弥勒、彼の衆中にありき」とあり、釈尊の弟子の一人なのですね。注記にあっ
たので、長阿含巻第六の転輪聖王経第二の注記を見ましたら、「南天竺バラモンに生
まれ、仏に先立ちて入滅し、トソツ天に生じ、・・」とありました。
この尊者弥勒がトソツ天の弥勒菩薩に成るようですね。
両経とも、大災害は説いてないようですし、出現までの間を受け持つ菩薩の事も説か
れていないようですね。
00347 99/07/13 00:56 T.C                RE:00346 はじめまして
>仏教はきわめて悲観的未来観ですね。
私もそう思います。
仏教は、慈悲を言う反面、冷徹な(冷酷ではありません、念のため)側面があります
ね。
経典を読むと、人間の暗い部分をじっと凝視しているように思うこともあります。
そうすると、悲観的な未来も見てしまうのでしょうか?
>
>釈尊の正体が常住此説法の不滅の久遠本仏であると云うことになれば、弥勒仏出現を
>期待しなくても良いことなるようにおもわれます。
仏は常住であるという考えは、はじめ、仏教には無かったそうです。
前にも書いた渡辺氏も強調していますが、
あくまで、仏教の目的は輪廻の解脱ですから、
成仏すると同時に、消滅してしまう、という説が初期には一般だったそうです。
仏滅を般涅槃と言う事とも繋がってくるでしょう。
もっとも、私はサンスクリットができませんから、
自分で確かめることは出来ないのが情けないのですが。
>○国訳一切経で、初めて一読してみました。
>「尊者弥勒、彼の衆中にありき」とあり、釈尊の弟子の一人なのですね。注記にあっ
>たので、長阿含巻第六の転輪聖王経第二の注記を見ましたら、「南天竺バラモンに生
>まれ、仏に先立ちて入滅し、トソツ天に生じ、・・」とありました。
>この尊者弥勒がトソツ天の弥勒菩薩に成るようですね。
阿含経典にまで弥勒菩薩が登場するというのは、
大乗の多佛多菩薩という定説に反するとんでもない事です。
では、この経典はどこまでさかのぼれるか、と言いますと、
何と、「スッタニパータ」です。
岩波文庫収録の中村元訳「ブッダの言葉」P210以下をご覧下さい。
阿含経と非常に類似点が多いです。
しかし、ここでは釈迦牟尼佛の尊者弥勒(ここでは学生メッティヤとなっています)
に対する成仏の受記がありません。
それでは、この「スッタニパータ」と「阿含経」の間で弥勒は菩薩となった訳です。
渡辺氏はこのような仮説を立てています。
弥勒は実在の人物で、釈迦の直弟子だった、と。
ただ、あまりに早く亡くなった弥勒を惜しみ、
生まれ変わったならば、弥勒は必ず仏となるだろうと語った事が、
後々まで言い伝えられ、弥勒信仰を誕生させた、という説です。
もちろん、これだけの文章では何とも言えませんし、
これも仮説にすぎません。
しかし、大変興味深い説でしたので、書きました。
00348 99/07/13 19:55 Eisai              RE:00341 はじめまして
 川蝉さん、こんばんは。
 > 五十六億七千万年後と云う年数は無かったです。この年数が出てくる経は
 > もっと後に成立した経典にあるようですね。
 やっぱり原典にあたるべきですね。
 『法華経』によれば釈尊は久遠常住で、弥勒仏降誕は不要かも知れません。ただ、
久遠常住といっても現在の数学でいうところの無限(∞)の存在ではないかも知れま
せん。
  是の如く我成仏してより已来甚だ大に久遠なり。寿命無量阿僧祇劫常住に
  して滅せず。
  諸の善男子、我本菩薩の道を行じて成ぜし所の寿命、今猶お未だ尽きず。
  復上の数に倍せり。         『妙法蓮華経如来寿量品第十六』
 ∞×2 なんてないのですから、久遠常住の釈尊は数学的な無始無終でなく
 て、実質的に無始無終といえるということなのでしょうか。
 地球上に生命ができて十数億年、地球や太陽系ができてから約50億年、宇宙がで
きてから約150億年などとして、その倍というなら・・・。弥勒仏降誕の数十億年
のスパンは理解できなくもないです。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00349 99/07/14 03:59 波木井坊           日蓮宗勝劣派多数参加の「福神研究会」い
日蓮宗勝劣派多数参加の「福神研究会」いよいよインターネットに登場!!(創刊準
備号)
http://www.konohana.ne.jp/fukujin/index.html
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 ゆっくり急げー「福神」創刊にむけて 上杉清文 
 座談会「福笑いをこめてふりかえる」ー福神研究所八年間の歩みと展望 
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・批判仏教の行方ー法然と明恵をめぐってー 澁澤光紀 「法然と明恵ー日本仏教思
想史序説」袴谷憲昭 
「天皇制仏教批判」ジャアキン モンテイロ 「法然対明恵ー鎌倉仏教の宗教対決」
町田宗鳳 
・宮大真司の<グロテスク・リアリズム>について 貫名英瞬 「制服少女たちの選
択」宮大真司 
 「終わりなき日常を生きろ」宮大真司  「世紀末の作法」宮大真司 
・仏教寺院の治療行為の起源をを学ぶ 三輪是法 「精神病院の起源」小俣和一郎 
・癒しの悪魔も信心から?中屋高明 「スリランカの悪魔祓い」上田紀行 「癒しの
時代をひらく」上田紀行 
・富士門流を考える 川名義博 「創価学会は日蓮を殺す」赤間剛 「仏教者の戦争
責任」大木道恵 
 「富士大石寺顕正会 下山正怒」 
・世紀末神秘主義批判ー資本主義からの出家ー 岩間良正 「ドイツイデオロギー」
カールマルクス 
 「世紀末シンドローム」海野弘 
  
日蓮劇紹介 劇評ー日蓮劇の現在を読む「天翔る日蓮聖人」鈴木祐弘 <工事中> 
研究員紹介 <工事中> 創刊号予告 <工事中> 福神研究員紹介 <工事中> 賛
助金の御願い <工事中> 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
創刊号は7月から東京都周辺の書店でお求めできます。
(丸山照雄師:回想の日蓮宗ー戦後「左翼」思想の動向についてなど目玉多数!!)
近代法華(経)思想フォーラム:主催 波木井坊竜尊(http://www7.konohana.ne.jp)
波木井六朗実長のホームページ:主催 波木井坊竜尊(http://www.konohana.ne.jp/
hiroba/hakiri/index.html)
御祖様足跡マップ(富士地区):主催 波木井坊竜尊(http://www.konohana.ne.jp/
sokuseki/index.html)
さあ!いよいよ北山本門寺根源が動き出した。(笑)みんなついてこれるか!!(笑)
00350 99/07/14 22:49 なむ野本           (発言者削除)
00351 99/07/14 22:57 なむ野本           RE:00336 妙見堂の落慶法要
  ちょっとご無沙汰致しました
                なむ野本です
> >  そちらの地方で、中世に活躍した鎮増という僧侶について、国文学者が
> >  書いた本が出てます。
>
> [新潮日本人名辞典]には載っていなかったですね。どんな僧侶なのでしょう。
  新人です。(^^;)  天台の僧侶が自分のありのままを書き記した日記風
  の高僧遊行記ですかね。書写山が本拠。「鎮増私聞書」(ちんぞう私の
  ききがき。一見老友記とも)が『續天台宗全書』史伝2にありまして、
   また、兵庫県史 中世 にもありまして、ちょっと注目の内容です。
> >  瀬戸内さんは、タレントというか、尼僧ではあるけど、僧侶じゃないような
> >  感じです。ほとんど教学のことを知らずに、分かったように間違ったことを
> >  相当書いてますね。皆さんはあれで満足するのだろうか?不思議です。
>
> 既に、何らかの才能が認知されている全国的な有名人が得度したとき、その方を教
>化するのは難しそうですね。しかし、彼らは自らの意志で新発意したので、それはそ
>れで大切にしなくてはと思います。家業継承程度が出家の動機である僧侶の子息より
>出発点はランクは上です。有名人としての影響力を考えても優秀な訓育者によって注
>意深く育てるべきでしょう。ことに師僧の責任は重大ですね。いいかげんな言動をし
>たり、増上慢に走ったりしたときにはブレーキが必要です。
 発心者もやがておだてられると、手が着けられない。俗の根性は抜けませんね。
 今東光さんは、30歳前に出家して、寺の貧乏暮らしを味わってから文壇に
 登場されました。ご老ご出家は、人生でも悟ったかのように、還俗僧の何でも
 書き暴いて世間にさらし、自殺した者も救われない。
              #やれやれこれではなあと思います。
 もし、日蓮宗で、紫の衣を着せてくれないからと言って、宗祖の悪口を書き散ら
 したら、紫衣を許可されますか? 許可になっちゃたんです。法臘不足なのに。
 関係ない祝賀の会に出て祝辞を頼まれて言った挨拶は、「私は天台寺を預かって
 2000万円も寄付して直したんです」って誰も関係無いとこで自慢する僧侶を
 ご存じですか? 祝辞になってない。誰も止められませんよ。老尼の暴走。
                      # 教育者も居ませんね。
  どうも出発点は、ネタ仕入れが目的の出家と言われてます。
  正しくネタを仕入れてくれれば良いのだけど、相当違っている見たいですね。
 
> また、どこの宗派であれ、僧侶になるまえに6ヶ月以上の然るべき訓育部による僧
>堂教育が必要だと思います。また、数年に一度は・・・或いは僧階昇叙の度に論文や
>試験を実施し、布教実績を調査するべきだと思います。また、度の過ぎた問題行動の
>僧侶には師僧だけでなく長老や教学者そして仏教学者がカウンセリングをするべきだ
>と思います。心当たりがあるもので・・・。
  やや、賛成! 6ヶ月はちと短いかも知れませんが、賛成。
    #だんだん出家者が居なくなる(^^;)
> うちの本山にも法華系新興宗教による収入が少なくないとか・・・。人件費だけを
>考えても大寺院の運営には莫大な費用がかかりますよね。
 オウムが来たら、施設を許すかも知れません。裏の奥の山などに。(゚o。☆\バキッ!
 ま、そこまではしないでしょうが、山は参拝者が激減して、大変だそうです。
> >  まあ、宗教というより、グルーピングを楽しむ方が主力かも知れません。
>
> お寺というのは、素晴らしい出逢いの場所にしたいですね。
>
> 反面、仏法を方便につまらん俗信などして金儲けしていれば、お寺の客層?は悪く
>なります。彼らこそ救済の対象なのでしょうけど。
 他人を救済するためでなく、自己を救済するために山に籠もった平安時代、
 これを忘れて、自分も救済できないのに他人が救えるような態度が、厭きら
 れた感じがしますね。人は面白いところにだけ集まるのじゃないと、思うのは
 若気の至りかなぁ
> >  既成の社会の枠組みなんかから、外れてみたい欲求もあるでしょうね。
>
> 独自の宇宙観や世界観に神秘な魅力を感じているのでしょうか。そこへの逃避行動
>なのでしょうか。
 そう、自然主義などは、疲れる現代社会からの逃避か求道かですね。
 のんびり安心して暮らしたい要求は私にもあります。
 でもなぜか、睡眠5時間で仕事しても、給料を減らす上司もいますね。
 それでも止めない私は馬鹿みたい。

> 天台宗にはお坊さんの雅楽会はあるのですか?
  日蓮宗にはあるようですね。天台にはないです。雅楽会の方と
  仲良しですから(^^;)
  日蓮宗新聞社に注文した「日蓮宗声明」テープを入手して聴きました。
  録音は良いです。上手ですね皆さん。少し単純な感じもしますね。
  声明が上手な方は、天台の難しいのを習って、編曲した新曲を工夫
  されたら良いと思います。
   「マンダラのきらめき」は、間もなくCDブックにするそうです。
    JR東海のコマーシャルにも使われているそうです。
> 入手したいですねぇ。
  電話注文だけのようです。2800円
  TEL 03-3255-9611
                                               なむ野本
00352 99/07/15 09:22 川蝉               RE:00347 はじめまして
 T.Cさんへ。               
>仏は常住であるという考えは、はじめ、仏教には無かったそうで>す。
>前にも書いた渡辺氏も強調していますが、
>あくまで、仏教の目的は輪廻の解脱ですから、
>成仏すると同時に、消滅してしまう、という説が初期には一般
>だったそうです。
>仏滅を般涅槃と言う事とも繋がってくるでしょう。
>もっとも、私はサンスクリットができませんから、
>自分で確かめることは出来ないのが情けないのですが。
○私もサンスクリットはもちろん英語も全く出来ないので情けないです。
「一代聖教大意」(58頁)に、三蔵教(阿含経の意)の特色を
「されば仏も菩薩も縁覚も灰身滅智する教なり」
と評しています。
<成仏すると同時に、消滅してしまう、という説が初期には一般だったそうです。>
のようですね。
厳密に云うと、無余涅槃が灰身滅智ですね。開覚成道しても、この世に生きている間
は有余涅槃で、まだ消滅しないですね。
「ブッダのことば」の、特に、「七、学生ウパシーバァの質問」を読むと、釈尊不滅
の観念に発展する可能性を有する問答であるように、私には思えるのですが。
「存在しないのか?常住なのか?」の質問にたいして、
「存在しない」とは答えないで、
「それを測る基準が存在しない。ああだ、こうだと論ずるよすがが、かれには存在し
ない」
と答えています。
<仏教の目的は輪廻の解脱ですから>ですが、輪廻の解脱を「輪廻しない存在になる
こと」と解釈できる余地があるように思えるのですが。
岩波文庫ワイド版・中村元訳「真理のことば・感興のことば」の
「第二十一章・如来」の
11・12番に
「過去にさとりを開いた仏たち、また未来にさとりを開く仏たち、また多くの人々の
憂いを除く現在の世の仏、ーー正しい教えの師であるこれらすべての人々は、過去に
住したし、現在住し、また未来に住するであろう。これが諸仏のあいだの決まりであ
る」(225頁)
と云うのがあります。
「過去に住したし、現在住し、また未来に住するであろう」との句も、釈尊不滅の観
念に発展する可能性を有す句ではないかと、私には思えるのですが。
不勉強で読んだことがないのですが、姉崎正治博士の「現身仏と法身仏」には、釈尊
常住の観念が生じて行く、経過が論証されているのでしょうかね?。
>阿含経典にまで弥勒菩薩が登場するというのは、
>大乗の多佛多菩薩という定説に反するとんでもない事です。
○増一阿含経「十不善品」(国訳一切経374頁〜779頁)
には、「弥勒下生経」と「弥勒大成仏経」と、ほぼ同じ内容・分量で弥勒菩薩の事が
書かれていました。
「一代聖教大意」(58頁)に
「また三世に仏は次第次第に出世すとは云えども、横に十方にならんで仏有りとも云
わず」
と有りますが、阿含経典では、十方に諸仏が居るとは説かないのでしたね。弥勒仏は
未来仏ですから、阿含経典の本来の立場に反しないわけですね。
増一阿含経「十不善品」には、すでに弥勒菩薩と云って有りましたが、本生譚の釈迦
菩薩のほかに、他の菩薩が出てくるのは、ずっと下ってからなのでしょうね。
>では、この経典はどこまでさかのぼれるか、と言いますと、
>何と、「スッタニパータ」です。
>岩波文庫収録の中村元訳「ブッダの言葉」P210以下をご覧下さ
>い。
○私の所有しているのは、小版の岩波文庫でして、T.C  さんの本とは、頁が違うよ
うです。P210は関係ない注記でした。
「七、ティッサ・メッテーヤ」と「三、学生ティッサ・メッテーヤの質問」を読んで
みました。
このメッテーヤは、尊者弥勒のことなのですか。
>渡辺氏はこのような仮説を立てています。
○人情味ある仮説ですね。
以上とりとめのないコメントですが。
00353 99/07/15 09:23 川蝉               RE:00348 はじめまして
 
