●きっかけ
インターネットで仏教会議室を運営していた。そのとき天台宗のお坊さんとネットで知り合いになり、親切にも観賞用蓮華の栽培用途の蓮根を送って戴いた。
●園芸について無知蒙昧
さて、天台宗のお坊さんから栽培方法の簡要なレクチャーを受けたが、園芸はど素人。油粕という肥料の名前すらしらなかった。それでも、手探りで蓮根を植えたのであるが、一番大きな失敗は腐葉土100%の用土に植えてしまったことである。よく花が咲いたものだ。(笑)
●苦労した鉢探し
一番苦労したのが、大きな鉢を探すことである。最低でも40〜50リットルの鉢が必要であり、しかも水をはる以上は底に穴があってはならない。
JCで知り合った地元では有名な中華料理店の社長に無理をお願いして皮蛋(ピータン)の壺を2つ取り寄せて戴いた。(1つ5000円) こちらは開口部の面積も容量も小さく最適とはいえない。
あとは、ホームセンターで50〜60リットルのプラスチック製の植木鉢を2つ買ってきた。底の穴が丸くて小さかったので、試験管用のゴム栓で穴をふさいだ。ただ、このゴム栓であるが、根っこの圧力で抜けてしまい水が抜けてしまう事故があり、金魚が殉職してしまった。南無・・・・。こちらの鉢は平成14年以後使っていない。
●開花
何とか開花してくれた。といっても、浄台蓮(赤)が1輪、舞妃蓮(白)が2輪だけである。
●考察
・鉢
初心者の問題はこの鉢探しに尽きるだろう。蓮根を入手してからジタバタしても遅い。鉢は事前に入手しておかないと、蓮華栽培に適した100リットル規模の陶器の鉢は見つからない。
・用土
先に述べたとおり、腐葉土100%の用土など愚の骨頂であった。しかも、1年間も水につけておくとヘドロになり、昔のドブ川の臭いがした。(笑)
荒木田土が良いと言われるがそんなものは入手できない。赤玉土を代用する。いちいち、玉状の土をつぶす人がいるが、たくさんの鉢を植える私はそんな悠長なことはしない。
・総論
ともかく蓮華はそんなに神経質にならなくても咲く。ただし、十分な日射量が必要である。また、鉢が小さいと、葉も花も小さくなってしまうし、開花数も減ってしまう。あまりに小さいと開花すらしない。
園芸には全く興味の無かった私であるが、蓮華の花を咲かせたことで蓮華栽培にはまってしまった。それほど素晴らしい。自分で育てた蓮華が、はじめて花が咲かせたときの感動は言説尽くしがたい。
(平成15年現在の後述談)
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