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天台山国清寺の伽藍


 ○隋塔 (ずいとう)

 隋代の西暦 598年に建てられた高さ 59.3m の塔。六角九層のベージュ色の煉瓦作りである。手入れが行き届かないのか、最上部には毛が生えるように細長い草(木?)が茂っていた。国清寺から徒歩2〜3分。途中には七佛塔があり唐代の天文学者一行禅師の記念塔がある。

○豊干橋

豊干橋前の狛犬 豊干橋

弥勒殿 (みろくでん)

 山門から本堂(大雄寶殿)に向かって最初にくぐる御堂。勧請されているのは丸々と太った金色の弥勒菩薩。この形式は他の中国仏教寺院と同じ。

弥勒殿前で灯明を灯す女性信徒 ロウソクはやはり赤色
弥勒殿の小さな門をくぐる 弥勒殿の弥勒菩薩
額には「示歓喜相」とある
威迹金剛 密迹金剛
 ○鼓樓・鐘樓 (ころう・しょうろう)鼓樓・鐘樓

 弥勒殿をくぐって左右に対に建立されている二重の塔のようなものが鼓樓(左)・鐘樓(右)である。



 ○雨花殿

 本堂(大雄寶殿)の手前の御堂。中には彩色された大きな四天王が勧請されている。

雨花殿

多聞天・広目天 (四天王) 持国天・増長天 (四天王)


大雄寶殿

 本堂にあたるお堂である。本尊は大きな釈迦如来。脇師は比丘姿。十大弟子の阿難・迦葉。裏向拝(うらごはい=御本尊の裏側)には、これも大きな観世音菩薩を中心とした素晴らしい彫り物があり、観る者を魅了してやまない。

大雄宝殿 本尊(釈迦座像、脇師は阿難、迦葉)
大雄宝殿の中心部 燭台
裏向拝の観世音菩薩 (背景の彫り物も素晴らしい) 普賢菩薩


  ○題目宝塔

 日本の日蓮宗が建てたお題目の宝塔が大雄寶殿の左奥の坂の上に立っている。1986年に建てられたもの。

碑文についてはここをクリック


日蓮堂 ○日蓮堂

 大雄寶殿(本堂)に向かって左側の観光客の入れない区画に日蓮堂がある。

 小さな部屋だが大曼荼羅御本尊が掲げられ、天台山と日蓮宗との交流の写真や、過去の参拝団の旗が掲げてある。




境内地図
天台山国清寺 境内地図

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