 Eisaiさんへ。              
> 『法華経』によれば釈尊は久遠常住で、弥勒仏降誕は不要かも知れません。ただ、
>久遠常住といっても現在の数学でいうところの無限(∞)の存在ではないかも知れ
ま
>せん。
○必要上、弥勒仏が降誕したとしても、寿量品から云えば、久遠本仏の垂迹仏と云う
ことになるのでしょうね。
恥ずかしながら、無限(∞)の概念がわからないので、コメントがつけられません。
立正大の若手の宗学の先生達は、五百塵点を実数と見ないで、無始を喩える言葉であ
ると考えているようです。
 Eisai  さんの
>久遠常住の釈尊は数学的な無始無終でなくて、実質的に無始無終といえるというこ
とな>のでしょうか。  
と云う見当と、同じ解釈が、宗学者の主流的考えのようですね。
00354 99/07/15 12:45 Eisai              RE:00349 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神
波木井坊さん、おはようございます。
 > 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神研究会」いよいよインターネットに登場!!
 HPの御紹介ありがとうございました。
 > さあ!いよいよ北山本門寺根源が動き出した。(笑)みんなついてこれるか!!
(笑)
 重須の本門寺の名称について質問を受けました。詳しくは mes 5 「法華経ラウン
ジ」にて・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00355 99/07/15 12:45 Eisai              RE:00351 妙見堂の落慶法要
なむ野本さん、こんにちは。
 >   新人です。(^^;)  天台の僧侶が自分のありのままを書き記した日記風
 >   の高僧遊行記ですかね。書写山が本拠。「鎮増私聞書」(ちんぞう私の
 >   ききがき。一見老友記とも)が『續天台宗全書』史伝2にありまして、
 >    また、兵庫県史 中世 にもありまして、ちょっと注目の内容です。
 大阪府中央図書館に行った時に是非探してみます。
 >  発心者もやがておだてられると、手が着けられない。俗の根性は抜けませんね。
 いかに増上慢にならないかが、僧侶にとって一番大切なことだと思います。
 >  もし、日蓮宗で、紫の衣を着せてくれないからと言って、宗祖の悪口を書き散
ら
 >  したら、紫衣を許可されますか? 許可になっちゃたんです。法臘不足なのに。
 そもそも、紫の衣に拘らなくてよいと思います。黒か薄墨色の素絹に、木蘭色の袈
裟が基本でしょう。力量のある僧侶であるほどそれでよいと思います。
 力量がない勉強不足の僧侶は「馬子にも衣装」しなくてはならないのでしょうけど。
 また、法臘の過不足に関しては融通があってよいと思います。素晴らしい僧侶はト
ントン拍子で相応の地位に速く昇って、仏教と宗門のために実力を発揮していただく
べきでしょう。反面、法臘だけで紫の衣を着させるのは問題だと思います。せめて、
天台宗や日蓮系各派だと、法華経と天台三大部をマスターするくらいの実力があって
しかるべきでしょう。
 宗祖への学術的な批判はある程度ゆるされても、限度を超える場合は宗門から離れ
るべきでしょう。悪口は論外ですね。
 > どうも出発点は、ネタ仕入れが目的の出家と言われてます。
 まあ、出発点はともかく、不純な動機の在家者や寺の子供をしっかり導くシステム
が必要です。天台宗はそのへんのノウハウを古来心得ているのではと想像していたの
ですが・・・。
 > 正しくネタを仕入れてくれれば良いのだけど、相当違っている見たいですね。
 教育を担当した主任講師と師匠の責任でしょうね。
 >   やや、賛成! 6ヶ月はちと短いかも知れませんが、賛成。
 >     #だんだん出家者が居なくなる(^^;)
 6ヶ月は短いですが、あとは僧階昇叙などのたびに、厳しい関門を設けれて自ら研
鑽せざるを得ない雰囲気にすれば生涯研究、生涯修行の雰囲気を醸し出せないでしょ
うか。
 >  これを忘れて、自分も救済できないのに他人が救えるような態度が、厭きら
 >  れた感じがしますね。人は面白いところにだけ集まるのじゃないと、
 仰る通りだと思います。
 >   日蓮宗にはあるようですね。天台にはないです。雅楽会の方と
 >   仲良しですから(^^;)
 法要中タイミングがずれたりして問題は起こりませんか?
 ただ、一部には声明や雅楽に坊さんが没頭するのを戒める考え方もあります。師父
は本圀寺で修行中に龍笛を取り上げられたそうです。天台に雅楽会がないのはその考
えなのでしょうか。さういえば、私に篳篥を教えて下さった僧侶も最近は吹いておら
れないようです。
 >   日蓮宗新聞社に注文した「日蓮宗声明」テープを入手して聴きました。
 >   録音は良いです。上手ですね皆さん。少し単純な感じもしますね。
 誰にでも唱えられるように作られ単純なんです。
 しかし、単純で簡単な反面、上手に唱えるのはかえって難しいかもしれません。そ
して、単純な故にわざわざ天台宗のかたが聴くような代物ではないと思います。
 >   声明が上手な方は、天台の難しいのを習って、
 何人かは京都大原で習っておられますよ。
 立教開宗750年に際して、そこで習われた(恐らく)T師が声明を作曲されてい
るようです。
 でも、私としては新しいのより相伝が絶えそうな光山流(本圀寺)の声明を復活し
たCDを唱えたいですね。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00356 99/07/15 21:01 T.C                RE:00352 はじめまして
川蝉さんへ
> 
> 「ブッダのことば」の、特に、「七、学生ウパシーバァの質問」を読むと、釈尊不滅
> の観念に発展する可能性を有する問答であるように、私には思えるのですが。
> 「存在しないのか?常住なのか?」の質問にたいして、
> 「存在しない」とは答えないで、
> 「それを測る基準が存在しない。ああだ、こうだと論ずるよすがが、かれには存在し
> ない」
> と答えています。
> <仏教の目的は輪廻の解脱ですから>ですが、輪廻の解脱を「輪廻しない存在になる
> こと」と解釈できる余地があるように思えるのですが。
確かにそうですね。
ブッダの答えは、単純にYes.Noではありませんね。
それを単純に考えると、断滅論に陥りますね。
肝に銘じておきましょう
> 
> 岩波文庫ワイド版・中村元訳「真理のことば・感興のことば」の
> 「第二十一章・如来」の
> 11・12番に
> 「過去にさとりを開いた仏たち、また未来にさとりを開く仏たち、また多くの人々の
> 憂いを除く現在の世の仏、ーー正しい教えの師であるこれらすべての人々は、過去に
> 住したし、現在住し、また未来に住するであろう。これが諸仏のあいだの決まりであ
> る」(225頁)
> と云うのがあります。
> 「過去に住したし、現在住し、また未来に住するであろう」との句も、釈尊不滅の観
> 念に発展する可能性を有す句ではないかと、私には思えるのですが。
> 
そこは、私もそう思います。
また、他人の意見で恐縮ですが、私のゼミの担当の入澤先生の意見では、
「現在の視点で見ると、大乗、小乗と分けがちだけれども、
初期教団にも、既に大乗の思想だと考えられているものが見られる。」
などと、言われました。
記憶に頼って書いていますから、不正確かもしれません。
ともかく、過去七佛から将来佛、釈尊不滅の観念などは、
弥勒菩薩とも合わせて、非常に興味深いです。
大乗仏教の成立以前以後で何が変わり、何が変わらなかったのか。
 
> 「一代聖教大意」(58頁)に
> 「また三世に仏は次第次第に出世すとは云えども、横に十方にならんで仏有りとも云
> わず」
> と有りますが、阿含経典では、十方に諸仏が居るとは説かないのでしたね。弥勒仏は
> 未来仏ですから、阿含経典の本来の立場に反しないわけですね。
> 増一阿含経「十不善品」には、すでに弥勒菩薩と云って有りましたが、本生譚の釈迦
> 菩薩のほかに、他の菩薩が出てくるのは、ずっと下ってからなのでしょうね。
確か、「弥勒三部経」は、「般若経」や「維摩経」などと並んで初期大乗経典と
習った記憶があるのですが。
年代のよく分からないインドですから、菩薩がどこから、いつ登場したのか、推
定するのは難しいのでしょうね。
「一代聖教大意」は読んでいません。
読みやすい、収録されているものはありますか?
> 「七、ティッサ・メッテーヤ」と「三、学生ティッサ・メッテーヤの質問」を読んで
> みました。
> このメッテーヤは、尊者弥勒のことなのですか。
はい、そうです。
そして、学生アジタが転輪聖王シャンカとなるそうです。
> 
> >渡辺氏はこのような仮説を立てています。
> ○人情味ある仮説ですね。
渡辺氏は三十数カ国語に通じた大学者だったそうです。
明治時代に弥勒研究を切り開かれた松本文三郎氏と言い、
渡辺氏と言い、本当に、碩学と言うような方が研究されてきたと思います。
> 
> 以上とりとめのないコメントですが。
> 
こちらこそ、論旨が不明確で申し訳ありません。
00357 99/07/16 00:56 なむ野本           RE:00355 鎮増はん
   EISAIさん、おこんばんわ
               鎮増です、(ちがう なむ野本です)
> >   新人です。(^^;)  天台の僧侶が自分のありのままを書き記した日記風
> >   の高僧遊行記ですかね。書写山が本拠。「鎮増私聞書」(ちんぞう私の
> >   ききがき。一見老友記とも)が『續天台宗全書』史伝2にありまして、
> >    また、兵庫県史 中世 にもありまして、ちょっと注目の内容です。
>
> 大阪府中央図書館に行った時に是非探してみます。
 『室町お坊さんの物語』 田中貴子 660円 講談社現代新書
  660円だから、駅前で購入した方が安いかも(^^;)
> いかに増上慢にならないかが、僧侶にとって一番大切なことだと思います。
  極愚の中の極愚、低下の最澄 の精神ですね。
  知ってても、私とは無関係と、割り切ってる方もありますね。
  宗祖とは喧嘩する気にはならなくても、同級生や後輩に対してはちょと
  違う場合もあるでしょうし、一般的に見てってことでしょうか?
> そもそも、紫の衣に拘らなくてよいと思います。黒か薄墨色の素絹に、木蘭色の袈
>裟が基本でしょう。力量のある僧侶であるほどそれでよいと思います。
> 力量がない勉強不足の僧侶は「馬子にも衣装」しなくてはならないのでしょうけど。
  それですよ、何色だって良いじゃないかと思うのですが、なぜかこだわる。
  挙げ句に、悪口書きちらし、「本当は真言宗に出家したかったのに、天台なんか
  に間違って入ってしまって」とかもありましたね。初めでは今さんの縁だからとか
  殊勝なことでしたけど、両方ともウソみたい。
   この頑強な我が儘は、ちょっと許したらアカンのに、大通りしてる。
  他の僧侶の傍若無人もまかり通る。やがてくるぞ、末法の終わり。
  もう後がない。
> また、法臘の過不足に関しては融通があってよいと思います。素晴らしい僧侶はト
>ントン拍子で相応の地位に速く昇って、仏教と宗門のために実力を発揮していただく
>べきでしょう。反面、法臘だけで紫の衣を着させるのは問題だと思います。せめて、
>天台宗や日蓮系各派だと、法華経と天台三大部をマスターするくらいの実力があって
>しかるべきでしょう。
 法臘は法臘。一応の決まり已上のものではないでしょう。理由がついて、例外を
 作れば、際限なく例外が出来ますよ。能力を誰も計れないから、年数とか、経歴
 とかで一応決めておくのが良いですよ。
 素晴らしい僧侶かどうかをどういう人間が決めるんでしょうか。問題は法臘にも
 衣の色にも拘らなくても良いものが必要なんだから。それを発揚するような団体
 でなくてはイケマセンね。法華経マスター義務づけ法案を言い出せる雰囲気もな
 い。全日仏で作って、各宗対抗論義大会なんかあると、活気づきになるかも。
   #哀れだなぁ 鎮増さん、怒るだろうなぁこんな体たらく。
> まあ、出発点はともかく、不純な動機の在家者や寺の子供をしっかり導くシステム
>が必要です。天台宗はそのへんのノウハウを古来心得ているのではと想像していたの
>ですが・・・。
  はは、無手勝流自然主義だから、まあ無い。しっかり導く人間を導く人が
  外部から入ってくるような感じですね。本気で頑張る気がない者が威張る。
  公募の僧侶を、先輩が喜んで世話してやろうなんて気配もなく、若手に
  任せっぱなしです。終了すると、公募僧侶はほとんどどこかに行ってしま
  う。(+_+)  ああ、もったいなや。新聞の話題を作りたかっただけかも?
  有名人にはとても弱い。
     有能な方でも、有名でない者は、サイナラみたいですよ。
    #焼き討ちに会ったのが、当然かもね。
> > 正しくネタを仕入れてくれれば良いのだけど、相当違っている見たいですね。
>
> 教育を担当した主任講師と師匠の責任でしょうね。
  それが、現代の教団問題ですね。若いのが心配して、老僧は
  極楽とんぼだもんなぁ〜
  その師匠が、教学を知らなかったら、教えられませんよ。ま、
  教えても、逃げ出して判ったようなことを書く。
    それを、書評で「このていどじゃなあ」と批判されてしまう。
  世間が、師匠なのかも知れませんね。有名人は。世間受けが良ければ
  正しい、衆愚路線? 違うかな。言いたいことを言うことと、正しく
  言う事は、違いますよね。師弟関係の復興は大切なことですね。
> 6ヶ月は短いですが、あとは僧階昇叙などのたびに、厳しい関門を設けれて自ら研
>鑽せざるを得ない雰囲気にすれば生涯研究、生涯修行の雰囲気を醸し出せないでしょ
>うか。
  そうそう、自動的昇格僧階は試験制度の条件を付けた方が良いと思います。
  自動的に上がるのは、年齢だけ。学習しないとイケマセン。
> >   日蓮宗にはあるようですね。天台にはないです。雅楽会の方と
> >   仲良しですから(^^;)
>
> 法要中タイミングがずれたりして問題は起こりませんか?
  事前練習が有りますよ。ずれたって、普通の方には判りません(^^;)
> ただ、一部には声明や雅楽に坊さんが没頭するのを戒める考え方もあります。師父
>は本圀寺で修行中に龍笛を取り上げられたそうです。天台に雅楽会がないのはその考
>えなのでしょうか。さういえば、私に篳篥を教えて下さった僧侶も最近は吹いておら
>れないようです。
  判るような気がします。正式には、声明は音楽ではないですよ。
  教団は、聖歌隊ではないってことは有るでしょうけど、問題は
  別で、作ってもそれを維持できないってことじゃないかなあ。
  個人的に雅楽に詳しくなっても、正式には僧侶の作法ではないですから。
  仏具としての楽器なら良いかも知れませんね。法要にいつも使えるような。
  
