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日蓮宗の仏事

心構え

 

法華すなわち日蓮宗の仏事について書いた。日蓮宗に限らず、他の宗旨(宗派)でも通じることは少なくないと思う。反面、同じ宗旨でも地域や住職の考え方で違いはあると思う。その辺は読者の臨機応変の判断を期待するものである。

● 心構え 

 (1)尊重(精神)

 敬虔尊重の念を持つこと。 誠意を捧げて深く敬うこと。

 (2)厳粛(態度)

 威儀厳粛であるべきこと。 作法にかなった立居振舞い、おごそかで慎み深い振舞い。

● 荘厳 (しょうごん) 

 サンスクリット原語 vyuha の意味は、「みごとに配置されていること」「美しく飾ること」。漢字の「荘」「厳」はいずれもおごそかにきちんと 整える という意味。

 荘厳は一般には「そうごん」であるが仏教では「しょうごん」と読む。

● 形と多様性 

 形ではなく形に現れる心が大切 (立正大学名誉教授 故 久保田正文先生)

 仏事の作法を大切にすることももちろん大切である。しかし、昨今は形にばかりとらわれて、仏教の信仰の本質を忘れた日本人も多いと私は感じる。現在の住宅事情や墓事情では、仏壇の相や墓の相にこだわっていられないと思う。それよりも、誠心誠意の信仰に、仏も先祖も心打たれるのではないだろうか。

 形を云々して脅迫めいた主張をする者や書籍が珍重される傾向も一部にあるが、形にとらわれて本質の信仰までないがしろとなっては本末転倒も甚だしいのではないだろうか。

 多様性 

 近所の人にああ言われた。本にはこう書いてあった。姑さんにはこう言われた。どれが本当なんだろう?

 それぞれに矛盾があったとしても、恐らくほとんどの回答は間違っていないと思う。仏事に多様性があってよいのではないか。大阪から東京に行くのに、新幹線、飛行機、高速バス・・・色々な方法があると思う。どれも、間違いではない。ちゃんと、大阪から東京に到達できるのだから。

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