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烏魯木斉(ウルムチ)


● 敦煌から烏魯木斉へ

 敦煌から烏魯木斉へは X09218 便を使った。この飛行機は 19:30 敦煌発の予定であったが、実際には 9:30 発となった。10時間もフライトが早くなってしまったのである。その情報は3日前にもたらされていたが、いやはや・・・・。
 5年前は別の中国国内のフライトで午前の便が午後になったこともあったけ。その時は、空港に着いてから中国人のスルーガイドが気付いた。

ボゴダ峰(5445m)が見えてきたら烏魯木斉はすぐそこ

なんと6枚のプロペラ 機体は Fokker 50 か

 飛行機は2発エンジンの上翼機である。おそらく、Fokker 50 ではないかと思う。6枚羽のプロペラが特徴である。よく、こんな細い羽のプロペラで推力が出るなと感心した。

 フライトの後半、左側にボゴダ山脈が見えてきた。ボゴダ山脈の北側を飛んでいるのである。つまり、天山北路に沿って飛んでいるのだ。地図をみると、大回りのような気もするが、何らかの理由があるのだろう。

 さて、東西に300〜400kmもあろうボゴダ山脈に見とれていると、右(西)の方に印象的な形をした、ひときわ高い山が見えてきた。地図を見ると、それがボゴダ峰(5445)であることするわかった。そのボゴダ峰を左に見ながら飛行機は烏魯木斉の方へ左旋回して着陸する。

● 烏魯木斉

 烏魯木斉はやはり大都市だった。人口200万人の新疆ウイグル自治区の中止都市。市街地も広く、高層ビルも建っている。ここはもう新疆ウイグル自治区、漢族だけでなく西域のいろいろな民族が住む街である。先ほどのボゴダ峰だが、冠雪した姿が烏魯木斉の街からも綺麗に見える。

烏魯木斉市街からのボゴダ峰(5445m) 車窓より

黄昏時の高層ビル 烏魯木斉は都会

 

● 新疆ウイグル自治区博物館

博物館は工事中 右奥に臨時の博物館がある

博物館にやって来た小学生

 立派なイスラム風の建物の博物館だと聞いていたが、何と全部つぶして新規に建築工事をしていた。
 工事現場の裏側に、展示品の一部が陳列されていた。日本語ガイドもいる。

● 蘭美女のミイラ (新疆ウイグル自治区博物館)

 この博物館が工事中ということで危惧していたが、有名な「蘭美女」のミイラを観ることができホッとした。彼女のプロフィールを・・・・。

楼蘭美女 1980年出土 45歳 身長152cm(生前157cm) 血液型O型

 博物館の日本語ガイドによると蘭美女はエックス線で見ると肺が真っ黒だったそうだ。おそらく、砂漠の細かな砂が肺に蓄積してしまったのだろうということだ。彼女のDNAを調べると、ヨーロッパ人の血が70%くらい入っているアーリア系人種とのこと。彼女は研究のため来日して日本で調査されたこともあるそうだ。
 彼女が45歳というのは意外だったが、たしかにグロテスクなミイラではなく。普通に近い顔をしている。美人だったかどうかは想像するしかない。
 彼女には鷲の羽が一本、額の上部に飾ってあった。服も着ている。当時の貴族だろうとのこと。また、エジプトの王族のミイラのように、内臓を取り出したりという措置はされていないとのことだった。

 その他、ミイラを10体ほど展示してあったが、脂っこい中華料理のフルコースの昼食を食べたばっかりの状態では、気持ちが良いものでなかった。調査や学術的な理由もあるだろうけど、元のお墓に戻してあげたい。南無○○○○○。

● 夜市

 広い中国であるが、時間は全国土が北京タイムである。烏魯木斉は北京より2時間の実質上の時差がある。写真の夜市の屋台が賑わいだすのは夜10時を過ぎてからである。

 今般は団体旅行だから、基本的に夕食も団体行動に従った。しかし、本心はこの夜市で夕食を食べたかった。
 炭火でシシカバブーを焼く臭い、小さな土鍋の料理、子羊の丸焼き、餃子、果物屋など飲食店が中心である。その他には、服、ゲーム、そして身体測定をする店、いろいろあって面白かった。

烏魯木斉の夕日 撮影時刻 21:35 約100mの間に露天がひしめく
メインはシシカバブーと鍋料理 小麦を練ったような塊を包丁で削いで鍋へ
名物シシカバブーを炭火で焼いている この10分後には凄い人通りとなる
頭のない鶏たち 子羊の丸焼き 手前は餃子

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