> >   声明が上手な方は、天台の難しいのを習って、
>
> 何人かは京都大原で習っておられますよ。
> 立教開宗750年に際して、そこで習われた(恐らく)T師が声明を作曲されてい
>るようです。
>
> でも、私としては新しいのより相伝が絶えそうな光山流(本圀寺)の声明を復活し
>たCDを唱えたいですね。
 天台の古い曲を聴きました。やはり廃れるわけだわ、と思うような地味な曲でした。
 廃れるのは、難しいか、地味すぎるからですね。声明効果の上がるようなのが良い
 と思います。新曲も良いのや、ダメなのが出来るわけでしょうから、良いのを残せば
 やがて伝統の古典になってしまう。(^^;)
  大法要向き「大散華」なんて絢爛豪華で易しい曲が出来ると、参拝者も一緒に
  花蒔いたりできる。・・・ようなのは、まだないですね。
    #鎮増さんは、声明は出来たんだろうけど書いてないなぁ
                            なむ野本
00358 99/07/16 21:50 Eisai              RE:00354 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神
 > 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神研究会」いよいよインターネットに登場!!
 今日、「福神 第一号」が自坊に届きました。
 全日蓮宗寺院に配布されたのですか? あるいは日蓮門下の寺院に配布されたので
すか?
 7月26日まで超々多忙モードですので読む暇はありませんが、袴谷憲昭先生の原
稿が冒頭にあったりして、期待しています。
 でもって、どうして
 > さあ!いよいよ北山本門寺根源が動き出した。(笑)みんなついてこれるか!!
なの?
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00359 99/07/16 21:50 Eisai              (発言者削除)
00360 99/07/17 09:37 Eisai              RE:00357 鎮増はん
 なむ野本さん、こんにちは。
 > > 大阪府中央図書館に行った時に是非探してみます。
 > 
 >  『室町お坊さんの物語』 田中貴子 660円 講談社現代新書
 >   660円だから、駅前で購入した方が安いかも(^^;)
 そうですね。駐車場代を考えると・・・。
 > 挙げ句に、悪口書きちらし、「本当は真言宗に出家したかったのに、天台なんか
 > に間違って入ってしまって」とかもありましたね。
 真言の坊さんになるつもりで、間違えて身延山に入った所化の人を聞いたことがあ
ります。身延山で「真言亡国」などという言葉を聞いて「あれっ!?」って。(笑)
 今は埼玉で立派な法華僧侶になっている(はず)。
 >    この頑強な我が儘は、ちょっと許したらアカンのに、大通りしてる。
 檀家さんともいろいろあったようですね。ここでは書けませんが。
 >  法臘は法臘。一応の決まり已上のものではないでしょう。理由がついて、例外
を
 >  作れば、際限なく例外が出来ますよ。能力を誰も計れないから、年数とか、経
歴
 >  とかで一応決めておくのが良いですよ。
 能力を測るのは難しいですが、天台三大部と法華経と基礎仏教学の試験をすると良
いと思います。定番の文語体の文章をしっかり読めるかも是非必要です。
 > 法華経マスター義務づけ法案を言い出せる雰囲気もない。
 そうですね。
 簡単には紫の衣を着られないようにしよう、僧階昇叙には試験や論文を条件にしま
しょうなどと公約して宗会議員に立候補して誰が投票してくれるでしょうか。
 >    #哀れだなぁ 鎮増さん、怒るだろうなぁこんな体たらく。
 読みたくなってきました・・・。
 >   公募の僧侶を、先輩が喜んで世話してやろうなんて気配もなく、若手に
 >   任せっぱなしです。
 >   それが、現代の教団問題ですね。若いのが心配して、老僧は
 >   極楽とんぼだもんなぁ〜
 戦中世代の僧侶というのは、もう老僧の範疇でしょうか。学徒出陣で修学期間や修
行期間が大幅に短縮させられ、食うのに精一杯で勉強や修行どころでなかった気の毒
なかたも多かったと思います。
 ねばり強く不可能を可能にする実績もあるかたが多いのですが、現実主義で政治的
な貪欲さを持ちしたたかな損得勘定で動いている方も少なくない気がします。
 何でもありの戦後のドタバタを見ていて、人生の裏街道を垣間見て、どこか精神を
歪められ、僧侶として弁えるべき理想とか基礎学力そして基本所作や品格に問題があ
る方が少なくない気がします。あくまで、一部の芳しくない問題を起こしている老僧
の印象ですよ。もちろん世代全体がどうこうという訳ではありません。
 公募僧侶のその後は気になりますね。
 >     #焼き討ちに会ったのが、当然かもね。
 あれは天文年間に京都の法華本山をことごとく焼き討ちにした報い?かも知れませ
んよ。引き金は挑発的な法華の一信徒の行動みたいですが・・・。
 >   衆愚路線?
 民主主義は素晴らしいが「衆愚」であっては有効に機能しませんね。
 >   事前練習が有りますよ。ずれたって、普通の方には判りません(^^;)
 大法要ならともかく、本葬程度だったらぶっつけ本番が多いです。でもって在家の
奏者は宗派ごとの法要の流れなど知りませんし、式次第を見せてもチンプンカンプン
でしょう。そして本葬だったら、普通でないかたも聴いておられますね。
 こちらもこちらで、笙・篳篥・龍笛の三管が合奏するまえに動き出す導師もいたり
します。
 > 天台の古い曲を聴きました。やはり廃れるわけだわ、と思うような地味な曲でし
た。
 > 廃れるのは、難しいか、地味すぎるからですね。声明効果の上がるようなのが良
い
 地味より、必要とする時間の問題かも知れません。
 わずか漢字が20文字の伽陀を唱えるのに、五分も十分もかかるのですから・・・。
 >  新曲も良いのや、ダメなのが出来るわけでしょうから、良いのを残せば
 >  やがて伝統の古典になってしまう。(^^;)
 そうでしょうね。
 クラシックとして残るのは極々一部です。
 >   大法要向き「大散華」なんて絢爛豪華で易しい曲が出来ると、参拝者も一緒
に
 >   花蒔いたりできる。・・・ようなのは、まだないですね。
 そうなんです。
 参拝者の在家が一緒になって参加できる荘厳な法要が必要だと思います。
 うちの宗派には法華和讃があるのですが、私の印象はちょっと暗い雰囲気で檀信徒
に勧める気がしません。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00361 99/07/17 17:56 波木井坊           RE:00358 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神
>
> > 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神研究会」いよいよインターネットに登場!!
>
> 今日、「福神 第一号」が自坊に届きました。
> 全日蓮宗寺院に配布されたのですか? あるいは日蓮門下の寺院に配布されたので
>すか?
>
> 7月26日まで超々多忙モードですので読む暇はありませんが、袴谷憲昭先生の原
>稿が冒頭にあったりして、期待しています。
>
> でもって、どうして
>
> > さあ!いよいよ北山本門寺根源が動き出した。(笑)みんなついてこれるか!!
>
>なの?
>
> ▼
> |\(*^^)v  Eisai
>  ̄
まあ、そうですね。(^^;;; 単なる大見得切っただけですからつっこまないでくださ
い。(汗)
福神は、基本的に日蓮宗全寺院に届いていると思います。わたしは丸山照雄師の論に
注目しております。これは私どもより真宗大谷派のほうが有名かもしれませんけど。
(笑)
00362 99/07/17 22:35 YAM                RE:00361 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神
波木井坊さん,はじめまして.
>福神は、基本的に日蓮宗全寺院に届いていると思います。わたしは丸山照雄師の論に
>注目しております。これは私どもより真宗大谷派のほうが有名かもしれませんけど。
>(笑)
けっこうネットワークをつくってらっしゃいますね.
私も『闘う仏教』読ませていただきました.
また,袴谷先生の『法然と明恵』もたいへん勉強になりました.
そういうことで,「福神」って,私もちょっと興味があります.
どうすれば手に入りますか?
あ,私,大谷派です.
YAM
00363 99/07/18 10:27 to'chan            どうもよく分かりません。
    どうもよく分かりません。このフォーラムは僧侶専門でし
ょうか。どうも内輪の話のように思われて、理解できません。
仏教は世界宗教の一つといわれるぐらいですから、大抵の人に
は、本質的な理解は別として表面的には理解できるはずです。
>法臘の過不足に関しては融通があってよいと思います。素晴ら
>しい僧侶はトントン拍子で相応の地位に速く昇って、仏教と宗門
>のために実力を発揮していただべきでしょう。反面、法臘だけで
>紫の衣を着させるのは問題だと思います。せめて、天台宗や日蓮
>系各派だと、法華経と天台三大部をマスターするくらいの実力が
>あってしかるべきでしょう。
    僧侶の世界にも一般の会社と同じような階級があるのです
ね。それでは出家の意義はどこに有るのでしょうか。とても世
俗の人、特に檀家でない若者には尊敬されないです。
    仏伝を読むと、四聖諦の一部しか知らない仏弟子とか、頭
の悪い仏弟子などが出来て、しかも彼らが悟りに達したと有る
のも思いだしました。天台三部をマスターする必要がある、と
言いますが、まるで小学校のような発想に思えますが。大事な
ことはどこに有るのでしょうか。私にはその辺までは理解でき
ます。
00364 99/07/18 16:09 波木井坊           RE:00362 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神」
>波木井坊さん,はじめまして.
>
>
>>福神は、基本的に日蓮宗全寺院に届いていると思います。わたしは丸山照雄師の論に
>>注目しております。これは私どもより真宗大谷派のほうが有名かもしれませんけど。
>(笑)
>
>けっこうネットワークをつくってらっしゃいますね.
>私も『闘う仏教』読ませていただきました.
>また,袴谷先生の『法然と明恵』もたいへん勉強になりました.
>そういうことで,「福神」って,私もちょっと興味があります.
>どうすれば手に入りますか?
>あ,私,大谷派です.
>
>YAM
初めまして!
インターネットの世界はやはり横のつながりが大切ですから、ぼくもそういうものを
大事に
するよう心がけております。
福神の問い合わせ場所は、
神奈川県横浜市神奈川区菅田町1602-1-502
〒221-0864
電話(045-476-2013)
です。
インターネットで見たとおっしゃってくださればそれで結構です。季刊号です。
今後ともよろしくお願い致します。
00365 99/07/18 16:12 波木井坊           RE:00363 どうもよく分かりません。
>    どうもよく分かりません。このフォーラムは僧侶専門でし
>ょうか。どうも内輪の話のように思われて、理解できません。
>仏教は世界宗教の一つといわれるぐらいですから、大抵の人に
>は、本質的な理解は別として表面的には理解できるはずです。
>
>>法臘の過不足に関しては融通があってよいと思います。素晴ら
>>しい僧侶はトントン拍子で相応の地位に速く昇って、仏教と宗門
>>のために実力を発揮していただべきでしょう。反面、法臘だけで
>>紫の衣を着させるのは問題だと思います。せめて、天台宗や日蓮
>>系各派だと、法華経と天台三大部をマスターするくらいの実力が
>>あってしかるべきでしょう。
>
>    僧侶の世界にも一般の会社と同じような階級があるのです
>ね。それでは出家の意義はどこに有るのでしょうか。とても世
>俗の人、特に檀家でない若者には尊敬されないです。
>    仏伝を読むと、四聖諦の一部しか知らない仏弟子とか、頭
>の悪い仏弟子などが出来て、しかも彼らが悟りに達したと有る
>のも思いだしました。天台三部をマスターする必要がある、と
>言いますが、まるで小学校のような発想に思えますが。大事な
>ことはどこに有るのでしょうか。私にはその辺までは理解でき
>ます。
わたしは在家です。(爆)
波木井坊竜尊
00366 99/07/18 20:50 YAM                RE:00364 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神」
>福神の問い合わせ場所は、
>
>神奈川県横浜市神奈川区菅田町1602-1-502
>〒221-0864
>電話(045-476-2013)
すみません,はがきで問い合わせるつもりですが,
こちらの氏名がわかりません.
よろしくお願いします.
00367 99/07/18 22:23 Eisai              RE:00363 どうもよく分かりません。
to'chan さん、こんばんは。
 >     どうもよく分かりません。このフォーラムは僧侶専門でし
 > ょうか。どうも内輪の話のように思われて、理解できません。
 いえいえ、そう(僧)ではありません。(゚_*)\ガツン
 僧侶の内輪の話題、ローカルな話題もあっても良いかなと思います。もちろん、そ
こに割って入られても結構だと思いますし、私は歓迎致します。
 まあ、法華の話題は mes 5 の「法華経ラウンジ」でした方が良いのでしょうけど。
 > 仏教は世界宗教の一つといわれるぐらいですから、大抵の人に
 > は、本質的な理解は別として表面的には理解できるはずです。
 仰るとおりだと思います。
 >     僧侶の世界にも一般の会社と同じような階級があるのです
 > ね。それでは出家の意義はどこに有るのでしょうか。とても世
 > 俗の人、特に檀家でない若者には尊敬されないです。
 私の宗派を考えれば特に僧階で損得があるわけではありません。宗門への納める課
金が多いか少ないか、どんな袈裟衣を着られるかという問題がありますが、そんなに
大きな問題ではありません。
 私は僧階という階級には手放しでは賛成できませんが、僧侶としてのあり方には差
があると思います。もちろん、僧階とは無関係だと思います。
 僧階は日本独自のもののようです。そもそも、仏教伝来当初は国家仏教であり、僧
侶は官職のようなもので、朝廷かなんかから僧階を頂いたようです。ですから、私は
僧階というものは現代にいたっては意味の薄いものだと考えています。それは 
to'chan さんと同じ考えだと思います。ただ伝統は伝統として如何ともしがたいもの
があります。
 ただ、お経の解説ができない坊さん、仏教用語が羅列してある文語体の文章が円滑
に読めない坊さん、そんな人が紫の衣や緋色の袈裟をつけたら、尊敬されないばかり
か軽蔑されるでしょう。そういう意味の私の発言です。
 私どもの宗門では、法華三大部が講義できることが檀林の化主(お坊さんの学校の
校長)になる条件だったのです。僧正クラスの紫の衣はそんな重みを持っているので
す。
 >     仏伝を読むと、四聖諦の一部しか知らない仏弟子とか、頭
 > の悪い仏弟子などが出来て、しかも彼らが悟りに達したと有る
 > のも思いだしました。
 そうですね。周梨槃特の話もあります。私どもの読んでいる経典にも、専らお経を
読まず但行礼拝という行で覚る話もあります。また小善成仏なども説かれています。
仰るとおり、知識よりも心です。
 ただ、紫の衣を着る方は、現時には教学・宗門行政など本来教団をリードして下さ
る範疇の方です。皆を代表して挨拶されたり法要で大導師を勤める方です。それなり
の碩学であって欲しいのです。
 to'chan さんが理想とするような方は、恐らく紫の衣など御所望でないでしょう。
私も私自身は紫の衣と緋色の袈裟を一生着ないでおこうと思ったりしています。
 私の入山式は素絹(居士衣)と木蘭色の袈裟で臨もうと思います。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
 明日の東京出張を皮切りに、東に西に北に大移動の一週間が始まります。お留守に
なるかも知れませんが御了承下さい。>All.
00368 99/07/19 23:05 波木井坊           RE:00366 日蓮宗勝劣派多数参加の「福神」
>
>>福神の問い合わせ場所は、
>>
>>神奈川県横浜市神奈川区菅田町1602-1-502
>>〒221-0864
>>電話(045-476-2013)
>
>すみません,はがきで問い合わせるつもりですが,
>こちらの氏名がわかりません.
>よろしくお願いします.
あ!すみません。「福神研究会」の福神編集部です。
よろしく御願い致します。
00369 99/07/20 15:20 to'chan            RE:00365 どうもよく分かりません。
>わたしは在家です。(爆)
>
>      波木井坊竜尊
在家がどうしたというのでしょう。私は在家で、なるべく理解しやすい言葉を使うよ
うに
努力してます。と言うのならわかりますが、「私は在家です(爆)」では、なにを言
いた
いのか分かりません。
私が言いたかったことはそのことです。外国の仏教徒にも分かるぐらいに普遍的な
言葉で話すことが必要でしょう。特殊な言葉でも良いですが、年寄り同士のお茶の
み話では、とてもとても仏教とはいえないでしょう。
(私も時々同じ事を言われますが。)(爆)
00370 99/07/21 08:43 Eisai              サンバとお経の GYO がTVへ?
 このボードでも話題になりましたサンバと読経の GYO ですが、TVに出るそうです。
 たけしの番組だそうですが、又聞きなので詳細はわかりません。
 今から青少年のサマーキャンプ(蓮の実道場)に行ってまいります。
 携帯が届かない山奥かも知れません。その場合、アクセスできません。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00371 99/07/22 01:10 なむ野本           RE:00360 鎮増はん
  Eisaiさん、こんにちわ
              なむ野本です

> 戦中世代の僧侶というのは、もう老僧の範疇でしょうか。学徒出陣で修学期間や修
>行期間が大幅に短縮させられ、食うのに精一杯で勉強や修行どころでなかった気の毒
>なかたも多かったと思います。
>
> ねばり強く不可能を可能にする実績もあるかたが多いのですが、現実主義で政治的
>な貪欲さを持ちしたたかな損得勘定で動いている方も少なくない気がします。
  問題は、諦めて現実主義者になることが、新しく正しいと思いこんでること
  だと思いますね。これは社会もそうなってますね。
   まあ、経済第1主義でしょうか。
> >     #焼き討ちに会ったのが、当然かもね。
>
> あれは天文年間に京都の法華本山をことごとく焼き討ちにした報い?かも知れませ
>んよ。引き金は挑発的な法華の一信徒の行動みたいですが・・・。
  それだけならまだ小さい方で (^^;)
   護身のために、武力・政治力・経済力あらゆるものを身につけて、学問だけが
   ちょっと足りない。鎮増さんはそんな時に、こつこつ僧侶でした。

> こちらもこちらで、笙・篳篥・龍笛の三管が合奏するまえに動き出す導師もいたり
>します。
 まあ、困るけど、それはカワイイ方じゃないでしょうか?
> 地味より、必要とする時間の問題かも知れません。
> わずか漢字が20文字の伽陀を唱えるのに、五分も十分もかかるのですから・・・。
 たった5〜10分? それは短い。
> >大法要向き「大散華」なんて絢爛豪華で易しい曲が出来ると、参拝者も一緒に
> >花蒔いたりできる。・・・ようなのは、まだないですね。
>
> そうなんです。
> 参拝者の在家が一緒になって参加できる荘厳な法要が必要だと思います。
> うちの宗派には法華和讃があるのですが、私の印象はちょっと暗い雰囲気で檀信徒
>に勧める気がしません。
  では、法華の太鼓!のような威勢のある曲が良いのでは?
  うちにもそんなのがあると良いと思います。
                       なむ野本
00372 99/07/25 22:16 Eisai              RE:00371 鎮増はん
なむ野本さん、こんにちは。
 長いお留守すみませんでした。ROMが関の山の日々でした。
 > > 地味より、必要とする時間の問題かも知れません。
 > > わずか漢字が20文字の伽陀を唱えるのに、五分も十分もかかるのですか
ら・・・。
 > 
 >  たった5〜10分? それは短い。
 一文字に延々と墨譜がある声明も見たことあります。かつて、私の宗派にもあった
ようです。忙しい今の時代には難しいものがあるかも知れませんね。
 また、2時間を超える法要というのは少なくなってきました。
 天台宗でも数日に渡るような長い法要は少なくなってきたと、大原の声明の先生が
仰っておられましたが・・・。
 長〜い声明や法要は、唱えている坊さんは気持ちがよくても、意味や意義を知らさ
れていない参列者(僧俗とも)には退屈で、眠くて、正座の足が痛くて仕方ないかもし
れませんね。
 >   では、法華の太鼓!のような威勢のある曲が良いのでは?
 >   うちにもそんなのがあると良いと思います。
 鬼子母神会や妙見祭では村中の檀信徒と一部信徒が団扇太鼓で唱題します。これを
全檀信徒にもっともっと広めようかな。でも、数百の団扇太鼓が轟けば近所には迷惑
かも。
 昨日、京都の大本山の貫首猊下が大導師を勤める法要で首座(声明の句頭と読経の
句頭)を仰せつかりました。これで京都の二大本山(法華)の貫首様の御前で首座が
できました。しかし・・・ちょっと前までは下手でも句頭に快感を感じていたのです
が、何か声がかれていて残念でした。ここ一ヶ月ほどずっと声がかれています。40
歳を前にして、もう声がダメになってきたのかなぁ。それとも毎晩飲み過ぎかなぁ。
(註:単なる独酌)
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00373 99/07/29 21:50 なむ野本           RE:00372 鎮増はん
   Eisaiさん、こんにちわ
               なむ野本です
  深山のご修行ご苦労様でした。
  今度は、私がお盆の棚經で、長期住職します。
  場合によっては、コメント不可になるかもしれません(^^;)
> >  たった5〜10分? それは短い。
>
> 一文字に延々と墨譜がある声明も見たことあります。かつて、私の宗派にもあった
>ようです。忙しい今の時代には難しいものがあるかも知れませんね。
>
> また、2時間を超える法要というのは少なくなってきました。
> 天台宗でも数日に渡るような長い法要は少なくなってきたと、大原の声明の先生が
>仰っておられましたが・・・。
  長いのはほとんど有りませんね。特に檀信徒さんがある場合のはね。
  でもホントの声明は、長いですよ〜。
> 長〜い声明や法要は、唱えている坊さんは気持ちがよくても、意味や意義を知らさ
>れていない参列者(僧俗とも)には退屈で、眠くて、正座の足が痛くて仕方ないかもし
>れませんね。
  それなんですよ。もっとリズミカルな、多彩な感じも必要ですね。
  でも、精神の安定と充実が促進されるような法要の必要があるとも
  思います。
   いずれにしても、工夫すれば多額な費用がかかることは間違いない。(^^;)
> >   では、法華の太鼓!のような威勢のある曲が良いのでは?
> >   うちにもそんなのがあると良いと思います。
>
> 鬼子母神会や妙見祭では村中の檀信徒と一部信徒が団扇太鼓で唱題します。これを
>全檀信徒にもっともっと広めようかな。でも、数百の団扇太鼓が轟けば近所には迷惑
>かも。
  ずーっと団扇太鼓では、疲れるでしょうから、30分したら一旦終了。
  声明師さんの、伸びやかな、ゆったりした声明賛嘆曲を静かに聴く。
  つづいて団扇太鼓。これを3回繰り返す。なんて善くないですか?
  今年から私は祈祷師も始めます。薬師堂があるのだけど、護摩焚いても
  誰も知らないから、檀家さんに護摩木の申し込みを誘っています。
  とりあえず500本。
   酷暑の8月8日、あつーい護摩を焚いて祈祷します。薬師如来のお堂を
  整備したいからです。太鼓も欲しいので、何年か後には購入して、太鼓
  たたいてお経を読誦する方法を有志に伝授します。
   これは、ほんとに悪魔退散、病魔降伏って感じがします。ちょうど団扇
  太鼓の感じです。大きな太鼓って高価ですね。驚いてます。
> 昨日、京都の大本山の貫首猊下が大導師を勤める法要で首座(声明の句頭と読経の
>句頭)を仰せつかりました。これで京都の二大本山(法華)の貫首様の御前で首座が
>できました。しかし・・・ちょっと前までは下手でも句頭に快感を感じていたのです
>が、何か声がかれていて残念でした。ここ一ヶ月ほどずっと声がかれています。40
>歳を前にして、もう声がダメになってきたのかなぁ。それとも毎晩飲み過ぎかなぁ。
>(註:単なる独酌)
  それはそれは、ご奇特なことです。名誉あることです。
    私目には、そうした機会はまずないでしょう。
  声がかすれるのは、緊張のためのようですよ。年齢ではないようです。
  声も、40歳代になると落ちますね。でも名前は段々あがって、60歳
  になって句頭が当たると、止められず苦闘することになるかと。(^^;)
  お酒は、人間国宝の声明の先生の場合は、飲んでる方が良い声が出てました。
  タバコはいけないようです。上手下手と、声の善いのは全く別で、好きと嫌い
  とも、連携しないようです。
   声の良い方が上手で、皆が聞き惚れるようなのはナカナカありません。
  まあ、堂々と、朗々と唱えられるのが聞いていても安心です。自信でしょう。
  「悉曇・声明愚僧の役」という格言が天台宗にありまして、悉曇・声明を自慢
  するようなのは、高僧にはなれないようです。現代は違っているかも知れ
  ません。教学こそ重要との格言が死にかけてます。
  悉曇が上手、声明が上手、教学も語らせたら秀逸、でも一時的な必要時だけ。
  皆が見習うような時代ではなくなりかけてます。ドーシテかなあ
                           なむ野本
00374 99/07/31 08:33 Eisai              RE:00373 鎮増はん
 なむ野本さん、こんにちは。
 お付き合いありがとうございます。
 >   今度は、私がお盆の棚經で、長期住職します。
 そうですね。うちも、8月に棚経です。とくに、8月7日〜15日は持久戦ですね。
 盂蘭盆については思うことがありますが別の機会に。
 >   それなんですよ。もっとリズミカルな、多彩な感じも必要ですね。
 >   でも、精神の安定と充実が促進されるような法要の必要があるとも
 >   思います。
 >    いずれにしても、工夫すれば多額な費用がかかることは間違いない。(^^;)
 費用がかかっても良いものができれば、決して高くないと思います。問題はそのよ
うなことを誰ができるかです。
 >   ずーっと団扇太鼓では、疲れるでしょうから、30分したら一旦終了。
 >   声明師さんの、伸びやかな、ゆったりした声明賛嘆曲を静かに聴く。
 >   つづいて団扇太鼓。これを3回繰り返す。なんて善くないですか?
 何時間もの唱題行は適度に休憩を入れます。
 私も自分が住職になれば工夫しようと思います。上記に瞑想も取り入れようかと思
います。
 >   今年から私は祈祷師も始めます。薬師堂があるのだけど、護摩焚いても
 >   誰も知らないから、檀家さんに護摩木の申し込みを誘っています。
 >   とりあえず500本。
 うちも護摩を焚いています。うちは密教じゃないのに。
 1月に護摩を受付して、12月まで祈願を書いた護摩をお堂に安置してお経を聞か
せます。そして、12月上旬に境内で護摩を焚きます。一本あたりの供養用が安いの
で数百本集まります。
 >    酷暑の8月8日、あつーい護摩を焚いて祈祷します。
 それはそれは大変。あとの麦般若が美味しそうですね。
 >    大きな太鼓って高価ですね。驚いてます。
 音も値段によって全然違うようです。
 >   60歳になって句頭が当たると、止められず苦闘することになるかと。
 まあ、うちの宗旨では句頭や鳴り物などの役僧(式衆)は30〜40歳までの僧侶
にさせるようです。よっぽどの名人は別として。
 >   お酒は、人間国宝の声明の先生の場合は、飲んでる方が良い声が出てました。
 大きな声では言えませんが、うちの宗旨の声明の先生方はみんな大好きなようです。
さすがに飲んでからというのは・・・。
 >   タバコはいけないようです。
 坊さんの喫煙率は、一般会社員のそれより喫煙者が多いとか・・・。
 うちの宗派だけかな、それもうちの管区・・・?。
 > 上手下手と、声の善いのは全く別で、好きと嫌いとも、連携しないようです。
 >    声の良い方が上手で、皆が聞き惚れるようなのはナカナカありません。
 そうですね。
 ただ、問題は句頭師よりも、同音する参列寺院にも問題はありますです。一オク
ターブ下の音に付いたりするのは芳しくないと思います。カラオケでは高い声出てい
るのに・・・。
 句頭師にしてみれば聞き惚れるような澄んだ張りのある声は若手に多く、年輩の声
明はアジと安定感そして信仰がにじみ出てくる雰囲気が良いですね。

 >   「悉曇・声明愚僧の役」という格言が天台宗にありまして、悉曇・声明を自
慢
 >   するようなのは、高僧にはなれないようです。
 聞いたことあります。
 それは声明の勉強をしているときに何回か注意をうけました。
 高僧には成れなくとも、声明や高座説法の作法などは若いうちに嗜んでおくべきこ
とで、それで一人前になったような錯覚を起こして教学研鑽の意志が減じたりしては
本末転倒です。
 教学や信仰にそれなりのものを持っている人が唱える声明と句頭こそ、荘厳な法要
の雰囲気を醸しだし、有り難い法要とすることができると思います。
 >   教学こそ重要との格言が死にかけてます。
 教学など説いても檀信徒は喜ばないし、檀信徒はあつまらないなどと豪語している
僧侶も身近にいます。説く説かないは別にしても、教学は研鑽し続けていなければミ
スリードがつきまとうと思います。『法華経』の不軽菩薩のような修行をしていれば
ともかく。
 教学的に祭るべきでない仏菩薩や神祇を祭ったり、教学に全く関係ないいかがわし
い呪いをしたり、檀信徒本人の不幸を先祖や水子のせいにしたり・・・。せめて、そ
れを入口に仏祖や宗祖の教えを説いて行こうとすれば救われるのですが・・・。
 教学研鑽に一生懸命な僧侶より、教学を勉強しようともしないハチャメチャ僧侶の
方が檀信徒の受けが良く、お金儲けが上手でお寺も繁栄して行きます。
 エキサイトすると何を言い出すかわからないのでこの辺で・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00375 99/08/24 14:21 Eisai              御無沙汰してすみません
 皆さん、こんにちは。
 この一ヶ月でデスクトップのパソコンのHDDが二回もクラッシュして散々でした。
お盆の施餓鬼という年間を通して一番忙しい時期と重なり、ROMが精一杯でありま
した。誠に申し訳ありませんでした。
 そんでもって、明後日から月末まで上座部仏教の某国に研鑽を兼ねて旅行してきま
す。(全然反省していない?)
 回答しなくてはならないこともありますが、明日できなければもう少しお待ち下さ
いませ。何せまだ旅行の荷造りもできていません。そういえば、旅行社から航空券も
届いていないぞぉ (^_^;
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00376 99/09/06 14:36 Eisai              中国の天台山参詣旅行の予算は?
 来春の5月下旬に天台山への団体参拝をお寺で計画しています。
 個人的に何度か利用している旅行者さんに見積もりをとったら、
   一人15万円強
になりました。年金暮らしの檀信徒も多いので少々予算オーバーです。
 上海までなら安く行けるそうなのですが、天台山だとそんなものでしょうか?
Data
 3泊4日、20名前後、水曜〜土曜、関空発着、添乗員同行
 上海→(飛行機)→寧波(泊)→(バス)→天台山(泊)
 →(バス)→紹興→杭州(泊)→(バス)→上海
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00377 99/09/06 20:55 Eisai              五木寛之氏講演会 聴講者募集
 作家の五木寛之氏の講演会チケットを持っています。希望者にはチケットを差し上
げます。
  条件:
  (1)必ず聴講に来られる方
  (2)チケットを販売しないこと
日時:平成11年9月20日(月)18:00-20:00
場所:ホテル ニューアルカイック(阪神電鉄 尼崎駅)
演題:「日本人の忘れもの」
主催:輔仁会((社)尼崎青年会議所関係者の有志を中心とした会)
協賛:尼崎商工会議所
 希望者は私までEメール(eisai@kosaiji.org)下さい。
 私の手許にあるチケットは残り4枚です。希望者多数の場合は差し上げられないこ
ともありますので御了承下さい。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00378 99/09/06 23:22 なむ野本           RE:00376 re:中国の天台山参詣旅行の予算
   Eisaiさん
        なむ野本です
  おお、復帰ですね。   私も(^_^;)
> 来春の5月下旬に天台山への団体参拝をお寺で計画しています。
> 個人的に何度か利用している旅行者さんに見積もりをとったら、
>
>   一人15万円強
>
>になりました。年金暮らしの檀信徒も多いので少々予算オーバーです。
>
> 上海までなら安く行けるそうなのですが、天台山だとそんなものでしょうか?
  旅程を見ますと、私の常識範囲です。高年齢の方なら、ホテルの内容などの
  チエックも必要かと思います。若者グループならもっとやすい方法も
  あるかと思いますが、ひどいホテルでなければラッキーでしょう。
   向こうの旅行社はどこですか?差し支えなければ教えて下さい。
  団体の人数はちょうど良いくらいですね。3泊ではちょっと見物箇所が
  減りますが、まじめな参拝旅行なら、これくらいの費用は常識かな?
  1日3万見当は5日以上の場合だから、4日なら飛行機代が割高に付きます。
  ま、安全費用の範囲ですね。
  うらやましいですね、私も天台山に団参したいです。
                          なむ野本
00379 99/09/07 14:12 Eisai              RE:00378 re:中国の天台山参詣旅行の予算
なむ野本さん、こんにちは。
 >   旅程を見ますと、私の常識範囲です。
 上海の往復なら10万円かからなくても天台山は15万円でも常識範囲なのですね。
聞くところでは外国人の泊まる中華人民共和国のホテルは高価なようですね。
 >   ひどいホテルでなければラッキーでしょう。
 宿がひどいと、せっかくの旅行が台無しですね。
 >    向こうの旅行社はどこですか?差し支えなければ教えて下さい。
 向こうの業者は知りません。
 アジアの仏教遺跡を得意とした日本の旅行社に見積もりを依頼したのです。
 >   団体の人数はちょうど良いくらいですね。3泊ではちょっと見物箇所が
 >   減りますが、まじめな参拝旅行なら、これくらいの費用は常識かな?
 わかりました。
 決して恵まれた人ばかりではありませんので、旅費は安く設定したいので、添乗員
経費を寺院会計が負担して、参加者一人あたりの費用を安くするように再計算します。
 そうそう、例の峰山道場はカツカツの旅程の為に訪問できないようです。

 >   うらやましいですね、私も天台山に団参したいです。
 いえいえ多分私は留守番になります。
 今度、中華人民共和国に行くときは、仏教東漸の天山南路を旅したいです。まず敦
煌の莫高窟に行って、トルファン【吐魯蕃】、クチャ【庫車】、あわよくばカシュガ
ル【喀什】まで行って、カラコルム山脈をタクマラカン砂漠側から観たいです。高く
つきそうですが・・・。

 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00380 99/09/11 16:22 Eisai              RE:00377 五木寛之氏講演会 聴講者募集
 自己レスです。
 五木寛之氏の講演会ですが、チケットを無料で配布しております。
 御希望の方はお早めにどうぞ。
  (1)必ず聴講に来られる方
  (2)チケットを販売しないこと
を守って下されば、希望者に郵送いたします。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00381 99/09/12 18:14 Eisai              タイ旅行記 〜準備編〜
 上座部仏教の国には一度行ってみたいと思っていた。
 といっても最初からタイに行くつもりはなかった。
 国内の家族旅行を計画していたら予算オーバー。
 タイに行った方が安いではないか。
 しかも、子供を象に乗せられる。
 本場でトムヤンクンが食べられる。
 何よりもこの目でタイ仏教を観ることができる。
 というわけで、この夏はタイに行った。
 数回の短文を連載するつもりであるが・・・。
 気儘に不定期にするつもりだ。
 数十ページの原稿やら、市長を招いての席での司会やら、彼岸の準備やら。
 こんな事をしている暇はないはずなのだが。
 余裕のない毎日なので余計に暇なことをしてみたい心理になっている今日この頃で
ある。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00382 99/09/13 15:46 Eisai              RE:00381 タイ旅行記 〜出発編〜
 格安航空券を出発2ヶ月半も前に発注したが、タイ航空は取れなかった。
 仕方なく、割高な日本航空の格安航空券で行くことになる。
 といってもタイ航空と日航の共同運行便であるから価格は違っても飛行機本体は同
じである。
 おお、予算がぁ・・・。
 さて、当日。
 いざ出発!と込み合う関空の出国審査をすませて搭乗ゲートに行くが・・・。
 肝心の飛行機がコンピュータートラブルで出発できないとのアナウンス。
 フライトの「可否」も含めて検討中とのアナウンスも・・。
 え"っ!?
To be continued.
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00383 99/09/28 00:59 なむ野本           税務署の調査って何?
 聞くところがないから、ここに聞いてしまいます。
                      なむ野本
あのお〜、変なこと聞きますが
 税務署の、お寺調査の実態について聞きたいのですが
 良いでしょうか?
 税務署から、何の通知もなく職員がやってきて「帳簿を見せろ」って
 やりますか?
 聞いた話では、事前に日時を書いた通知書が来る所もあるようです。
 先日は、台風18号直撃の中、悠然とだらだらと質問した挙げ句、
 帳簿を見せろと寺務所に踏み込みました。
 査察ではないし(令状がない)、名刺を置いただけで、相当無礼な、
 侮辱を受けたような気がしますが、これは正常な会計調査でしょうか?
 因みに当方は、初めての税務調査ですし、所得税も納めてます。
 会計不正はないように努めて居るんですがね。
 言葉には有りませんでしたが、「くそ坊主、会計簿見せんかい」
 とこずかれたような、侮辱を受けたような感じがします。
 寺務所にあった、お布施の中身を見せろと強要し、彼は触りません
 でしたが、内容をメモして行きました。お葬式のお布施が、
  35000円入っていました。私も初めて開けたんです。
    非常に恥ずかしい思いをしました。
 寺の帳簿は、最近のはコピーして持ち帰り、前年度以前のは
 貸してやりました。 
 かみさんに、家計簿を出せと強要し、最近のを出させました。
 私の知らないところでです。これもコピーして帰りました。
 檀家名簿もコピーさせろと言いましたが、公務員を信用できない
 しその必要がないと、断りました。それもしつこく請求しました。
 寺の収入が相当あるのに、隠していると思ってるようです。
 ですから、寺務手帳・会計簿・予決算表・年忌の書出帖など
 をみせました。年忌書出帖は貸しませんでした。必要な事項だけ
 書き写せと言いましたので、年月日と喪主の名を書いていました。
 寺の年間会計の予算決算表で、不明や疑わしいところがあれば、
 確認のため、何度か調査を頼んでくるものかと思いましたが、
 まるで、税務署の職員という刃物を振り回した、押し込み強盗の
 ような感じです。
 約束の日は、台風直撃で、外の状況は荒れ狂っていました。
 庭木は倒れるは、屋根の樋とゆは外れるは、
 庭木の葉はボロボロになるは、吹き飛ばされた施設は
 あるは、心配の最中。前回の台風で雨漏りしたところは、
 漏れなかったから、ちょっと安心でしたが。
 
 調査に来る状況も、非常識な感じがします。
 皆様のところは、皆このようですか?
 お教え下さいませ。     m(_ _)m    野本
00384 99/09/28 20:27 ryo                RE:00383 税務署の調査って何?
eisaiさん,なむ野本さん,その他のみなさん。初めまして,ryoといいます。
7月に登録を済ませたのですが,なかなかきっかけがなく,今日に至ってしまいまし
た。名前だけの壇徒で,会社員をしています。インターネットはやって間もないた
め,本当は,なむ野本さんにくっつけて送信してよかったのか,本当のところわかり
ません。やはり,一度仏教フォーラムに行った方がいいのかもしれませんネ。でも今
回は,こういう形で投稿させていただきます。色々分からないこと・不思議なことを
お聞きしたいので,皆様どうぞ,よろしくお願いいたします。
なむ野本さんの
>  税務署から、何の通知もなく職員がやってきて「帳簿を見せろ」って
>  やりますか?
と言う話ですが・・・一般の会社では,あります。「見せろ」と言う態度をとるかど
うかは知りませんが,抜き打ち的に行われることはあります。一般の企業なんて,利
益を出すことが命題で,無駄な税金はビタ一文払いたくないから猶のことそうです。
もしかして,変なところから変な情報が当局に寄せられたのかも知れませんネ。
私なんか,お寺でご供養するときなど,なにも書かないことがあります。記入する瞬
間が何か,落ち着かないのです。名前があろうがなかろうが,それは仏様には関係な
いのに,っておもってしまうのです。でも,お寺さんからすると,困った壇信徒にな
るのでしょうネ。受付の人がいると,強制的に書かせられます。こういう困った人が
いるから,お寺さんとしても大変なんですネ。でも,それも僧侶の仕事の内って考え
て,忍ニクの鎧を着て頑張って下さい。←なんて言っても人ごとですから・・・
第一回目の記念すべき投稿は,これくらいにしておきます。
P.S.
Issaさんからのテーマ「シツウブッショウ」ですが,ずいぶん重いテーマです
ネ。
                                         ↑
                            漢字変換が難しいので
00385 99/09/28 21:22 kiku               RE:00383 税務署の調査って何?
なむ野本 様
はじめてお便りします。
> 税務署から、何の通知もなく職員がやってきて「帳簿を見せろ」って
> やりますか?
> 聞いた話では、事前に日時を書いた通知書が来る所もあるようです。
>
> 先日は、台風18号直撃の中、悠然とだらだらと質問した挙げ句、
> 帳簿を見せろと寺務所に踏み込みました。
> 査察ではないし(令状がない)、名刺を置いただけで、相当無礼な、
> 侮辱を受けたような気がしますが、これは正常な会計調査でしょうか?
友人に税務署員がいます。抜き打ちに税務調査はやるそうです。その際身分の証明は
明らかにしなければ
なりません。場合によっては、調査の前に問い合わせてもよいそうです。団体で、あ
るいは個人的に、顧
問弁護士がいれば、法的に抗議するのが一番です。名刺を置いただけ、というのが不
可解です。
変なことを言ったのがいるのかな、とも思います。この手の嫌がらせは、我々の世界
でも最近はよくあり
ます。ひどい時代です。何かのタネにしようとか、ニセ者もあります。
あわてると付け入ってきます。くれぐれもご注意下さい。
私は高校の教師をしています。禅を曹洞宗の花本貫瑞老師から習いました。ただあま
り熱心だったわけで
はありません。しかし、こんな時代だからこそ鎌倉の祖師方の心を大切にしたいもの
だと思いなす。
(教え子に弁護士がいますので、何かの時には聞いてみます。)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
  福島たけし(猛)
    kikuzuki@tokai.or.jp
    http//www2.tokai.or.jp/kotori/
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
00386 99/10/01 00:05 なむ野本           RE:00384 税務署の調査って何?
 ryoさん、こんばんわ
              なむ野本です
  亀レスごめんなさい。
>なむ野本さんの
>>  税務署から、何の通知もなく職員がやってきて「帳簿を見せろ」って
>>  やりますか?
>と言う話ですが・・・一般の会社では,あります。「見せろ」と言う態度をとるかど
>うかは知りませんが,抜き打ち的に行われることはあります。一般の企業なんて,利
>益を出すことが命題で,無駄な税金はビタ一文払いたくないから猶のことそうです。
>もしかして,変なところから変な情報が当局に寄せられたのかも知れませんネ。
 前回調査から5年経ってますので、またぞろ、解釈の違いとかで、
 課税するつもりで来たようです。
 若い2人でしたが、最初の玄関先での対応からして、傲慢な感じでした。
 調査の協力を要請するような感じではありませんでした。
   尊敬できる公務員なんてもんじゃないですね。(^^;)
>私なんか,お寺でご供養するときなど,なにも書かないことがあります。記入する瞬
>間が何か,落ち着かないのです。名前があろうがなかろうが,それは仏様には関係な
>いのに,っておもってしまうのです。でも,お寺さんからすると,困った壇信徒にな
>るのでしょうネ。受付の人がいると,強制的に書かせられます。こういう困った人が
>いるから,お寺さんとしても大変なんですネ。でも,それも僧侶の仕事の内って考え
>て,忍ニクの鎧を着て頑張って下さい。←なんて言っても人ごとですから・・・
  忍辱しない振りするのは、不利なんでしょうか?
  税務署から、今日は電話があって、無礼な行動するからもう協力できない
  と上司に言ってしまいました。
  私は、会計不正をしてないつもりで、通帳内容も、帳簿も、領収書も
  皆、見せましたが、一部は貸し出しました。
  過去を調べるのは分かるのですが、現在の帳簿や目の前にある布施の包みを
  開けて見せろと強要するなど、協力要請ではなく、押し込み強盗のようです。
>第一回目の記念すべき投稿は,これくらいにしておきます。
  2回目もお願いします。私は傲慢な税務調査を受けたのが初めてでしたので。
>Issaさんからのテーマ「シツウブッショウ」ですが,ずいぶん重いテーマです
>ネ。
      悉有仏性って、税務署員にも仏心があるってことでしょうか?  
    (^^;)
                           
00387 99/10/01 00:54 なむ野本           RE:00385 税務署の調査って何?
  kikuさま、      なむ野本です
 どうか宜しくお願いします。
 (カメレスごめんなさい)
>友人に税務署員がいます。抜き打ちに税務調査はやるそうです。その際身分の証明
>は明らかにしなければ
>なりません。場合によっては、調査の前に問い合わせてもよいそうです。団体で、
>あるいは個人的に、顧
>問弁護士がいれば、法的に抗議するのが一番です。名刺を置いただけ、というのが
>不可解です。
>変なことを言ったのがいるのかな、とも思います。この手の嫌がらせは、我々の世
>界でも最近はよくあり
  税務署から今度は電話があり、続きを見に来る(年回帳面の書き写し)との
  ことでしたので、断りました。
  あれこれ文句を言ったら、急に上司に代わりました。
   「喧しい馬鹿なやつだ」と思われたようです。
  で、上司に、抜き打ち調査かどうか、事前に電話でもしないのかと聞いたら、
  その税務署ではそれは一切しないで、定期な調査でも突然に行くと言っていまし
た。
   *ウソかホントか分かりません。
  何でも名刺でなく、身分証明書を提示するのだそうです。私は見てない。
  かみさんも見てない。
   *最初から、脅しにかかってきてるってことは分かりました。
  私個人金融機関口座の過去5年間を全部書き出させているようです。
   *金融機関に聞いたら教えてくれました。
  私の秘密を許可無く勝手に盗み出すのは、職権かと聞いたら、答えませんでした。
  「職権だとしても、私に協力を要請する前に、非協力な者と同じに扱うなら、
  協力する必要は無いということですね?」「それは困ります」
  「帳簿を見せろと言う前に、身分を証明するものや、調査の趣旨を示すのが
  手順ではないのか?」「それをお願いしたはずです」。。。私は聞いてない。
  見せて貰いますと寺務所に踏み込んできました。帳簿も関係ないものも
  勝手に運び出しました。査察と同じようです。ただし令状がなかったから、
  任意調査なんでしょうね。これに証拠能力はあるのでしょうか?
  布施の包みの中も開けて見せろと強要されました。開ける必要は無かったんです
ね。
  拒否したのは、檀家名簿の複写と年回帳の複写です。
  他は全部複写も貸し出しもしました。やましいことは無いと思っているからですが
  1つ、お土産は用意して有るんですけど。
>ひどい時代です。何かのタネにしようとか、ニセ者もあります。
>あわてると付け入ってきます。くれぐれもご注意下さい。
 慌てることはありませんが、老僧(施設に入ったきり)にも給料を出してます。
 痴呆になったので、強引に私が住職になってしまったからです。他に継承の
 弟子もないし。で、私と同額を支給してます。
  これを、不当だと言う可能性はあります。年額200万円ですけど。
  総代会でも承認を受けていますけど、ダメでしょうか?
 税務署は、職権で何でもやれそうですね。税金採れそうな解釈をまず押しつけて、
 所得にしなくても良いものでも脱税にできるんですから。
 それも5年さかのぼって、延滞金を付加して強奪するのが仕事ですから
>私は高校の教師をしています。禅を曹洞宗の花本貫瑞老師から習いました。ただあ
>まり熱心だったわけで
>はありません。しかし、こんな時代だからこそ鎌倉の祖師方の心を大切にしたいも
>のだと思いなす。
 へー禅を修行されたんですか? 私も少々はあるけど、教え付きではなかった。
 ただ坐り方だけ。だから税務署を追い返せなかった。(^^;)
 (私の宗派の修行はしました。で、資格はもらったんです。)
>(教え子に弁護士がいますので、何かの時には聞いてみます。)
 ゼヒお願いします。正しく税務署員に対応する方法が知りたいです。
 拒否出来ることは何かとか。
 弁護士が良いのか分かりませんが、税理士にこれから全部やってもらって、
 税務署員の横柄な態度に接したくないようにしたいのですが、無理でしょうか?
 
 「帳簿なんか付けてないよ」って通れば良いなあ。
   財務部長は、いつもこの手でやるっていってました。ウソ見たい。
 税務調査結果が出てから、異議申し立ては誰にするんですか?
 お友達の税務署員さんに聞いてもらえると良いのですが。
00388 99/10/01 18:36 Eisai              RE:00387 税務署の調査って何?
kikuさん、ryoさん、なむ野本さん、こんにちは。
 管理者が留守をしてすみませんでした。体調を崩すくらい仕事を抱えていまし
て・・・。ちょっと落ち着きましたが・・・。
 >  前回調査から5年経ってますので、またぞろ、解釈の違いとかで、
 >  課税するつもりで来たようです。
 税理士は頼んでいないのですか?
 うちも定期的に調査に来られますが、寺院を得意とする税理士立ち会いのもとで調
査してもらいます。
 >   1つ、お土産は用意して有るんですけど。
 昔は、税務署員一人一日あたり30万円のお土産(申告漏れのでっち上げ)が必要
だという理不尽な話もありました。ただ、最近はそんなことはなく、追徴課税などあ
りません。
 >  若い2人でしたが、最初の玄関先での対応からして、傲慢な感じでした。
 忙しい最中にアポもなしでやって来て、挨拶もできないような人間で、身分証の提
示もなければ私だったら追い返したでしょうね。
 >  税務署から、今日は電話があって、無礼な行動するからもう協力できない
 >  と上司に言ってしまいました。
 なむ野本さんが仰るんですから、余程特殊な例なのでしょうね。
 >   開けて見せろと強要するなど、協力要請ではなく、押し込み強盗のようです。
 国税ではないですよね。
 >       悉有仏性って、税務署員にも仏心があるってことでしょうか?  
 >     (^^;)
 おお・・・。
 やはり本覚法門は間違いかな・・・。下種しなければいけないのか。
 下種結縁してあげて下さい。
 >    「喧しい馬鹿なやつだ」と思われたようです。
 そういうのって嫌ですね。
 > で、上司に、抜き打ち調査かどうか、事前に電話でもしないのかと聞いたら、
 > その税務署ではそれは一切しないで、定期な調査でも突然に行くと言ってい
 > ました。
 >    *ウソかホントか分かりません。
 うちは、調査前に必ず事前連絡があります。
 >  見せて貰いますと寺務所に踏み込んできました。帳簿も関係ないものも
 >  勝手に運び出しました。査察と同じようです。ただし令状がなかったから、
 >  任意調査なんでしょうね。これに証拠能力はあるのでしょうか?
 酷いですね。私だったら写真かビデオでも撮ったでしょうね。もちろん電話のやり
とりも録音して・・・。でも、弁護士が必要なような話ですね。
 >   布施の包みの中も開けて見せろと強要されました。開ける必要は無かっ
 >  たんですね。
 布施の中身など、施主の檀信徒も見られたくなかったでしょうね。
 >   拒否したのは、檀家名簿の複写と年回帳の複写です。
 これはプライバシーに関わることであることは税務署も知っているはずなのに。う
ちでも、檀家であれ税務署員であれ過去帳と檀家名簿は絶対に見せません。
 ひょっとして、新興宗教に所属する署員の嫌がらせではないですよね。組織力のあ
る教団員を、脱会させたり、やりこめたりしませんでした?
 >  弟子もないし。で、私と同額を支給してます。
 >   これを、不当だと言う可能性はあります。年額200万円ですけど。
 老僧より「私」の額を問題にしていたりして・・・(^_^;
 滋賀県で勤務しておられるからそれで十分なんでしょうが・・・。
 いえいえ、私は会計を母親と税理士に任せていますので何も知りません。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00389 99/10/01 22:10 kiku               (発言者削除)
00390 99/10/01 22:14 kiku               RE:00387 税務署の調査って何?
なむ野本様
        kikuより                        
なかなかたいへんなようですね。
たぶん、何かの情報で、なむ野本様には失礼なようですが、税務署はクロだと見てい
るのでしょう。何もなければ、しつこく来ることはありません。なむ野本様が何もな
い、と思っていても、相手はそうは思っていないわけです。
残念ながら、現在の宗教者や私ら教育者に対する世間の目は、想像以上に厳しいよう
です。とんでもない輩がいるからです。たいへんな迷惑です。しかし、これが現実で
す。
さて、ご老僧の給料の件、通常の社会一般の通念なら給料は出せませんから、そのこ
とはあるかもしれません。この場合の「総代会でも承認」も、残念ながら法的には何
の根拠もありません。給与所得の根拠はあくまでも法に基づきますから、名目は慎重
にされた方がよいでしょう。不満はあるでしょうが、法の許す範囲、限度での贈与、
という形が無難です。
弁護士、又は税理士に、ということですが、月並みですが、それが最もよい方法だと
思います。私のお世話になっているのは黙仙寺というお寺ですが、信徒さんに公認会
計士の方がおり、お任せしています。公認会計士は法的に全権を代行しますから、そ
れでよいわけです。黙仙寺でも税務調査があり、時には不快な言動もあったようです
が、それ以上のことはないようです。
税務調査結果が出てから、異議申し立てはできますが、期間や方法等細かい規則があ
るのが普通ですから、個人ではなかなか面倒です。手続きは弁護士を通した法がよい
でしょう。
私は組合に入っていますが、日の丸が何だかんだというではなく、組合には顧問弁護
士がおり、不当と思われることやトラブルには、法的手続きを代行してくれるからな
のです。
給与所得の件は、当然税務上の問題も生じますから、なるべく早く、弁護士、又は公
認会計士にご相談された方がよいでしょう。
とっさに思いつくことでご参考になるかどうかわかりませんが、ご連絡まで。
00391 99/10/01 23:53 なむ野本           RE:00388 税務署の調査って何?
  Eisaiさん、お久しぶり(^o^)
                 なむ野本
 
 海外からお帰りだったんですか?報告を楽しみにしてたんですが。
> 管理者が留守をしてすみませんでした。体調を崩すくらい仕事を抱えていまし
>て・・・。ちょっと落ち着きましたが・・・。
  まさか(^^;) 税務に?
> 税理士は頼んでいないのですか?
> うちも定期的に調査に来られますが、寺院を得意とする税理士立ち会いのもとで調
>査してもらいます。
 頼んでないです。だって私、年収200万円だもの。
 でも、これからは頼もうかな。檀家に税務署勤務の方も居るようだから、
 これを避けて、無関係の会計士。でも報酬が出ないなあ。なんでも3億
 以上くらいでないと、会計士も詰まらないそうです。
 知人は、5万円で頼んでいるって言いましたから、引退した税理士を
 探してお願いするか。でも、やはり調査に来るんじゃあ何にもならない。
 税務署の顏を見ないで済むようにしたいんですよ。
  いつも忙しくて土日しか居ないことにしようかな。
  それとも、帳簿を付けずに全部丼勘定にして、口座は他府県に預ける。
  訊かれても、わからん。適当にしてくれ。って方法。
 まあ、協力するだけ損になるんでしょうね。
 正直者は馬鹿を見る、じゃない、正直者は税を強奪される。
> 昔は、税務署員一人一日あたり30万円のお土産(申告漏れのでっち上げ)が必要
>だという理不尽な話もありました。ただ、最近はそんなことはなく、追徴課税などあ
>りません。
 そうなんですか? どんぶり勘定に限るってことですね。
 相当大きな寺でも、全然来ないっても言われます。相当な所得税を払っている
 からでしょうね。
> 忙しい最中にアポもなしでやって来て、挨拶もできないような人間で、身分証の提
>示もなければ私だったら追い返したでしょうね。
 一度は追い返したんです。次の日を約束したのがいけなかった。
 24日台風直撃日。来たときは穏やかでした。めちゃくちゃになっても、
 悠然と聞き取り調査なんかして、外は?小屋は?屋根は?壁は?植木は?
 雨漏りは?と心配なんか、どこ吹く風。外は大荒し。
 これについては、後で抗議した電話で上司がお詫びしますと言いました。
 墓桶置きがぶっ倒れ、25万円がバランバラ(・_;) 補強しておけば(・_;)
> なむ野本さんが仰るんですから、余程特殊な例なのでしょうね。
 宗議会議長に訊いたら、そりゃ当たりが悪かったね。だって。
> >   開けて見せろと強要するなど、協力要請ではなく、押し込み強盗のようです。
>
> 国税ではないですよね。
  酷税です。
> >       悉有仏性って、税務署員にも仏心があるってことでしょうか?  
> >     (^^;)
> おお・・・。
> やはり本覚法門は間違いかな・・・。下種しなければいけないのか。
> 下種結縁してあげて下さい。
 そう56億7千万年未来に。下種のために、しばらく相当期間、税務署員の
 アポを受けないようにします。
> > で、上司に、抜き打ち調査かどうか、事前に電話でもしないのかと聞いたら、
> > その税務署ではそれは一切しないで、定期な調査でも突然に行くと言ってい
> > ました。
> >    *ウソかホントか分かりません。
>
> うちは、調査前に必ず事前連絡があります。
 電話ですか? 文書ですか? 文書なら内容を教えて下さい。
> ひょっとして、新興宗教に所属する署員の嫌がらせではないですよね。組織力のあ
>る教団員を、脱会させたり、やりこめたりしませんでした?
 いえいえ決して。入って欲しくない檀家さんも受け入れてます。だから増える。
 本当は何とかかんとか言って、減らしたいんです。家は安いので喜ばれているので
 貧しい方が入りたがる。で、税務署が疑う。悪循環。
> 老僧より「私」の額を問題にしていたりして・・・(^_^;
> 滋賀県で勤務しておられるからそれで十分なんでしょうが・・・。
 充分ではありませんが、それしかないのです。だから檀家数の割に
 おかしいと思っているようです。これからはドンブリじゃああ〜
> いえいえ、私は会計を母親と税理士に任せていますので何も知りません。
  では、ドンブリじゃなく、タライくらいで?
00392 99/10/02 00:23 なむ野本           RE:00390 税務署の調査って何?
  Kikuさま
             なむ野本です
>なかなかたいへんなようですね。
 ご指導ありがとうございます。
 馬鹿にまでされることはないと思うんです。常不軽菩薩じゃないから。
 向こうは「そんなことはない」と言いましたが、そう言うしかないですよね。
>たぶん、何かの情報で、なむ野本様には失礼なようですが、税務署はクロだと見ている
>のでしょう。何もなければ、しつこく来ることはありません。なむ野本様が何もない、
>と思っていても、相手はそうは思っていないわけです。
  でしょうね。仏教会で提言して、納税ハウツーを教えて貰うか、抗議方法を
 決めておくかなんて対策が必要かも知れません。
>残念ながら、現在の宗教者や私ら教育者に対する世間の目は、想像以上に厳しいようで
>す。とんでもない輩がいるからです。たいへんな迷惑です。しかし、これが現実です。
  現代の宗教弾圧。宗教家による宗教家の堕落、のような......
 税務署員も相当ひどいのがいると思います。神奈川県警だけじゃないと。
 新聞記事にでないなあ。よほど巧く隠している、きっと。
>さて、ご老僧の給料の件、通常の社会一般の通念なら給料は出せませんから、そのこと
>はあるかもしれません。この場合の「総代会でも承認」も、残念ながら法的には何の根
>拠もありません。給与所得の根拠はあくまでも法に基づきますから、名目は慎重にされ
>た方がよいでしょう。不満はあるでしょうが、法の許す範囲、限度での贈与、という形
>が無難です。
  そうなんでしょうね。親父に給料出すってのは私の夢だったんですけど。
 なんでも、寺庭婦人が入院しているのに給料を出すのは不当だと、住職給に
 して課税したことを聞かされてます。
  居るだけでもありがたい前住職って檀家は言うんですが、所得税逃れと
 税務署に言われるんですね。きちっとするからいけなので、ドンブリが
 絶対良いです。「ワテの頭にはしっかり入ってる」ワシの記憶は間違いない。
 と言い放つ。何の調査協力もしない。銀行には預けない。
>弁護士、又は税理士に、ということですが、月並みですが、それが最もよい方法だと思
>います。私のお世話になっているのは黙仙寺というお寺ですが、信徒さんに公認会計士
>の方がおり、お任せしています。公認会計士は法的に全権を代行しますから、それでよ
>いわけです。黙仙寺でも税務調査があり、時には不快な言動もあったようですが、それ
>以上のことはないようです。
  問題はその報酬と、税理士に任せても税務署の顏を見なきゃいけないのが
 問題。
>税務調査結果が出てから、異議申し立てはできますが、期間や方法等細かい規則がある
>のが普通ですから、個人ではなかなか面倒です。手続きは弁護士を通した法がよいで
>しょう。
  調査結果の報告を聞かない、受け取らないのはどうでしょうか?
 私は受け取っても聞いても居ないので、払う義務が発生しない。
>私は組合に入っていますが、日の丸が何だかんだというではなく、組合には顧問弁護士
>がおり、不当と思われることやトラブルには、法的手続きを代行してくれるからなので
>す。
  宗には顧問弁護士がいますが、拙寺のじゃないからダメですね。
>給与所得の件は、当然税務上の問題も生じますから、なるべく早く、弁護士、
>又は公認会計士にご相談された方がよいでしょう。
  取りあえず、税務署に追いかけ回していただく。捕まるまで逃げ回る。
 いよいよダメなら、税理士に頼むからそれまで待ってくれとまた逃げる。
 傲慢な態度が改まるまでは、非協力的な方法を取るといって、また逃げる。
 それで最後に、本当に税理士に頼む。取りあえず支払う。
 翌年から、ドンブリでやる。私にもどうなってるか解らなくなる。
  あとは、前年度通りで数十年続ける。
    なんて非協力プログラムは、世間の非難を浴びるでしょうね。

00393 99/10/02 00:35 Issa               RE:00383 税務署の調査って何?
 なむ野本さんの投稿、すごい反響ですね。私も考えさせられてしまいました。とい
うの
 もこのことは宗教の大前提に関する問題を含んでいるように思えたからです。
 それは私たちには永遠の生命があるという大前提です。
永遠の生命があるから、私たちがこの世でなした努力、善行は決してムダにはならな
い、
必ず魂の向上に益するという事実です。
他への施しはこの世だけを見れば自分からの持ち出しですね、そうですね、
でも永遠の魂修行という目で見たら全く違ってきますね。
 
 そしてもっと大切なことは永遠の生命があるということはそれを造られた方がおら
れる
 という事実ではないでしょうか。
 信仰とはまずこのことに対する感謝にはじまる、私たちが無限に向上してゆける仕
組み
 を作られた方への感謝にはじまるのではないでしょうか。
 感謝の心は施しの心を生みます。
施しの中でももっとも尊いのは、この永遠の生命の事実と、永遠の生命が無限に向上
して
ゆくための正しき道を説いてくださる方と、その教えを衆生に伝えんと日夜努力して
いる
人々、すなわち三宝に対する布施ではないでしょうか。
 
 もちろん三輪清浄の教えどおり、布施は真心でなしてこそ功徳(魂の向上)を生む
ので
 あり、そうでなければ布施という言葉を使うのは不適当だとおもいます。
 
 どうやら税務所さんの目には布施は単なる金品の移動としてしか映らないのかもし
れま
 せん。
 
 現代は今回の「事件」にみられるように間違った見方が蔓延してますね、僧職にあ
る者
 は真理を伝えることが仕事です、永遠の生命に立脚した正しい信仰、正しい見方を
もっ
 ともっと世に普及していくことの大切さを感じた一件でした。
 
00394 99/10/02 14:11 Eisai              RE:00391 管理者のお留守失礼しました
re 391
なむ野本さん、どうもです。
 >  海外からお帰りだったんですか?報告を楽しみにしてたんですが。
 バンコクに四泊しただけです。
 仏教でもいろんな違いがありますね、枝葉末節のことですが。
 そのうち。
 今、僧侶育成のカリキュラム委員会とかの小委員会で、指導要綱を作る仕事をして
います。60ページにもなる、たたき台を作る宿題があって、途方に暮れながら日々
過ごしています。時間がぁ・・・。
 私は訓育現場の経験者として、指導要領(現場の指導マニュアル)を作る役目だと
思ってたのですが、畑違いの物理学科の学部卒が、仏教学の大学院修了者がするよう
な仕事をしているのであります。とても勉強になって有り難いのですが・・・。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00395 99/10/02 14:11 Eisai              RE:00391 税務署の調査って何?
 >  頼んでないです。だって私、年収200万円だもの。
 うちは市の仏教会で税理士をお願いしているような話だったと思います。その税理
士もお寺の税務には詳しいようです。
 うちでは、税理士に月々3万円くらい支払って、特別な書類を作って頂くのはプラ
ス5万円くらいだと思います。
 >  税務署の顏を見ないで済むようにしたいんですよ。
 酷い人ばかりじゃないのでしょうけど。
 悪徳金儲け坊主の特異な例をビデオでも作って、署員を洗脳しているのではないか
な。それで血気盛んな若手税務署員が、行き過ぎた行動をとるのでしょうか。
 それにしても以前から内偵されているんじゃないですか?
 >  相当な所得税を払っているからでしょうね。
 詳しいことは知りませんが、年収を実質より高く設定して、税金をたくさん払うよ
うにし向けているように思えます。うちなんか、寺全体で年間何百万円も税金を納め
ているようです。規模は大きくないお寺ですが・・・。
 にしても、私の実質給料はここ数年ベア(base up)ゼロです。ボーナス含めても
日給にすると1万円台です・・・。

 そんでもって、3年周期くらいで税務調査に来られますよ。二日間来るといっても、
一日目でかたが付いているようです。そのかわり、会計簿は緻密につけているようで
す。そして、定期的に税理士も帳簿をつけに来られます。
 >  24日台風直撃日。来たときは穏やかでした。めちゃくちゃになっても、
 >  悠然と聞き取り調査なんかして、外は?小屋は?屋根は?壁は?植木は?
 >  雨漏りは?と心配なんか、どこ吹く風。外は大荒し。
 山陰地方は直撃でしたよね。
 それは税務署員と上司の非常識でしょうね。
 >  電話ですか? 文書ですか? 文書なら内容を教えて下さい。
 電話です。
 日程は税務署のいう日にちではなく、税務署、税理士、当方の三者が都合の良い日
にして頂いています。
 >  いえいえ決して。入って欲しくない檀家さんも受け入れてます。だから増える。
 >  本当は何とかかんとか言って、減らしたいんです。家は安いので喜ばれている
ので
 >  貧しい方が入りたがる。で、税務署が疑う。悪循環。
 檀家一軒あたり年間7万円の収入があるという計算を某税務署がしているという話
を10年前に聞いたことがあります。どこまでを檀家というので全く違いますが、遺
憾ですね。
 >   では、ドンブリじゃなく、タライくらいで?
 タライで計れるほど山禄はありませんです。 (^_^;
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00396 99/10/04 12:52 なむ野本           RE:00394 管理者のお留守失礼しました
  Eisaiさん、催促ついでに
               なむ野本

> バンコクに四泊しただけです。
> 仏教でもいろんな違いがありますね、枝葉末節のことですが。
> そのうち。
 ぜひ、感じられたことなどお教え下さい。
> 今、僧侶育成のカリキュラム委員会とかの小委員会で、指導要綱を作る仕事をし
>ています。60ページにもなる、たたき台を作る宿題があって、途方に暮れながら
>日々過ごしています。時間がぁ・・・。
 前向きな教団ですね。聞いただけで有り難い。
> 私は訓育現場の経験者として、指導要領(現場の指導マニュアル)を作る役目だ
>と思ってたのですが、畑違いの物理学科の学部卒が、仏教学の大学院修了者がする
>ような仕事をしているのであります。とても勉強になって有り難いのですが・・・。
  そういう畑違いの方の方が、良く気が利いた指導ができる面もあると
  思います。ひょっとして人生の正念場かもしれませんよ。
                  なむ野本
00397 99/10/04 13:35 なむ野本           RE:00395 税務署の調査って何?
 Eisaiさん、こんにちわ
            なむ野本です    
> >  頼んでないです。だって私、年収200万円だもの。
>
> うちは市の仏教会で税理士をお願いしているような話だったと思います。その税理
>士もお寺の税務には詳しいようです。
  ふうむ。良い税理士が必要ですね。でも、顏の広い税理士でないと、
  税務署員が全然相手せず、寺院の調査するようです。
  さすれば、費用も大きいでしょう。
> うちでは、税理士に月々3万円くらい支払って、特別な書類を作って頂くのはプラ
>ス5万円くらいだと思います。
  年額40万円は必要ですね。ふ〜む。
> 酷い人ばかりじゃないのでしょうけど。
> 悪徳金儲け坊主の特異な例をビデオでも作って、署員を洗脳しているのではないか
>な。それで血気盛んな若手税務署員が、行き過ぎた行動をとるのでしょうか。
>
> それにしても以前から内偵されているんじゃないですか?
 それほどの立派な寺院ではありません。やたら境内・建物はでかいけど、
 内容は非常に貧弱です。また葬儀があって初七日法要までして3.5万円
 頂きました。これが帳簿に載れば、ごまかしていると言われるのは必定。
 宗教法人なんかこの世に無駄なものと思われているのは、税務署員だけ
 ではなく、壇信徒もそうかも知れません。
  税務署の教育も、悪質宗教法人からイカに所得税を取り上げるか、
  懸命になっているから、ビデオだけでなく、実施研修もやってるでしょう。
  とにかく全部、悪質として対応するんでしょうね。
  檀家にも、拝んで欲しくもないのに、呼んでやったんだから有り難く思えと
 言われているような感じも受けます。ちょっと問題ですね。私だからではなく、
 前住職からそうでした。そうでない檀家もあるんですけどね。
 そんな檀家が、寺に寄付をさせられて、腹立まぎれに税務署に告発して見た、
 ってことはあり得ます。でも会計上は何の心配はありません。
 あるのは、数千万を建築に前住職が寄付しました。これに贈与税をかける
 可能性があります。35%。そんなケースは教団では聞かないと言ってましたが、
 大蔵省マニュアルの古いのに書かれてます。
  そうなると破産ですね。とても払えない。全財産を寄付したんだから。
> >  相当な所得税を払っているからでしょうね。
>
> 詳しいことは知りませんが、年収を実質より高く設定して、税金をたくさん払うよ
>うにし向けているように思えます。うちなんか、寺全体で年間何百万円も税金を納め
>ているようです。規模は大きくないお寺ですが・・・。
> にしても、私の実質給料はここ数年ベア(base up)ゼロです。ボーナス含めても
>日給にすると1万円台です・・・。
 それは、年齢相応も勘案してあるかも知れません。
 ご住職が年収2000万円を超えると、自動的に15%だったかな所得税です。
 年額何百万円もの所得税は、巨額ですね。だからもっと取れると調査に来る。
> そんでもって、3年周期くらいで税務調査に来られますよ。二日間来るといっても、
>一日目でかたが付いているようです。そのかわり、会計簿は緻密につけているようで
>す。そして、定期的に税理士も帳簿をつけに来られます。
 もう、帳簿も止めてしまって、ドンブリ勘定で済まして、調査もお断り
 ってわけには行かないのでしょうか?
> >  24日台風直撃日。来たときは穏やかでした。めちゃくちゃになっても、
> >  悠然と聞き取り調査なんかして、外は?小屋は?屋根は?壁は?植木は?
> >  雨漏りは?と心配なんか、どこ吹く風。外は大荒し。
>
> 山陰地方は直撃でしたよね。
> それは税務署員と上司の非常識でしょうね。
  そうですよね。来る日がたまたま約束の日だから良いでしょう。
  来たら、続けて良いかどうか判断したらいいのに。
  一度入ったらこっちのもの式、押し込み強盗。
> 檀家一軒あたり年間7万円の収入があるという計算を某税務署がしているという話
>を10年前に聞いたことがあります。どこまでを檀家というので全く違いますが、遺
>憾ですね。
  保護家庭も檀家にしてますから、ここからは頂けない。葬儀は無料でも
  させていただいてます。でも、親戚がお供えしてくれますので、正式
  檀家さんより、心配りも気遣いも有り難く思います。
 年間7万円は、東京都や大阪府のような大都市圏はそうかも知れません。
 都市近郊の檀家さんは、土地成金が多いので、数百万円寄付なんか当然
 のようにされるようです。
  山の中では、地価は下がる一方。うちだと、2.5万円見当ですね。
  隣のお寺さんは、少ないと請求書が届くそうです。
  ですから、うちの倍以上でしょう。けど檀家が少ないからしょうが
  ないのでしょうね。
  それと一緒にされてはたまりません。
  
> タライで計れるほど山禄はありませんです。 (^_^;
  失礼しました(^^;)       なむ野本
00398 99/10/04 13:59 なむ野本           RE:00393 税務署の調査って何?
 Issaさん、こんにちは
              なむ野本です
>必ず魂の向上に益するという事実です。
 悪徳代官も、仏様のお姿とせよということですか?
 
> そしてもっと大切なことは永遠の生命があるということはそれを造られた方がお
>られる
> という事実ではないでしょうか。
> 信仰とはまずこのことに対する感謝にはじまる、私たちが無限に向上してゆける
>仕組み
> を作られた方への感謝にはじまるのではないでしょうか。
>
> 感謝の心は施しの心を生みます。
 税務署が施しをしてくれるとは思えませんが。
 宗教活動の薬にもならないような気がします。
>施しの中でももっとも尊いのは、この永遠の生命の事実と、永遠の生命が無限に向
>上して
>ゆくための正しき道を説いてくださる方と、その教えを衆生に伝えんと日夜努力し
>ている
>人々、すなわち三宝に対する布施ではないでしょうか。
> 
> もちろん三輪清浄の教えどおり、布施は真心でなしてこそ功徳(魂の向上)を生
>むので
> あり、そうでなければ布施という言葉を使うのは不適当だとおもいます。
  そうだとすれば、私に布施を貰う資格無いから、頂いてはいけないことに
  なります。そうすると、税務署は「ごまかしてる」として徹底的に調査し、
  何かの名称をたてて、寺に家賃を払えなどと強要するに違いないです。
  現に3年前、教団の役員に対してご指導がありました。結局、これは
  向こうが間違えたことにして、沙汰止みになりましたが。
  どうするにせよ、税務署の、非常にイヤな不愉快な調査を受けねばイケマセン。
 
> どうやら税務所さんの目には布施は単なる金品の移動としてしか映らないのかも
>しれま
> せん。
  金品の移動は、もらった側は所得です。出した側は贈与です。
  両方から、税金を絞る取るのが税務署の仕事です。
  信仰の有無・行為なんか、眼中に入れないで仕事するのが、正しい公務員。
   *情けないなあ。優れた宗教家なんか、育つわけがありません。
    あとは、卑屈にやるしか無くなります。
  公務員のような、宗教専門の僧侶がいれば、修行にも没頭できますけどね。
 
> 現代は今回の「事件」にみられるように間違った見方が蔓延してますね、僧職に
>ある者
> は真理を伝えることが仕事です、永遠の生命に立脚した正しい信仰、正しい見方
>をもっ
> ともっと世に普及していくことの大切さを感じた一件でした。
> 
  
  憲法改正にまでなるでしょうか。宗教自由放任は、宗教の自堕落と国家からの
  弾圧を招きます。現在の憲法だと解決出来ない問題ですね。こんな情態だと、
  不愉快な思いをしなくても良い税制なんて、夢物語かも知れませんね。
  私自身は、昔の僧剛のような宗教局が必要で、そこで宗教・寺院のあり方を
  指導・規制しないと、この問題は永遠にトラブルの温床になるように思います。
  政治家だけでは、国家運営はだめでしょうね。
00399 99/10/04 20:55 Eisai              四弘誓願の出典は?
 衆生無辺誓願度 数かぎりない衆生をさとりの彼岸に渡そうという誓願
 煩悩無尽誓願断 尽きることのない煩悩を滅しようという誓願
 法門無量誓願知 量り知ることのできない仏法の深い教えを学びとろうという誓願
 仏道無上誓願成 無上のさとりを成就したいという誓願
 宗旨によって、部分的に違うかも知れませんが大同小異でしょう。
 ところで四弘誓願は、『心地観経功徳荘厳品』に原形が見られるそうですが、この
経典の翻訳は唐の般若によるとされ、更に後代の翻訳である可能性もあるそうです。
 そこで疑問なのですが、唐の前である隋の時代、天台大師の『摩訶止観』に四弘誓
願があります。こちらの方が漢文としては古く確実とも考えられ、出典として相応し
い気がしますがどうなのでしょう。
 ▼
 |\(*^^)v  Eisai
  ̄
00400 99/10/05 01:22 なむ野本           RE:00399 四弘誓願の出典は?
 Eisaiさん、こんばんわ
                なむ野本です
  (こういう話題が良いですね)
> 宗旨によって、部分的に違うかも知れませんが大同小異でしょう。
>
> ところで四弘誓願は、『心地観経功徳荘厳品』に原形が見られるそうですが、こ
>の経典の翻訳は唐の般若によるとされ、更に後代の翻訳である可能性もあるそうです。
>
> そこで疑問なのですが、唐の前である隋の時代、天台大師の『摩訶止観』に四弘
>誓願があります。こちらの方が漢文としては古く確実とも考えられ、出典として相
>応しい気がしますがどうなのでしょう。
  私は、関口眞大博士に、天台大師が最初、と聞かされてます。
  文献学的には、天台をさかのぼれないようです。
  確か、天台大師の『次第禪門』が『摩訶止觀』より先だったように思います。
  つまり、大正蔵46、476Bあたりはどうでしょうか。
  天台大師の師、南嶽慧思の真偽不明の著書
    無諍三昧 46巻 630C  636C なんかは?
    菩薩戒儀 續蔵105 2C なんかは?
 

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